吉本新喜劇座員たちによるガチンコのネタバトル『寛平GM杯 ネタバトル〜吉本新喜劇記念日への道〜』が、2月5日(木)に大阪・よしもと道頓堀シアターで開催されました。間寛平GM(ゼネラルマネージャー)が発起人となり、吉本新喜劇から『M-1グランプリ』『キングオブコント』をはじめとする賞レースのチャンピオンやファイナリストを生み出そうと、2022年4月〜2024年3月に毎月行われてきたバトルが、なんと2年ぶりに一夜限りの復活! 計34組が、コントあり漫才ありピン芸ありの2分ネタで、3月1日(日)の『吉本新喜劇記念日2026』への出場権をかけてバチバチの勝負を繰り広げました。(写真は芸人カメラマンの番町・長居蒼季が担当しました!)

寛平GM驚き「みんなよう作ってきた」
第1部、第2部の2部制で、それぞれ17組・計34組が出場した今回のイベント。それぞれ上位3組にランクインした座員は、3月1日(日)の『吉本新喜劇記念日2026〜新喜劇67周年、今日からスタート〜』(大阪・なんばグランド花月)でネタを披露することができます。
MCは、第1部・第2部ともに座長の酒井藍。「こんなにいっぱい入ってくれてうれしー!」と大喜びで、「始まりますよ! 笑う準備できてますか?」と呼びかけるなど、会場の空気をしっかりあたためます。
客席後方の審査員席には、寛平GM、座長のすっちー、吉田裕、漫才の講師も務める作家・和田義浩さんが並び、座員たち渾身のネタを厳しくチェック。寛平GMは観客の熱気を肌で感じて「サイコー!」と雄叫びを上げます。

ネタ時間は2分。審査員4人(1人100点満点)の採点に観客点を足した合計点で順位が決定します。
第1部に登場したのは、以下の17組。
・太く清く(太田芳伸、清水啓之)
・筒井亜由貴
・NULL〔ヌル〕(小西武蔵、小林ゆう、ジャボリ)
・きだななみ
・セクシードッグの演説(松本慎一郎、玉置洋行)
・上野駿太
・かまぼこ番長(沖ひなた、久冨悠二郎)
・呑み仲間(新名徹郎、瀧見信行)
・アイリスガワ
・のろざっきー(野崎類、野呂桃花)
・清ちゃん音ちゃん(清水啓之、音羽一憲)
・ちゃんばら日本(平山昌雄、太田芳伸、仲澤秀朗)
・重谷ほたる&小林ゆう
・川越星
・生玉人形(生瀬行人、玉置洋行)
・タックルながい。
・べたーず(のぶよし、佐藤武志)
このうちなんと7組が、2025年4月の「金の卵12個目オーディション」で選ばれた座員(ユニットメンバーも含む)というフレッシな面々である一方、ベテラン・中堅勢の奮闘や新旧座員を融合したユニットも注目を集めました。
「みんなよう作ってきたとびっくりした。ちゃんとまとめてる」と、感心しきりの寛平GM。すっちーは、平山の天然ぶりが炸裂したちゃんばら日本に触れ、「ベタすぎて笑ってしまった。ぜんぶ味方につけたねえ」とコメントします。

島木譲二の弟分“小譲二”キャラでパチパチパンチをしまくったタックルながい。が「(肌が赤くなって)途中から心配になってきた」と語ったのは吉田。独特な自己紹介ネタで観客を異次元へといざなった川越も話題に上り、「全然ついていかれへん」と首を傾げながらも大笑いの寛平GMでした。
「師匠ー!」喜びの平山が天に叫ぶ
各組へのインタビュータイムでは、それぞれやり残したボケやギャグに全力投球。トム・ブラウンになりきって新喜劇の定番シーンを再現した重谷&小林は、酒井から絶賛されて笑顔。昨年、『手話新喜劇2』を成功させた筒井は、ピンネタでももちろん手話をテーマにしていて、「手話でお笑いをやるのは、自分にとって新しい挑戦だった」と振り返りました。

ほかにも、ネタそのままの毒舌ぶりをのぞかせた野呂や、ベテランらしいフリートークで笑わせたべたーずなど、各組の持ち味がここでも披露されていました。
第1部の審査結果は、以下の通り。
1位 ちゃんばら日本
2位 清ちゃん音ちゃん
3位 べたーず
チャンバラトリオ直伝のハリセンと本格的な殺陣が冴えた、ちゃんばら日本。平山は喜びのあまり「師匠ー!」と天に向かって叫んで、なぜか総ツッコミを受けます。

清ちゃん音ちゃんはサスペンスドラマを題材にした完成度の高いコント。音羽のひょうひょうとしたボケと清水の切れ味鋭いツッコミで笑わせました。
べたーずは、いつも通り安定感あふれる正統派漫才。「アウトか、セーフか」をキーワードに、息の合ったやりとりを繰り広げました。
追加合格を含めた全8組の出演が決定!
続く第2部に出演したのは、以下の17組。
・ズッコケ04(アイリスガワ、後藤サフィー)
・劇団まゆ&ルイボスティー(川本眞優、田中ルイボスティー)
・井上果音
・玉置ひろゆき・谷川ゆり(玉置洋行、谷川友梨)
・今別府直之
・目玉メガネ(佐藤太一郎、菅野智義)
・インサイト(おはる、野呂桃花、立花えこ)
・高関優
・ペルソナ(小西武蔵、上野駿太、咲方響、アイリスガワ)
・てのりだぬき(奥重敦史、清水啓之)
・NEWスターライト(新井崇史、川越星)
・入澤弘喜エンドロール(入澤弘喜)
・ツインビルダーズ(太田芳伸、生瀬行人)
・祐代朗功
・ひびゆう(咲方響、小林ゆう)
・大黒笑けいけい
・ノンシュガー(五十嵐サキ、小西武蔵)
ここでも「金の卵12個目」メンバーからのべ11人が参戦と、第1部以上に若さが炸裂する陣容となりました。
全員のネタが終わり、「おもしろかったねー! 玉置と谷川ゆりちゃんのネタは間もよかった」と、2人の独特の世界観に魅了された寛平GM。すっちーは「最近の高関くんを見ていると、どれが本当の彼なのかわからなくなる。怖い」と笑わせつつ、「入澤くんも新しいことにチャレンジしてる」と感想を語りました。

ネタを終えた座員たちは清々しい表情ですが、今別府は「芸人さんの二次会ではウケているのに……」と悔しそう。新井とのコントで地元・西成の魅力をアピールした川越は、「新井さんに、西成のよさを伝えるのを手伝ってもらえてうれしかった」と話しました。

ネタの延長戦とばかり、女子キャラで「みんな、大好きよ!」と投げキッスし客席をざわつかせたのは祐代。五十嵐はコントで全身レオタード姿を披露しましたが、「最近、鍛えてて引き締まってきてるから、このネタはウケないんじゃないかと思って……」と実は不安だったことを明かしました。
第2部の審査結果は、以下の通り。
1位 目玉メガネ
2位 ツインビルダーズ
3位 玉置ひろゆき・谷川ゆり
借金取りの意外な素顔が垣間見えるコントで、大きな笑いを巻き起こした目玉メガネが1位に。菅野は感激して「イヤーッ!」と悲鳴を上げ、コント内でオネエキャラ全開だった佐藤のお株を奪います。

新喜劇きってのマッチョコンビによるツインビルダーズは、随所に筋肉ネタを散りばめたオリジナリティあふれる漫才で票を獲得。
時代もののネタで沸かせた玉置&谷川は、「ただ私たちの2分間のイチャイチャを見てほしかった」と狙いを説明しました。

なお、その後の審査会を経て、2組の追加合格が発表されました。
・高関優
・ひびゆう
“肩幅広くとるヤツ”のネタですっちーを震撼させた高関と、ランウェイを舞台にした奇抜な発想のコントで驚かせたひびゆうが選ばれ、『吉本新喜劇記念日2026』には全8組が出演することになりました。

エンディングで寛平GMは「すばらしい! やってよかった!」と座員たちの奮闘を改めて讃えます。上位には入れなかったものの、座長たちの目に止まり、今後の新喜劇に登場するボケやギャグ、ネタが出てくるかも……? そんな期待もふくらむ濃〜いひとときとなりました。
公演概要

『吉本新喜劇記念日2026~新喜劇67周年、今日からスタート~』
日時:2026年3月1日(日)18:30開場/19:00開演
会場:なんばグランド花月
出演:間寛平、すっちー、酒井藍、アキ、吉田裕、辻本茂雄、島田珠代、山田花子、西川忠志、清水けんじ、千葉公平、松浦真也、森田まりこ、多和田上人、レイチェル、吉岡友見、小林ゆう、野崎塁、野呂桃花
【ゲスト】藤井隆
【OPアクト】秘蔵っ子
<ネタ>
ちゃんばら日本(平山昌雄・太田芳伸・仲澤秀朗)、清ちゃん音ちゃん(清水啓之・音羽一憲)、べたーず(のぶよし・佐藤武志)、目玉メガネ(佐藤太一郎・菅野智義)、ツインビルダーズ(太田芳伸・生瀬行人)、 玉置ひろゆき・谷川ゆり(玉置洋行・谷川友梨)、ひびゆう(咲方響・小林ゆう)、高関優
FANY Online Ticket :https://online-ticket.yoshimoto.co.jp/
※現地チケットは完売しました
