人気芸人たちが珠玉のネタで沸かせる大阪の“笑いの殿堂”、なんばグランド花月が今年11月で38周年を迎えます。これを記念した「なんばグランド花月 豪華スペシャル月間!」が、いよいよ11月1日(土)からスタート! 10月28日(月)に劇場前で行われた記者会見には、西川きよし、吉本新喜劇・酒井藍、島田珠代らが駆けつけ、11月1日(土)〜3日(月・祝)に実施される第1弾キャンペーンの豪華な内容をアピールしました。

きよし「なんばグランド花月は芸人憧れの檜舞台」
この日の会見が開かれたのは、なんばグランド花月1階のオープンスペース。MCを務めるNON STYLE(石田明、井上裕介)が、きよし、藍、珠代を紹介すると、道ゆく人は思わぬスターの登場に大盛り上がりです。
「豪華! 週替わりキャンペーン!」と銘打った特別企画の第1週となる11月1日(土)〜3日(月・祝)の3日間は、「おかげさまで38周年! スペシャル3DAYS〜笑いも感謝も、小さなことからコツコツと〜」と題する第1弾キャンペーンを実施。この期間、本公演のステージにはきよし、海原やすよ ともこ、かまいたち、笑い飯、麒麟らが勢ぞろいし、新喜劇には藍、珠代ら豪華メンバーが出演します。

「こけら落としから、相棒(故・横山やすし)と一緒に出させてもらっている」というきよしは、「われわれのころは、なんばグランド花月に出るのが夢やった。檜舞台ですよ。看板(に名前)が出たときはうれしかったなぁ」としみじみ。
藍は、なんばグランド花月での新喜劇の楽しみ方として、「初日、中日、楽日と3回見に来ていただければ、私たちの気持ちの波が見られる。たとえば初日は、誰がセリフを飛ばすか……」と“裏”の見どころを紹介します。
特にセリフを飛ばしやすいのは島田一の介で、珠代によると「飛ばしかけたときに白目になる」とか。そんなライブ感もなんばグランド花月の魅力で、「ぜひ劇場に足を運んで」と呼びかけました。

ちなみにキャンペーンタイトルにもなっている「小さなことからコツコツと」はきよしのギャグとして有名ですが、これを広めたのは実はオール阪神だったそう。きよしが参議院選挙に出馬した際に口にしたフレーズを、阪神がピックアップしたのが始まりで、「いまでは北海道から沖縄まで、どこに行っても、お年寄りから子どもまでみなさんに言われる」と喜んでいました。
人気芸人たちが場内アナウンスを担当
その第1弾キャンペーンの気になる内容は――まずは、事前の抽選で選ばれた小学生に、前説芸人と一緒に公演を盛り上げてもらう「こども一日支配人」。そして、来場者全員に「大入り袋」をプレゼントします。
試しに石田が袋を開けてみると、中にはその日のなんばグランド花月の香盤表がデザインされた限定ステッカーが! さらに、当たりが出たら出演芸人のサイン色紙(ランダム)がもらえます。

また、スペシャル月間の1カ月間は、なんばグランド花月の公演前後に流れる劇場アナウンスを、人気芸人たちが週替わりで担当。きよし、珠代、藍はもちろん、内場勝則、未知やすえ、すっちー、ミルクボーイらが登場します。
「もし、私と内場兄さんのアナウンスを聞かれたら、2人の温度差に注目してください」というのは珠代。きよしは「吉本興業に所属して61年、初めての場内アナウンス」とうれしそうです。「すごく光栄」と笑顔の藍は、「いつもよりもええ声出しちゃいました。音源をもらって帰りたいぐらい」と、出来ばえを自画自賛しました。
超豪華なプレミアムチケットに大興奮!
スペシャル月間中には、ここでしか手に入らない、限定セットチケットも販売されます。
最前列中央ブロックに座れて記念品もついてくる「いっちゃんまえチケット」、スペシャル弁当と“食べもんみやげ”がついた「うまいもんつきチケット」、38周年記念オリジナルグッズがついた「ええもんつきチケット」、そして「うまいもんつきチケット」と「ええもんつきチケット」の内容がすべて含まれた「ええもんうまいもんつきチケット」の4種類。

価格は「いっちゃんまえ」「うまいもんつき」「ええもんつき」が1万円、「ええもんうまいもんつきチケット」が1万4,000円となっており、「いっちゃんまえ」は好評につきすでに完売していますが、残る3種類は好評発売中です。
NON STYLEの2人は、「うまいもんつき」の38周年記念弁当や、「ええもんつき」で手に入るマグカップや箸、トートバッグなどのグッズを公開。“ここだけ”のレアアイテムに、藍は思わず「ええもんとうまいもん、両方ついてるやつがいい! (弁当の空き)箱も持って帰りたい!」と大興奮していました。
やすしとの舞台に「あれは忘れられない」
なんばグランド花月の思い出エピソードに「#わたしとなんばグランド花月」をつけてXで投稿してもらう企画は、ひと足早くスタートして10月31日(金)まで実施中。
井上から「どんなことを投稿されますか?」と聞かれた藍は、故・桑原和男が“たれ乳”の衣装をつけ忘れて、舞台で本来の“男性の乳”を出してしまったハプニングを挙げながら、「私なら『どうしよう!?』となるけど、桑原師匠は堂々としていた。カッコいいなと思った」と大先輩の舞台度胸に驚嘆。

きよしは、なんばグランド花月がオープンしたときの、やすしとの舞台の思い出を。「ええ劇場ができたなあ。相当カネかかったやろ」と言うやすしに、「あんたがカネ出したわけやないやろ」とツッコむとドカーンと笑いが起きたことを振り返りながら、「あれは忘れられない」と懐かしそうに語ります。
石田も、なんばグランド花月での初単独ライブで「張り切りすぎて、オチのところで差し歯が飛んだ。舞台が暗転するなか、拾いに行きました」と思わぬエピソードを明かすなど、それぞれ濃い思い出がある様子。
最後はきよしの「38周年を迎えることができたのも、ひとえに応援していただける皆さん方のおかげ。ありがとうございます」という感謝の挨拶……から、その後もなんばグランド花月をめぐる話が止まらず、井上から「ちょっと長いですわ」とツッコミが。

一同大爆笑のなか、気を取り直したきよしが「これからも出演者の心を一つにして、皆さんに楽しんでいただけるなんばグランド花月にしたい」と力を込めて締めくくりました。
週替わりキャンペーンは第2週以降も「乳首ドリルえんぴつ」や「すち子のねぶり飴」のプレゼントなど、バラエティ豊かなキャンペーン企画がたっぷりと用意されています。
キャンペーンホームページ:https://ngk.yoshimoto.co.jp/2025/09/38-1.html
