ドンデコルテ・渡辺銀次とカゲヤマ・益田康平が出演した映画『劇場版 ほんとうにあった怖い話~ゾクゾク変な間取り~』の舞台挨拶が、8月9日(日)に東京・池袋シネマ・ロサで行われ、エピソードのひとつで主演する渡辺、共演の益田、そして藤本裕貴監督が登壇しました。渡辺と益田の「同居生活」が作品に思わぬ影響を与えた経緯が明かされるなど次々と飛び出る秘話に、ホラー作品にもかかわらず観客は笑いの渦に包まれていました。

映画初主演の渡辺はカンペなしで長ゼリフに挑戦
8月7日(金)から各地の映画館で公開が始まった『劇場版 ほんとうにあった怖い話~ゾクゾク変な間取り~』は、ある家で起きた不可解な出来事を記録と考察を交えて再現したホラーオムニバスシリーズの最新作。視点の異なる5つのストーリーで構成されています。
今回の舞台挨拶に登場した渡辺と益田の2人が出演した『配信者』は、40歳になっても売れないオカルト系YouTuberの三上豪徳(渡辺)が、住んでいた家で行っていた配信動画の背後に霊が映り込んで再生数が上がったことから、狂気的な執念でその家の過去を探究。同居人の関町陽平(益田)を巻き込んで、“禁断の境界線”を踏み超えてしまうという物語です。

今回の作品が、映画初主演となった渡辺。MCの黒子タクシー・藍茶から役柄について聞かれると、「これ、全部覚えるの? マジで? って」と、まずセリフの多さに言及。「僕、YouTuberの役で。本当のYouTuberはカンペ見てるだろうに、なんでオレは見ちゃダメなんだという気持ちでしたね」と補足します。
4ページ分にわたる冒頭のセリフもカンペなしで演じきったそうですが、その理由について藤本監督は「(渡辺が)気にしていたのでカンペも用意したんですが、(やってみて)やっぱりカンペなしがいいなと思って、そこからは全部カンペなしで撮らせてもらいました」と説明しました。

一方、益田は「僕はすぐ覚えられたし、セリフ自体、1ページ分もなかったです。途中で、監督さんから好きにやっちゃってくださいと言われたので、自分でセリフを足したりもしました」と撮影を振り返りました。
独特過ぎる“益々荘”のあいさつ
藤本監督と脚本家が、渡辺を主演として物語を生み出すなかで出てきたのが、益田が演じる“同居人の関町”という登場人物。現実の渡辺が、約10年間にわたって益田の実家の離れ、通称“益々荘”に住み続けていることから、藤本監督は「脚本家の方と『これ、益々荘じゃね?』って。そこから急遽、益田さんにオファーしたんです」と、思わぬキャスティングのいきさつを明かします。
益田の演じる人物は当初、台本上で想定していたキャラクターとは異なるものの、「別次元の益々荘にしたかったので、益田さんの言葉にしてもらっていいですかと伝えました」と演出の意図を説明しました。

作中の三上と関町のやりとりにも、実際の2人のやりとりが反映されているそう。藍茶が「関町のおはようの言い方に怖さが出ていた」と話すと、渡辺は「ふだん、益田はおはようを言うまでが長い。(部屋に現れて)『…………おはよう』」と実演。マネされた益田が「怖いじゃん! ふだんのほうが! ホラーじゃん」とツッコむと、客席から笑いが起こります。
すると、藤本監督から「朝はおはようですよね? 寝るときはふだん、なんて言って寝るんでしたっけ?」との質問が。益田が「僕の部屋は上にあるんですけど、そろそろ寝る空気になったら『倒れますか』って。我が家では“寝る”ことを“倒れる”と言います」と答えると、渡辺も「『あぁ、倒れるか』って。そのあとに、おやすみってもちろん言いますよ」とフォローしました。
肝試し企画の経験が活きた
関町の主観シーンでは、実際に益田自らカメラを持って撮影したとのこと。益田は「コロナ禍のとき、ルームシェアをやってる芸人3団体くらいが集まって、リモートで肝試しをして、どの家がいちばん怖いかを競う企画があったんです」と話すと、渡辺も「あぁ、あったなぁ」とうなずきます。その際、益田は作中と同じ役割だったそうで、「まさかあの経験が活きるとは」と感慨深そう。

さらに、益田はかつて沖縄に常設されていた「沖縄おもろおばけ屋敷」で1カ月間、オバケ役を経験したことも。益田が「デパートの6階が劇場で、5、4、3階がおばけ屋敷だった」と説明すると、渡辺は「え? 劇場の3倍多かったの? 初めて知りました(笑)」と驚嘆。藤本監督も「経験が活きまくりですねぇ」と感心していました。

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