渋谷よしもと漫才劇場と神保町よしもと漫才劇場が2館合同でおくる特別公演「トーキョーマンゲキオールスター!」が、3月28日(土)に東京・TACHIKAWA STAGE GARDENで開催されました。それぞれの劇場の人気企画やユニットのスペシャル版で、所属メンバーたちが劇場を飛び出し、TACHIKAWA STAGE GARDENの大舞台でそれぞれの企画に挑戦! 3時間を超える長丁場にもかかわらず、ファンで埋め尽くされた約2500席の会場は終始、お祭り感たっぷりの熱気と笑いであふれました。

金魚番長・古市があまりの恐怖に「ごめんなさい!」
最初の企画は、東京NSC24期の同期である金魚番長(箕輪智征、古市勇介)、ゼロカラン(ワキユウタ、たいが)、イチゴ(イクト、木原優一)、狛犬(坂口トラック、櫛野)で行うゲーム企画『24人の侍』。MCを務めるのは後輩の兄弟・体制、そしてゲストは同じ東京NSC24期で、『R-1グランプリ2026』ファイナリストとして注目を集めたラグビー芸人のしんやです。
この日、挑戦したのは「24 期のスクラムトライ!」。そのうち、「ショットガンシャッチ!」ゲームは、巨大ゴムに引っ張られ、高速で飛んでくるシャチのフロートをジャンプして避けるというものです。

プレイヤーとなったのは、ジャンプ力を買われた古市。しんやが客席から見えなくなるほど遠くまでシャチを引っ張ると、あまりの恐怖に「やめて! ごめんなさい!」と本気のお願い。しかし、非情にもシャチが発射されると、古市は……。
さらに第2回戦を前にゴムが切れるハプニングも発生して、ステージは早くも波乱続きです。
ドンデコルテ・銀次の“ご褒美チャーハン”は塩入れすぎ!
『益々荘』のコーナーでは、カゲヤマ(益田康平、タバやん。)、ドンデコルテ(渡辺銀次、小橋共作)、ダイタク(吉本大、吉本拓)、ニッポンの社長(辻皓平、ケツ)が登場。昨年の『M-1グランプリ』をきっかけに大きな話題を呼んだ、益田の実家で、銀次が下宿中の「益々荘」に関する2択クイズにチャレンジします。
住人である益田と銀次以外の6人が正解すれば、銀次の特製チャーハンを、不正解の場合は小橋特製のミートソースパスタを食べる権利が得られます。「なんで罰ゲームみたいになってるんですか!」と声をあげた小橋は、何時間も前からミートソースを仕込んでいることを明かし、それを聞いたタバやん。は「ちょっと食べたいかもな」と漏らしました。

益田の父親に関する問題が出題されると、カゲヤマと同期のダイタクは、益田の父親の面白エピソードを次々と披露し爆笑をさらいます。その間、大勢の観客が見守る中でつくりあげたチャーハンを味見した銀次は、「失敗です!」とまさかのひと言!
いつもと違う調理環境に味付けが狂ってしまったようで、それを聞いた回答者たちは、あわてて不正解と思われる答えへ移動しました。しかし、逆に全員正解!? 回答者たちは、塩がききすぎた“銀次チャーハン”を微妙な表情で試食しました。
対して、行き場を失った小橋のパスタは銀次が試食。最初のひと口で「うまい!」と大絶賛され、食べられなかった回答者たちを悔しがらせました。

9番街・なかむらしゅんが客席に合唱を強要
この日いちばんの問題企画『えぐいっちtokyo(仮)』は、9番街レトロ・なかむらしゅんのYouTubeチャンネルで企画の舞台版です。
参加者であるダンビラムーチョ・原田フニャオ、素敵じゃないか・柏木成彦、エバース・町田和樹、オフローズ・カンノコレクション、エルフ・はる、シンクロニシティ・よしおか、鉄人小町・小佐一季、金魚番長・古市が待つステージに、お腹をポリポリとかきながら気だるそうな表情のなかむらが登場。
そして、ステージに設置されたタイムカードを押すと、やっと“出勤”したかのようにテンションを上げてコーナーを進行していきます。

と、突然、観客にFUNKY MONKEY BABYS『ちっぽけな勇気』を合唱させたり、町田の髪の分け目を変えさせたり、古市に硬いフランスパンをかじらせたりとやりたい放題! 三・三・七拍子のリズムに合わせてヒントを出し合って正解を導く「三三七拍子ゲーム」の途中でも、ときどき原田の心の声が漏れ出したり、はるに前代未聞のドッキリを仕掛けたりと、“なかむらワールド”全開で会場を翻弄しました。
必見! シャッフルコンビの即興漫才
続いては、エバース(佐々木隆史、町田和樹)とド桜(村田大樹、かつやま)の2組による『阿吽』のコーナー。今回は「即興漫才エイトメンタッグマッチ!」が行われました。
4人ずつの2チームに分かれ、各チームから1人ずつ出て即興漫才をします。ここで、あらかじめ各チームに設定されたNGワードを相手に言わせるよう、即興漫才のなかで巧みに誘導するというなかなか難易度の高いゲームです。

第1回戦のゲストは大王(山内仁平、渡辺ポット)とミカボ(土屋翼、山田裕磨)。くじ引きの結果、赤チームは町田、土屋、渡辺、村田、黒チームは佐々木、かつやま、山内、山田のチーム分けとなりました。
漫才のお題は「タイムマシンで行くなら過去 or 未来」。まずは村田と佐々木の組み合わせで即興漫才がスタートしました。「原始人」「戦国武将名」といったNGワードを言わせたい佐々木は過去の話題を、「宇宙旅行」「人類滅亡」といったNGワードを言わせたい村田は未来の話題に持っていこうと、サンパチマイクを挟んだ攻防が続きます。
2回戦めのゲストはダイタクとドンデコルテ。NGワードである“ブランド名”を鮮やかに相手から引き出したのは策士、佐々木です。勝敗の行方だけでなく、シャッフルコンビによるレアな即興漫才はどれも必見!。

九条ジョーが「R-1最下位コメント」
R-1王者・今井らいぱちによる「イエスマン-NOとは言えない60分-」は、今回は30分の短縮版で開催されました。“イエスマン”とは、その名の通り、どんなムチャ振りにも「イエス」で答える、芸人の度胸とアドリブ力が試される企画。
今回はお決まりの白の衣装に身を包んだkento fukaya、さや香(新山、石井)、9番街レトロ ・京極風斗、エルフ・はる、ブラゴーリ(塚田裕輝、大ちゃん)、九条ジョー、素敵じゃないか・吉野晋右、めぞん・原一刻が挑戦しました。
ムチャ振りの内容は、事前にSNSで募集。容赦ない指令の数々を過去のライブで経験した京極は、「(前に参加したときに)新やん(新山)は汗で溺れた」と、この企画の過酷さを訴えます。

さっそく“イエスマン”がスタートすると、今井らいぱちの「おもしろR-1優勝コメント」や、九条ジョーの「R-1最下位コメント」、石井の「かわいい表情5連発」、原の「かわいい顔10連発」、京極の「犬のものまね」、ブラゴーリの「漫才」、ついには禁断のキス指令まで……。抱腹絶倒の芸人魂に、会場も大満足でした。
13キロ絞ったさや香・新山、上裸で「写真撮ってええよ!」
ラストを締めくくったのは、ナイチンゲールダンス・ヤスによる『俺のラブソング!』。ネタ終わりにラブソングを歌うというシンプルな企画で、観客の中にはペンライトを持参している人も。ナイチンゲールダンスの2人は歌パートだけでなく「ネタ中に面白かったら振ってもOK」と呼びかけました。
ナイチンゲールダンス、ヨネダ2000、ドンデコルテ、さや香が次々と登場し、ネタ披露のあとにラブソングを熱唱します。
最後に登場したさや香はDOMOTO『愛のかたまり』を熱唱しながら、新山がシャツを脱ぎ捨て、雑誌『anan』の企画で体重13キロも絞り、美しく鍛え上げた上半身の裸体を披露! そのまま客席を練り歩き、「写真撮ってええよ!」と大サービスしました。


こうして3時間以上に及んだライブは、ほかにもSNSで人気のユニット・板橋ハウス(めぞん・吉野おいなり君、軟水・つるまる、ピュート・竹内智也)らによる「ピッタリサムネイル対決!」や、やさしいズ・タイの大人気企画「やさしいズタイpresents 超超超、超超超、超超超超超難問王決定戦超チーム」など、人気芸人たちが入り乱れて大ハッスル!
最後は、出演者全員でV6の『WAになっておどろう』を大合唱。1階、2階、3階席からも芸人たちが登場し、客席にサインボールをプレゼントするなど、大盛り上がりのまま幕を閉じました。


「トーキョーマンゲキオールスター!」の模様は、ご好評につき配信期間を延長が決定し、4月17日(金)23:59までオンラインで見逃し視聴ができます(チケット販売は同日正午まで)。期間内であればいつでもご視聴可能です。
FANYオンラインチケット(配信):https://online-ticket.yoshimoto.co.jp/products/tokyo-mangeki-allstar-2026
