盟友さんまも登場! オール阪神・巨人“50周年”ツアーが爆笑フィナーレ「あともうちょっとかな。そのときはまだ来てほしくない」

デビュー以来、漫才界の先頭を走り続けてきたレジェンド、オール阪神・巨人の全国ツアー『オール阪神・巨人結成50周年「来て!見て!笑て!」』が、3月15日(日)になんばグランド花月で開かれた大阪公演で大千秋楽を迎えました。ゲストには笑い飯、ギャロップら実力派の後輩芸人たちがズラリ集結。主役の阪神・巨人は漫才だけでなく、落語に歌にトークに大活躍を見せ、終盤にはサプライズゲストの明石家さんまも登場! 半世紀の節目を飾るスペシャルな一夜は、最後まで笑いと祝福ムードに包まれました。

出典: FANY マガジン
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熟練の漫才を披露

昨年7月の宮崎公演からスタートした全国ツアーも、いよいよ最終日。デビュー当時の初々しい写真や華麗な受賞歴を振り返るオープニングVTRに続き、阪神・巨人が客席通路を通って入場すると、満員の客席から大歓声と拍手が上がります。

そしてサンパチマイクの前に立つと、さっそく漫才をスタート。「今日はいろんなことをやらせていただきます」と宣言したかと思うと、家族の話題や子育てのエピソード、若手時代から交流のある芸人仲間の思い出などを、軽快な掛け合いに乗せて繰り出します。

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ネタ終わりには、阪神がタイミングを間違えるハプニングに2人が大モメ!? コンビ仲のよさが伝わるその姿がさらなる爆笑を呼ぶという、スペシャル感あふれる幕開けとなりました。

2人は、後半にも2本目の漫才を披露。いまはなき京都花月で、観客がわずか3人だったという駆け出し時代の話に始まり、同じ時間を生きてきたシニア世代が思わずうなずくワードやトピックも織り交ぜながら、熟練の話芸で大いに沸かせました。

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阪神は落語、巨人は自慢のノドを披露!

この日は後輩芸人たちも祝福に駆けつけ、からし蓮根(伊織ラッキー、青空)、ガクテンソク(よじょう、奥田修二)、ギャロップ(林健、毛利大亮)、笑い飯(西田幸治、哲夫)がとっておきのネタで勝負。それぞれの持ち味全開で50周年を盛り上げました。

阪神・巨人による特別コーナーも用意。阪神は着物姿で高座に上がり、古典落語『ふぐ鍋』を口演。「(落語は)料金に入っていないので、批評はしないでください」と呼びかけて笑わせつつ、登場人物を生き生きと演じ分ける、さすがの芸達者ぶりを見せました。

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一方、巨人の歌のコーナーでは思わぬ“乱入者”が!? 阪神の曲紹介で舞台に現れたのは、巨人のモノマネで知られる兼光タカシ。本人を前に「僕がオール巨人です」と言い張って笑わせます。

事前にクレジットされていなかったものの、どうしても出たくて東京から来たことを明かし、大木こだまや美輪明宏、さかなクンなど多彩なモノマネを次々と披露。最後は巨人のモノマネで曲紹介まで行うという大サービスでした。

その後、“本物”の巨人が再登場し、『夢浪漫』『あんじょうやりや』『兄弟船』の3曲を熱唱。客席のファンから花束が手渡されるなど、まるでコンサートのような盛り上がりとなりました。

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漫才の神様に「やめたらあかん」と…

後半には、後輩芸人たちと阪神・巨人がトークを繰り広げる「なんでも答えて!阪巨師匠!」と題したコーナーを。

ギャロップから「いままでで、いちばん大変だった仕事は?」と聞かれると、巨人は漫才ブームのころを振り返り、金沢から京都の綾部までヘリコプターで移動した際のエピソードを紹介。トラブルに次ぐトラブルだったという珍道中に、あちこちから驚きの声が上がります。

ガクテンソクからは「50年続ける秘訣は?」との質問が。「“子はかすがい”と言いますけど、僕らの場合は仕事がかすがい。来た仕事をきっちりこなして、期待に添える漫才やテレビ番組をやっていく。それをずっと続けてきた感じ」と巨人。

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阪神は「コンビがしっくりいっていない時期もあったが、そのタイミングで賞をもらったりして、また頑張ろうと思えた。漫才の神様がいるとしたら“やめたらあかん”と言われてるような気がした」と振り返りました。

さんま、巨人にクレーム「歌いすぎやぞ!」

そして終盤、サプライズゲストとして呼び込まれたのが、巨人と同期の明石家さんまです。思わぬ大物の登場に客席は騒然! さんまは紙袋を掲げながら「寿司を差し入れで持ってきた」と笑顔。前日の夜中に作ったというオリジナルのお祝いTシャツ着用で、2人を感激させます。

出典: FANY マガジン
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さらに巨人に向かって、「お前、歌いすぎやぞ!」といきなりクレーム!? スタンバイして待っていたら、あと2曲歌うと聞き「はあ!?」となったとぶっちゃけ、「スナックやないねんから!」とツッコミを入れていました。

阪神・巨人からも、さんまへお土産が手渡されます。お好み焼きのコテや尿漏れ防止パンツなど、“3人だからわかる”品が入っており、そこからクロストークがヒートアップ。蔵出しエピソードが次々と飛び出す一方、年齢のせいか気づけば健康の話題になる場面も……。そのたびにさんまが「暗い話すな!」と何度もツッコミを入れて笑わせます。

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さらに、どっちが芸歴が上かでモメ始めるさんまと巨人を、阪神が呆れた様子で見守る場面も。最後はさんまの提案で「50周年!」「おめでとう!」のコール&レスポンス。満員の観客が声をそろえ、一体感あふれるなか大千秋楽は幕を閉じました。

「ずっと劇場でいい漫才をしたい」

終演後の囲み会見で巨人は、大阪公演についてこう語りました。

「いろんなところを回ってきたが、大阪だけは、何週間も前からちょっとプレッシャーがかかっていた。友だちや知り合いもたくさん来るし、ふだん(これまでのツアー)より漫才が1本多いんですよ。特別感を出したいと思ったんですけど、それが逆にプレッシャーに。でもなんとかお客さんに助けられましたね」

「プレッシャーはあまり感じていないと思っていた」という阪神も、「今日は朝4時に目が覚めて、そのまま寝ずに起きていました」と、特別な舞台だからこその緊張を明かしました。

出典: FANY マガジン
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次なる1年、51年目は「健康第一で、劇場に出してくれはるんやったら、ずっと劇場でいい漫才をしたい。阪神・巨人の漫才は劇場行かな見られへんよ、そういうことが浸透してくれたらうれしい」と巨人。体調がすぐれないこともあるそうですが、なぜか漫才だけはできると言いながら、「劇場に来てると、お客さんに元気もらうんかな」とファンへの感謝も忘れません。

また、50年のキャリアを改めて振り返り、巨人は「本当にラッキーラッキーで来たと思います。もちろん苦しい時代もありましたけど、それも乗り越えられて」としみじみ。

阪神は「あっという間でした。振り返れば長いけど、嫌やと思ったことはなかった。高校を出てすぐこの世界に入って、一発目で自分に合う仕事に出会えた」と話し、「よう(コンビを)別れんとできたなと思います。あともうちょっとかな。そのときはまだ来てほしくない」と笑顔を見せました。

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