大阪マラソン事前イベントで元バドミントン選手・小椋久美子がフルマラソン挑戦を表明! NMB48坂下からは”ランナーの風格”が…【大阪マラソン2026】

大阪マラソン2026の開催まで、あと100日あまり。“スポーツの秋”にふさわしい気候になった10月26日(日)、大阪マラソンの事前イベント『10K & Fun RUN Presented by Osaka Metro』が大阪・長居公園と園内にあるヤンマースタジアム長居で開催されました。芸人やアイドルも参加して白熱したランが繰り広げられたこのイベントの様子を、前回の大阪マラソンでフルマラソンを完走した、ファニマガ”大阪マラソン担当”の芸人ライター・茜250ccの善家カズマサがレポートします!

出典: FANY マガジン
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昨年、5年ぶりに開催されたこのイベントは、今年も”日本陸上公認大会”という本格的な「10K(10キロ)」の部と、家族や友人と楽しく走れる「Fun RUN(3.2キロ)」の部の2つのレースが実施されました。

マラソン芸人がボケなしでウォーミングアップを指導

心配された雨も止み、太陽が姿を見せ始めた長居公園は、たくさんのランナーや部活動の学生たち、そして10Kの部に向けてウォーミングアップをする人などであふれ、まさに”スポーツのための公園”といった雰囲気。すごい活気に満ちています。この日のイベントでは「10K」「FUN RUN」ともに、Jリーグ・セレッソ大阪のホームスタジアムでもあるヤンマースタジアム内の陸上トラックと長居公園内を走ります。

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最初に行われた「10K」の部のオープニングセレモニーに登場したのは、以下の面々です。

MC:飯室大吾(FM802DJ)、コウノ・オブ・ザ・イヤー
ゲスト出走者:
坂下真心、板垣心和、中川朋香(NMB48)
宇野けんたろう(げんき~ず)
十田卓、エナジー西手(十手)
応援ゲスト:
小椋久美子(元バドミントン選手、大阪マラソンスペシャルサポーター)
青原優花、石山千尋(NMB48、大阪マラソン応援サポーター)

まずは、よしもとが誇る”マラソン芸人”宇野けんたろうさんが指導するストレッチを参加者全員で行います。フルマラソンで自己ベスト「2時間33分」の記録を持つ宇野さんは、レース前のストレッチのやりすぎはよくないことや、効果的なストレッチ方法など、専門的な知識を披露。

出典: FANY マガジン
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芸人らしからぬ”真面目”なストレッチに、十手の2人から「全然ボケへんやん!」とツッコまれますが、前年の大会で、よしもと芸人がボケ過ぎたためにスタートが遅れてしまうという問題が発生したのだとか(笑)。

「それで今年は芸人の数が減らされとんねん!」と返す宇野さんによる効率的なストレッチと、MCコウノさんによる的確なタイムスケジュールの管理により、この日は時間ぴったりでの出走となりました。

いつも思いますが、コウノさんの圧倒的MC力と、舞台でもイベントでも時間きっちりに進行するタイムスケジュール力は勉強になります!

出典: FANY マガジン
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沿道の応援を受けて走る10キロはまるで大阪マラソン!

準備も整い、いよいよ「10K」の部が始まります。ランナーはAグループからDグループに分かれてスタート地点に並びますが、入賞を狙う先頭のAグループからは、本当の陸上大会さながらの熱気があふれています。

そんな様子を見て、MCの飯室さんは「大阪マラソン当日を思い出します」と驚きの表情。スタジアムの観客席からは友人への声援や、「お父さん頑張って~!」「ママ頑張れ!」と家族を応援する子どもの声が飛び交っています。

宇野さんは記録を狙うためAグループからの出走、Dグループ最後尾からは十手がランナーを応援しながら走ります。NMB48メンバーでは、フルマラソン初挑戦となった前回の大阪マラソンを4時間9分43秒で完走した実力の持ち主、坂下さんが、今回の大阪マラソン2026で初めてフルマラソンに挑戦する板垣さん、中川さんの2人を引っ張って走ります。

出典: FANY マガジン
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そして号砲が鳴り響き、一斉にスタート! 記録を狙うAグループのランナーは、さすがのペース! 「10K」の部では、スタジアムから長居公園のコースを計3周しますが、先頭集団は1キロあたり約3分のペースで走り、約10分でスタジアムに帰還。これにはMCのコウノさん、飯室さんともに「速い、速い! すごい!」と驚きを隠せません。

結果は、男子の1位が31分16秒でゴール! 宇野さんも35分台と好記録でのフィニッシュとなりました。宇野さんは「沿道からたくさん応援されて、『さながら大阪マラソン』だった」と話していました。

NMB48の3人は笑みを浮かべつつ、仲よく横並びで、60分でゴール! このペースだと本番は4時間台のゴールも可能な素晴らしいペースです。10キロ初挑戦の板垣さんと中川さんは”経験者”の坂下さんに、キツくなってきたときの呼吸法や効率的な給水の仕方をラン中に教えてもらったのだそう。坂下さんからは”ランナーの風格”を感じます。

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わたしはゴール地点からレースを見ていたのですが、先にゴールしたランナーが、あとからゴールする皆さんを称える姿がとても印象的で、人情あふれる温かい光景は本当に「さながら大阪マラソンだな」と感じました。

ランナーに寄り添いながら声援を送って走る十手さんもとてもカッコよかったです! 十手さんは、漫才をしている普段の姿と走っている姿のギャップがスゴすぎて、男のわたしも惚れてしまいそうです(笑)。

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「みんなと応援し合いながら走るのが楽しかった」

続く3.2キロの「FUN RUN」の部では、ゲスト出走者として小椋さんとNMB48から青原さんと石山さん、そして「10K」の部から引き続き宇野さんと十手さんが走ります。

オープニングセレモニーでは、なんと小椋さんが大阪マラソン2026でのフルマラソン挑戦を表明! またNMB48の2人は「3.2キロ走ったことがありますか?」と聞かれて、「ないです……」と不安げな表情を見せますが、元気に完走することを宣言しました。

出典: FANY マガジン
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「FUN RUN」の部は、小学生くらいの親子ペアや、ランニング仲間同士のペアが目立ちます。スタート地点で宇野さんが「やるでー!」と声をあげると、「おー!!」と全員で返し、和気あいあいとした雰囲気でスタートしました。

スタート直後には、小学生ランナーがまるで短距離走のようなスピードで爆走! これは小学生が参加するマラソンイベントでは恒例の現象で、この光景を見るたびにいつも、笑みがこぼれます。

そしてNMB48の2人は宣言通り、19分のタイムで笑顔でゴール。小椋さんは20分でゴールし、「みんなと応援し合いながら走るのが楽しかった」と充実した表情でした。

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そこから続々とランナーがゴールしていきますが、なかでも印象的だったのは6歳の男の子とお父さんのペア。6歳の小さな体ながら、力強い走りと凛々しい顔でゴールした姿がとてもカッコよかったです!

また車椅子ランナーを押しながらゴールした家族や、先週ヒザを手術しながらも懸命に走りきった方など、一人ひとりのランナーの走りにドラマがあり、「FUN RUN」の部はとても温かい雰囲気に包まれていました。

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NMB48坂下「伴走者の条件は…」

イベント終了後にはコウノさん、坂下さん、そして小椋さんの囲み取材が行われました。

「FUN RUNで親子で走る姿が羨ましかった」というコウノさんは、家に帰ったら8歳の息子さんに「『一緒に走ろう!』と言ってみます!」と嬉しそうに語りました。またフルマラソン挑戦を表明した小椋さんは、過去に挑戦した際に39キロ地点でケガでリタイヤしたことがあるそうで、「完走が目標」と話しました。

そして、わたしは坂下さんに、どうしても聞きたいことがあったので質問してみました。

それは、応援ランナーにつく「伴走者」のこと。応援ランナーには、中継のための機材運搬やペース配分などのサポート役としてよしもと芸人が伴走するのですが、前回、坂下さんの伴走を務めたのが、わたしの同期芸人である黄昏の森・森島でした。ところが、その森島が今年春に上京してしまったので、今回は伴走を務めることができないのです。

出典: FANY マガジン
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森島には数々の奇人伝説があるのですが、なかでも有名なのが、大阪から実家の奈良に帰省するときには、電車代をケチって走って帰っていること。森島は超倹約家なのです。

その結果、脚力が異常に鍛え上げられ、マラソン経験がないにもかかわらず山岳レースに出場したところ、経験豊富なランナーたちを抑えてなんと入賞! そんな実績から前回の伴走に選ばれた経緯があるのですが、そんな“頼り”になる森島は、今年はいません。そこで、坂下さんの求める「伴走ランナーの条件」を聞いてみたのです。

すると前回、森島は実は伴走時に何回もトイレに行ってしまい、その都度、坂下さんは不安になっていたとのだとか! そのため、伴走ランナーの条件は「最後まで一緒に走ってくれる人」とのことでした(笑)。森島! なんとかならんかったんか!?(笑)

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突然マイクを向けられテンパった!

ということで囲み取材も終わり、今年の「10K & Fun RUN」も大盛況で幕を閉じました……と言いたいところなのですが、ひとつ今回の取材で心残りなことがあります。

エンディングの際、MCのコウノさんが、記者席にいたわたしにマイクを向けてこう言いました。

「今日のイベントには、実はもう1人、芸人が来ています! FANYマガジンの芸人ライター、茜250cc・善家です! 善家、何か一言くれますか?」

唐突な出来事にテンパったわたしは、マイクに向かって自分の名刺ギャグを叫びました。

「ジャンボアーイ!」

広大なヤンマースタジアムに響き渡るわたしの「ジャンボアーイ!」。秋の涼しさにもかかわらず、汗ばむシャツ。何を言ったら正解だったのでしょうか……?

出典: FANY マガジン
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というか最近、取材時にいつも「ジャンボアーイ!」と言っています。そしてそのとき、必ずコウノさんがいます。コウノさんは、悪い顔をしていたようなしていなかったような……。

芸人ライターとして、いかなるときにマイクを向けられても対応できるよう精進します!

「大阪マラソン2026」まで残すところ約100日です。出場される皆さんは、どうかケガなくベストコンディションで臨めますように。そして応援する方はランナーたちの躍動に、いまから期待しましょう!!


『大阪マラソン2026』公式サイト:https://www.osaka-marathon.com/

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