カンテレで絶賛放送中の『千原ジュニアの座王』が11月1日(日)に大阪・大阪城ホール、来年3月29日(月)に東京・日本武道館を巡る番組史上最大規模の『東西2大ライブツアー』を開催します。今回は昨年3月の日本武道館公演で“座王”に輝いたロングコートダディ・堂前透と、今年2月の「チャンピオン大会」を制したななまがり・森下直人による特別対談を実施。ライバルであり戦友でもある2人が互いへの本音や座王の魅力、そして大阪城ホール戦への意気込みをたっぷり語り合いました。

追い込まれた森下は“濃厚でオモロいもの”を繰り出す宇宙人
『千原ジュニアの座王』は、イス取りゲームの要領で「大喜利」や「ギャグ」「モノマネ」といったお題が書かれたイスを奪い合い、座れなかった芸人が対戦相手を指名して戦う“笑いの総合格闘技”。 MCを務めるのは、番組の考案者でもある千原兄弟・千原ジュニアです。
今回の『東西2大ライブツアー』に参戦するのは、200勝を達成した者のみに与えられる“黒ビブス”唯一の所持者である笑い飯・西田幸治、そして100勝達成の証“金ビブス”を持つ堂前、R藤本、セルライトスパ・大須賀健剛をはじめとした強者芸人21人。東西を代表する大会場で、“笑い”を武器にたった1脚のイスを奪い合います。
──今回の対談は、2025年に行われた日本武道館公演で“座王”に輝いた堂前さんが、11月に開催される大阪城ホール公演の最大のライバルとして、森下さんの名前を挙げたことで実現しました。
森下 エーーッ! ハァ……。
堂前 (笑)
──堂前さんが森下さんを最大のライバルと認めている理由は何でしょう?
堂前 いっぱいありますねぇ。こう見えて、守備範囲が広いというか……。日本武道館での大会で、「司令官」(『新世紀エヴァンゲリオン』の碇ゲンドウ風の司令官に扮して面白司令を出すお題)をやられていたときにも思った気がするんですけど、座王って追い込まれることが多いじゃないですか。
普通の人は、そこで思いついたものを無理やり出して“しょうもなさすぎてオモロい”に着地するんですけど、森下さんは“より濃厚で、わけわからんオモロい”ものが出てくるんです。それが普通の芸人にはないことで、宇宙人みたいですね。
森下 (驚きと喜びと戸惑いでなんとも言えない表情)
堂前 (笑)。でも、常にずっとヘンなことをしているわけでもなくて、スタンダードな笑いもされるんです。
森下 恥ずかしい……。
堂前 どういう仕組みなのか、わけがわからない。
──森下さんは堂前さんからの称賛を受けて、いかがですか?
森下 金ビブスで、座王といえば、堂前・西田。それだけでなく、前回の日本武道館大会の優勝者でもあるので、本当に“メ眼中”にあると思っていなかったので……。
堂前 メ眼中……?
森下 ”眼中“ではなく、メガネをかけているので、”メ眼中“。そこに入っていると思わなかったので、嬉しいですよ、ライバルだなんて。でも、恥ずかしいですね。大阪城ホール大会を観に行こうと思っているお客さんがこの記事を見て、「あ、森下って守備範囲が広いんだ」ってバレた状態で戦う恥ずかしさ……。
堂前 フハハハハ!(笑) そこも作戦ではあるのでね。

堂前はお笑い界の“ホームランイチロー”
森下 僕からすると、堂前はホームランしか打たない、“ホームランイチロー”なんですよ。
堂前 ホームランイチロー??
森下 安打製造機ではなくて、飛距離がホームランのイチロー。堂前のスゴくてズルいところが、構えや打った瞬間の顔がヒットの感じなんですよ。安打のフォームで軽やかに打ったら、そのまま飛距離が伸びて、ギリギリホームランになったという感じに見せる。でも、本当は端からホームラン狙いのはずなんですよね。そういうすまし顔のホームランを何度も見てきています。
堂前 それは心がけているかもしれませんね。リラックス顔。
森下 見ているほうのガードも下がるじゃないですか。それに引き換え、僕とか(相方の)初瀬(悠太)は大振りも大振り……。
堂前 たしかに、完全にホームラン狙ってますもんね(笑)。
森下 ロングさん(や団・ロングサイズ伊藤)とか、たいがいの人が「行くぞ!」っていう顔で挑むなかで、宮本武蔵のように肩の力を抜いて、ボケて、とんでもないところに当ててくる。
堂前 こっちからすると、ムッキムキで打つどストレートのホームランもマジでカッコいいですけどね。
森下 でも、空ぶると思いきり尻もちをついて、マヌケなんですよ。
堂前 もう、野球記事だと思われるかもしれない(笑)。
森下 やっぱり、古田(敦也)には勝ちたいですね。
──いつものスタジオでの座王と、大きな会場での座王は、だいぶ違うものでしょうか。
堂前 やっぱり、お客さんがいるのは大きいですね。
森下 あんなに笑い声が跳ね返ってくるのかって思いますよね。スタジオだと、「これ、お客さんがいたら絶対にウケてるだろ!」って思うことがあるから、そのあたりもハッキリする。逆にスタジオがウケすぎてて、お客さんが入ったら全然笑っていないということもあるんですけど。
堂前 だいぶ新鮮ですよね。
森下 あとはお祭りムードなので、プレイヤーは気合いが入るし、お客さんは盛り上がってくれますよね。そのぶん、スベったときもすごいですけど。
堂前 お客さんが盛り上げようとしてくれているのに、「ごめん、笑われへんかったー」ってさせちゃいますし(笑)。
森下 負けるとしても、ウケて負けたいですね。あと、これはスタジオ収録のときも同じなんですけど、とにかく最初に負けたくないんですよ。
堂前 人数が多いから、最初に負けちゃうと、かなりヒマなんですよね。
森下 だから、イス取り勝負にも勝ちたい。

大阪城ホール戦での注目プレイヤーは?
──9月15日に全国放送された「細身センスメガネSP」回で、大阪公演の審査委員長が発表されました。
森下 えっ!? 知らなかった……。
堂前 言っていいですか? ……古田さんです。
森下 ホンモノが!?
堂前 すみません。ザキヤマ(アンタッチャブル・山崎弘也)さんでした。
森下 うわっ! 楽しみですね。
堂前 体感ですけど、ドローが多くなりそうな気がしますね
森下 困らせたそうやな。
堂前 “追い込まれ”が、けっこう見られるかもしれませんね。
──ちなみに、注目プレイヤーは?
森下 もちろん、“裸眼中”にあるのは堂前ですけど……。
堂前 ケンコバ(ケンドーコバヤシ)さんは滅多に戦える機会がないのでやってみたいですね。
森下 ケンコバさんもワクワクするな。でも、中盤以降に戦いたいですね。あとは(アインシュタイン)稲田(直樹)かな。僕、稲田といちばん戦ってる気がします。ハゲバトル。でも、体感ではやや負けている感じがするから、倒したい! あと、これ言っていいのかわからないんですけど、僕が稲田に負けるときは審査委員長が(フットボールアワー)岩尾(望)さんのことが多いんですよ。ちょっと“ブスびいき”してないかなって……。
堂前 “ハゲびいき”はどちらもされているはずですからね(笑)。
森下 だから、ザキヤマさんジャッジのもと、稲田と白黒はっきりつけたいです。
堂前 見取り図(盛山晋太郎、リリー)さんも珍しいですよね。
森下 本当だ。強すぎるなぁ。ルシファー(吉岡)さんや紺野ぶるまで下ネタもしっかり押さえてるし。
堂前 すべてのお笑いが入ってるんじゃないですか?
森下 (コロコロチキチキペッパーズ・)ナダルや(さや香・)新山みたいなのもいるし。
堂前 (すゑひろがりずの)いにしえお笑いもある。

「キス」も「土下座」も経験が多いほうが有利!?
──イスが取れなくて指名するときに、おふたりはジャンル、人、もしくはその組み合わせのどれを重視しますか?
堂前 僕はけっこうジャンルですね。
森下 僕もジャンルですね。ただし、大喜利をやりたくても、そこに笑い飯・西田、R藤本、堂前が座っていたら避けます。逆にナダルが座っていたら、迷いなく指名します。
──それぞれ得意ジャンル、苦手ジャンルはありますか?
森下 僕が苦手なのは、「キス(マネキンにキスをしながらボケるお題)」ですね。キスをほとんどしたことがなくて……。
堂前 どっちですか? 本当のほう?
森下 うん。本当のキスをあまりしたことがないから、ベースの“あるある”がわからない。路上でキスみたいなことをしたことがないので……。
──このお題は、プライベートでのキス経験が多いほうが有利であると?
森下 そうです。だから、座王では1回くらいしかやったことがないですね。キスのイスは避けてきました。ケンコバさんとかは強そうやな……。逆に大喜利は楽しいですね。キスってもうワンシチュエーションですけど、大喜利は毎回お題が違うので。
堂前 僕も大喜利とかモノボケは楽しいですね。苦手はあまりないほうかなと。1分トークとかはあまり好きではなかったですけど、最近はあまりないし、モノマネもちょっとアレでしたけど、なくなってきているので、やっぱり、僕が思っていた通りになるのかなと思います。
森下 (笑)
堂前 土下座もちょっと苦手かも……。
森下 悪いことしてないんでね。
堂前 そうなんですよね。あれは悪いことしているヤツのほうが有利です。だから、(すゑひろがりず)三島(達矢)さんとか強い(笑)。
森下 僕の場合は、土下座の理由を聞いてほしいのに、みんな、頭ばっかり見るしな。

失恋で落ち込む森下に堂前が「ガッカリですわ!」
──ちなみに、座王での戦いの場を離れれば、2人の関係は良好なんですよね?
森下 そうですね。メシも行くし、劇場も一緒やし、サウナとかも行くし。
堂前 年々近しくなっていきますよね。
森下 そう。この間も一緒にワインを飲みに行ったんですけど、ちょうど僕が失恋をしたてのときで。片思いしていた相手に告白して、フラれた話を堂前と水田(信二)さんに長々としたんですよ。「こんなことがあって、いましんどい」と。そうしたら、堂前が「ガッカリですわ!!」って……。
堂前 フフフ……。
森下 「どうでもいいですよ、そんなこと。もっと常にお笑いのことを考えていると思ってたのに。知れば知るほどガッカリなんですよ。もっとストイックなバケモンやと思ってました。めちゃめちゃ人間じゃないですか!」って。
堂前 (笑)。宇宙人っぽいイメージがずっとあるので、こういう話をしたら地球人っぽく見えるだろうと思っているのを見透かしてしまって。
森下 いや、思っているより地球人だよ!

2人が推薦する新たな座王プレイヤーは?
──おふたりが今後、新たなプレイヤーをスカウトするとしたら、誰を選びますか?
森下 僕はヤッホイ(永井、泉)かもしれない。今年のキングオブコントで一緒に決勝にいきますし。
堂前 おぉ! でも、賞レースのファイナリストはけっこう呼ばれますからね。
森下 ネタは知っているんですけど、大喜利とかどうなんやろうってワクワクします。泉がめっちゃ声小さくて、ボソッとしかしゃべらないので、叫ぶ系のお題で声を張るところとか見たいです。
堂前 僕は、ジム・キャリーって書いておいてください。ジム・キャリーはけっこう強いです。
森下 たしかに強いやろな、あの顔。
堂前 座っているところに、ジム・キャリーから「You!」って指さされたら、負けたって思いますもんね。

森下が目論む「最後に疲弊しきった堂前を倒したい」
──11月1日(日)の大阪城ホール戦に向けて、意気込みをお願いします。
森下 日本武道館公演のときは、誰かが急に出場できなくなったときのためのリザーバー、補欠要員だったんですよ。そのころちょうど調子がよかった僕をジュニアさんが推薦してくれて。それで当日、体調不良の方が2人も出たので、代わりに出場することになりました。今回は初瀬がリザーバーって聞いたので、錦鯉の長谷川(雅紀)さんあたりにちょっとだけ体調を崩してもらって、コンビで出場したいです。
堂前 僕は前回(日本武道館公演での優勝を)獲ったので、そろそろビブスの色を変えたいなと。1日でこんなに人を倒せる日はないので、頑張りたいですね。
森下 私はずっと堂前が人を倒していくのを眺めて、最後に当てられて、勝ちたいですね。疲弊しきったところを倒す、『鬼滅の刃』のラスボスと同じ勝ち方です。
堂前、森下を含む、総勢21人の芸人が熱戦を繰り広げる『千原ジュニアの座王 東西2大ライブツアー in大阪城ホール』は11月1日(日)開催。大観衆が見守るなか、大阪城ホールで“座王”のイスに座るのは誰か――ぜひ、その目でお確かめください!

公演概要
千原ジュニアの座王 東西2大ライブツアー in大阪城ホール
日時:11月1日(日)16:00開場/17:00開演
会場:大阪城ホール(大阪市中央区大阪城3-1)
出演:
MC:千原ジュニア
アシスタント:竹上萌奈(カンテレアナウンサー)
プレイヤー:ケンドーコバヤシ、錦鯉、笑い飯・西田、鳥居みゆき、R藤本、ななまがり・森下、すゑひろがりず、アインシュタイン・稲田、見取り図、ドンデコルテ・渡辺銀次、ロングコートダディ・堂前、ルシファー吉岡、セルライトスパ・大須賀、モグライダー・芝、紺野ぶるま、コロコロチキチキペッパーズ・ナダル、さや香・新山、カベポスター・永見
料金:指定席 11,000円
『千原ジュニアの座王』公式ページ:https://www.ktv.jp/zao/
FANYチケット:https://ticket.fany.lol/reception/65610/48096
