11月1日(土)に38周年を迎えた“笑いの殿堂”大阪・なんばグランド花月では、「なんばグランド花月 豪華スペシャル月間!」と題して11月のまるごと1カ月、週替りでキャンペーンを実施しています。第3弾となる11月11日(火)〜17日(月)の初日には、劇場1階のオープンスペースで記者会見が行われ、ジャルジャル(後藤淳平、福徳秀介)、吉本新喜劇座長のアキ、そして10月にあった吉本新喜劇総選挙で1位になった山田花子が登壇。豪華キャンペーンの概要を発表しました。

ジャルジャルは「コントのトリで“コントリ”」
MCを務めるのは、ザ・プラン9の浅越ゴエ。さっそくジャルジャルの2人とアキ、花子を呼び込みます。
福徳は「(なんばグランド花月では)コントも見られるぞ、というアピールのため」、寒さに負けずに衣装の半袖短パン姿で登場。アキは「今日も1日、“いいよぉ〜”の日で!」とあいさつし、「吉本新喜劇座員総選挙2025で第1位」と紹介された花子は「1位じゃないんです。ダントツの1位です」と訂正して笑わせました。
11月11日(火)〜17日(月)は、いよいよキャンペーンも後半戦。「極上落語×賞レースチャンピオン祭り×アキ新喜劇ウィーク!〜おもいっきり笑ったらいいよぉ〜!」と題し、またまた盛りだくさんな企画を展開します。

この期間、本公演では1週間にわたって、桂文珍が極上の話芸を披露。吉本新喜劇には座長のアキをはじめ、花子、内場勝則、未知やすえといった豪華メンバーが出演します。
さらに「賞レースチャンピオン祭り」として、“笑いの頂点”を極めたチャンピオンたちが日替わりで出演します。
初日となる11日(火)に出演したジャルジャルは『キングオブコント2020』王者。ほかにも『M-1グランプリ2001』王者の中川家、『M-1グランプリ2005』王者のブラックマヨネーズ、『M-1グランプリ2018』王者の霜降り明星、『キングオブコント2021』王者の空気階段らが顔をそろえます。
ちなみにMCの浅越も『R-1ぐらんぷり2003』王者で、『吉本新喜劇座員総選挙』3連覇のアキ、今年1位となった花子も合わせると、全員“チャンピオン”の会見となりました。

出演者のラインナップを見た花子は、「みんな若手のころから見てきたんですけど、なかなか時代に合ったええ漫才をしてる」と上から目線でコメントし、一同爆笑となりました。
ジャルジャルは、なんばグランド花月の本公演で日によってトリを務めることもあるそうで、現状、コントをメインにしたコンビでは唯一の存在。アキは「すごい時代です」と感心しきりで、福徳は「コントのトリで“コントリ”と呼ばれている」、後藤は「コント師匠を目指して頑張りたい」とそれぞれ語りました。
花子の「ズル休み」とアキの“下ネタ”トラウマ
この期間、お楽しみの来場者プレゼントは、アキ座長の千社札。「お母さんから『いつか千社札を配れるような芸人になりなさい』と言われていた。夢が叶いました」と笑顔のアキ。
ほかにも、期間中は劇場アナウンスを芸人が担当したり、38周年限定セットチケットの販売も。11日(火)からの1週間は、ミルクボーイによる「開演の場内アナウンス」と、アキと花子による「終演の場内アナウンス」が流れます。
前日にアナウンスを収録したばかりというアキと花子は、「4時間ぐらい練習してちゃんとやりました」「途中でちょっとモメました」とウラ側をチラリと明かし、浅越は「終演後(のアナウンス)が楽しみ」とワクワクしていました。

なんばグランド花月にまつわる思い出トークも大盛り上がり。まずはそれぞれの“なんばグランド花月初舞台”を聞いていくことに。
花子は高校時代、『夕焼けの松ちゃん浜ちゃん』(ABC)にレギュラー出演していて、毎週収録でなんばグランド花月に来ていたそう。当時はプロレスラーを目指していたため、「ほんまはイヤイヤ来てて……どうしても行きたくなくて、1回だけ、『遠足が長引いてる』って言ってズル休みしました」と衝撃の告白!?
アキはケンとのコンビ・水玉れっぷう隊として初めてなんばグランド花月の舞台に立ちましたが、その際に“手見せ”(出番をもらうためにネタを見せる場)で、先輩が「うんこ」と言って怒られているのを目撃したため、「トラウマになって、それ以来、NGKで一度も下ネタを言ってません!」とキッパリ。子どもからお年寄りまで客層が広い会場は、「本当に難しかった」とほろ苦デビューを振り返っていました。

ジャルジャルがオーディションに落ちて…
ジャルジャルの初舞台は15年ほど前で、「お試しみたいな感じで、突然、出番を1回だけいただいた」とか。福徳は「成長してないという意味ではないんですが、初舞台でやったネタを今日これからやります」と偶然の一致に驚きです。
後藤は、若手の劇場・baseよしもと(現NMB48劇場)のオーディションに落ちたとき、この日の会見場所である劇場1階で頭を抱えていたと振り返り、アキは「うわー、青春やなあ! ええ話!」と目を細めていました。
その後も、1日4回公演でも“あること”においては疲れ知らずな島田一の介、新喜劇女性楽屋の謎ルール、妖精と女子高生を交互に演じ分けたある日の末成映薫など、おもしろエピソードが続々。
後藤はネタ中、舞台が明転してコントが始まるやいなや、2人のマダムが花束を抱えて舞台に置きに来たというハプニングを紹介。福徳は「ほんとに偶然ですけど、そのときもこのネタでした」と不思議そうに話していました。

最後はジャルジャルが、ギャラリーに無理やり謎のコール&レスポンスを強要するなど、らしさ全開で締めくくりました。
週替わりキャンペーンは11月最終週の第5弾まで、バラエティ豊かなキャンペーン企画がたっぷりと用意されています。
キャンペーンサイト:https://ngk.yoshimoto.co.jp/2025/09/38-1.html
