吉本興業とマネジメント契約を結ぶ、バレーボール男子日本代表の宮浦健人選手(ウルフドッグス名古屋)と大塚達宣選手(パワーバレー・ミラノ)。2028年ロサンゼルス五輪出場権を見事に獲得した9月のアジア選手権優勝、そして10月3日に決勝があったアジア大会で銀メダル獲得と、日本代表として熱狂の夏を駆け抜けた2人から最新コメントが到着しました! 今回は、アジア選手権直前に実施されたスペシャル対談とともにお届けします。
“バレーボール芸人”のジェーン・三浦リョースケをMCに、2人が語った吉本でやりたいこと、そして代表活動への想いとは!?

激闘の夏(アジア選手権・アジア大会)を終えて【最新選手コメント】
6~8月に開催された国際大会「バレーボールネーションズリーグ2026」から始まり、念願の2028年ロサンゼル五輪出場権を獲得した9月のアジア選手権優勝、そして10月4日(日)に閉幕したばかりのアジア競技大会で銀メダル獲得と、まさに“激闘の夏”を終えたばかりの両選手。まずは、2人から届いた最新のコメントをご紹介します!
【大塚達宣選手】

――まずは9月のアジア選手権優勝おめでとうございます! 重要な局面でのサービスエースや安定したサーブレシーブなど、攻守でチームを支え続けた大会となりましたが、全体を振り返った率直な感想をお願いします!
大塚 途中でコートに入り、チームに良い影響を与えることが自分の役割だと思って臨みました。完璧なかたちではなかったかもしれませんが、チームに良い流れを引き寄せるきっかけとなる1点を取れたことが、今回、もっとも良かった点だと感じています。
――その後のアジア競技大会もお疲れさまでした! 大会を通じて、チームを明るく盛り上げながら率先して引っ張る姿勢が印象的でした。ご自身の中で意識していた取り組みや立ち振る舞いはありましたか?
大塚 このメンバーでアジア大会を戦うと決まってから、自分がチーム内でどう振る舞うべきかをずっと考えていました。7日間で6試合という非常に過密なスケジュールでしたが、長くコートに立つ経験を通して、調子の波をできる限り小さくすることを目標にしていました。まずは6試合をしっかりと戦い抜けたことが、大きな成果だと感じています。
また、短期間で結成されたチームだったからこそ、まずは前向きな声掛けを意識して行いました。細かい課題を挙げればきりがないですが、チームとして機能させるために必要なコミュニケーションを怠らないよう、常に意識して取り組んでいました。
――今年の代表シーズンを通して、ご自身のプレーに「手応え」や「伸びしろ」を感じる部分はありましたか?
大塚 どんな相手であっても、自分が自信を持ってコート上でやるべきプレーに徹すれば、十分に通用するということを実感できたシーズンでした。まずは自分のプレーにしっかりと自信を持ち、コートに立ち続けられる選手を目指したいと思います。
――2028年ロサンゼルス五輪への道のりを進んでいくなかで、世界と戦う日本代表として「どんな存在(どんな選手)」であり続けたいですか?
大塚 毎日努力を続けられる選手でありたいと思っています。ロサンゼルス五輪への出場権を獲得することはできましたが、僕を含めて誰一人として手を緩めるつもりはありません。成長したいという気持ちを忘れず、日々しっかり戦い続けることを、いちばん大切にしていきたいです。
【宮浦健人選手】

――アジア選手権優勝、そしてロサンゼルス五輪の出場権獲得おめでとうございます! 優勝が決まった瞬間、いちばん最初に湧き上がったのは「やってやったぞ!」という達成感でしたか? それとも「ほっとした」安堵感でしたか?
宮浦 どちらかと言えば「ほっとした」という安心感のほうが強かったです。世界ランキングを見ても日本はアジアトップの位置にいますし、勝つこと自体が決して簡単ではないなかで、「絶対に勝たなければいけない」というプレッシャーがありました。そうした難しさのなかで、しっかりと勝ち切ることができ、まずは安堵したという気持ちがいちばんに来ました。
――重圧がかかる勝負どころで圧巻のサーブやスパイクを決めきり、パフォーマンスを十分に発揮できたメンタルの秘密を教えてください。
宮浦 今大会で長くコートに立ったわけではありませんが、出場した場面ではしっかりと自分のパフォーマンスを発揮できたと感じています。その大きな要因は、代表活動が始まってからの練習やネーションズリーグなどの実戦を通して、さまざまなチャレンジを重ねてきたことです。世界の強豪と戦うなかで良いパフォーマンスを出し、積み重ねてきた自信があったからこそ、それを今回のアジア選手権の舞台でも、そのまま発揮することができたのだと思います。
――ロサンゼル五輪に向けて、ご自身の武器であるサーブやスパイクなど、「さらに磨きたいポイント」はどこですか?
宮浦 全部磨きたいな、と。全部成長しないといけないと思っているので。これからオリンピックまで2年ありますけど、意外と短いと思うので、やっぱり一日一日が大事になってくるかなと思います。
「健人さん、髪形、めっちゃいいっすね!」
ここからは、9月のアジア選手権前に吉本興業東京本部で行われたスペシャル対談の模様をお届けします!
対談に先立って、吉本興業東京本部の中庭で写真撮影を実施。スタイリストが選んだ衣装に身を包み、髪も整えた2人は、190センチ以上ある抜群のスタイルでモデルのようです。
顔を見合わせた大塚は「健人さん、髪形、めっちゃいいっすね!」と駆け寄り、宮浦も笑顔で応じます。そのまま、バレーボールのトスをしたり、肩を組んだりとさまざまなカットに挑戦。



早稲田大学の先輩・後輩でもある2人の仲の良さもあり、撮影は終始、和気あいあいとした雰囲気のなかで進みます。撮影は、芸人カメラマン・バチョフが担当しました。その後、教室に移動し、三浦がMCを務めて対談がスタート!
三浦 今日はおふたりに、たっぷりお話をうかがいたいと思います。その前に吉本の本部での写真撮影はいかがでしたか?
大塚 東京の本部に来たのは初めてなんです。ウワサでは「学校みたいなところ」って聞いていたんですけど、いざ来てみたら思ったよりも学校で(笑)。面白かったです。
宮浦 自分は、この中庭でいろんな芸人さんがYouTubeの撮影をしているのを見ていたので、テンションが上がりました。大好きなダイアンさんも撮影されていたので、「ここかあ」って(笑)。
三浦 自分を鏡で見たときの印象はいかがでしたか?
大塚 いやもう、自分ではできない領域の髪形にしてもらって。服装も、こういうのは自分では選ばないですよね。だから、この機会に自分の可能性を感じました(笑)。

宮浦 なかなか髪をセットすることもないもんね。
大塚 健人さん、普段はセットするの?
宮浦 たまにするけど、こんな感じではしたことないから、本当に新鮮だし、こうやって、おしゃれしている達宣を見ることも少ないので、本当にいいなあと思いました。
三浦 2人とも本当にモデルみたいやった。もう次の大会には、この2人だけスタイリストさんとヘアメイクさんに帯同してもらいましょう(笑)。
大塚 いいっすね(笑)。

三浦 というわけで、いろいろな話を聞いていきます。大塚選手は2025年3月、宮浦選手は2026年1月にそれぞれ吉本興業とマネジメント契約をしたんですよね。だから、吉本歴で言うと“たっちゃん”のほうが先輩。
大塚 芸歴は先輩です。こういう場では、ちょっと先輩ヅラさせてもらえる状況ではあります。
宮浦 (笑)
三浦 ちなみに僕、宮浦選手とは初めましてなんです。なんて呼んだらいいでしょう。
宮浦 健人で大丈夫です。みんなそうやって呼んでくれるんで。
三浦 ええ! 健人呼びでいいんだ。
大塚 僕もここだったら、健人でOKなんですか?
宮浦 芸歴では上なんで(笑)。
大塚 ここでは健人で、合宿所に帰ったら健人さん。
三浦 気まずくならない程度にしてもらって(笑)。ちなみに、全日本の皆さんやチームメイトは、吉本に入ったときになにか言ってました?
宮浦 言われましたね。やっぱり、「面白いことやれや」みたいな。ハードルをめちゃくちゃ上げられる(笑)。
大塚 みんな言いますよね(笑)。
三浦 それくらいバレー選手が吉本に入るのが異例なんだよね(笑)。

サーブコールは選手に届いている?客席のファンや周囲の変化に気づくのは…
三浦 実は、僕たち吉本芸人もバレーボールとすごく関わりがありまして。僕も(バレーボール芸人の)さとゆりちゃんと一緒に、ファンの方々と新幹線で会場へ向かう観戦ツアーのMCをさせてもらったりしたんですよ。そのツアーで「サーブコール」の練習をみんなでしたんですが、試合中、ああいう現地やファンからの声援って選手にも聞こえていたりしますか?
大塚&宮浦 聞こえますね。
三浦 やっぱり聞こえるんや! うれしいですね。僕たち芸人は劇場でネタをやっているときにお客さんの顔がよく見えるんですけど、選手も会場の客席って見えたりするものですか?
大塚 けっこう見えますよね。
宮浦 オレは試合中はあんまり見てないかもしれない。(達宣は)まわりをよく見ているから、誰が来ているか教えてくれたりするんですよ(笑)。たとえば自分と達宣は大学が同じなんですけど、大学の先生が来ているときとか。ベンチに2人でいると、「あそこ見てください」って教えてくれることがあります。
三浦 へえ!

バレーボール教室で芸人とのコラボ構想も
三浦 おふたりはここから吉本でいろいろ活動されていくと思いますけど、やりたいことはありますか?
宮浦 それこそ芸人さんとコラボして、バレーボールを盛り上げる活動ができたらいいなと思います。たとえば一緒にバレーするとか。
三浦 いいね! 健人のサーブなんか、受けたい人がいっぱいいますからね。
宮浦 バレー教室もやりたいよね。
大塚 それがやれたら、いちばんいいですよね。
三浦 一緒にやるのか! 吉本はスポーツイベントにも力を入れてるからね。
大塚 2人で一緒にやれたらとは思うんですけど、場を回す人が必要じゃないですか。会場全体を盛り上げるMC的な方がいてくれると助かるんです。
三浦 はいはいはい。(身を乗り出す)
大塚 バレーボールのことをよく知っている人がいたらいいんですけど。
三浦 そうだよね! (さらに身を乗り出す) 候補はいないの?
大塚 候補かあ……。
三浦 言えよ、はやく!
一同 (笑)
大塚 バチョフさんくらいちゃうかなあ(笑)。
三浦 いやいや、僕がやります! 健人からも言ってよ。三浦でいいよね?
宮浦 バチョフさんでお願いします。
三浦 おい!
一同 (笑)

三浦 僕がやります! やらせてください。バレー教室は、子どもたちのためにもなりますしね。2人に会いたい子どもたちがたくさんいるから。
大塚 フロアに入るのは子どもだけだとしても、親御さんやファンも来られるようにしたいですね。
三浦 いいね! ほかに呼びたい芸人さんはいますか?
宮浦 やっぱりダイアンさんが昔から好きで。ポッドキャストなんて、本当に始まったときぐらいから聞いているので。お忙しいとは思うんですけど、来てほしいですね。
三浦 来てくれると思うよ! たっちゃんは?
大塚 僕は、この前、COWCOWさんと一緒にファンイベントをやらせてもらって。出身が大阪の枚方市で一緒なんですよ。だから、また大きくなった姿を見てもらいたいです。
三浦 ファンイベントでは、COWCOWさんと一緒に「達子」というキャラクターでネタをやってましたもんね(笑)。
大塚 あと、スポーツ系の芸人さんもいいですよね。たとえば、サバンナの八木(真澄)さんとか。そういう芸人さんが来てくれると、見ている人は「うわ、スポーツ系の芸人さんでも、(プロの本気のボールは)受け止めきれないんだ」とわかると思うので。
三浦 すごさも伝わるね! スポーツ系はいっぱいいますよ。八木さん、おばたのお兄さん、青木マッチョ。麒麟の田村(裕)さんも。ぜひ1回やりましょう。吉本主催で!
大塚&宮浦 はい!
三浦 あと、吉本でやりたいこととして、グッズ制作はいかがですか。それこそ、大塚選手のタオルが会場で目立つと話題になっているけど。
宮浦 このタオルを持っている人は多いですよね。

三浦 ね! 色もあざやかですし、ロゴもわかりやすい。あとステッカーも、いいんじゃない? 吉本芸人ステッカーのたっちゃんと健人バージョンなんて。
宮浦 そういうグッズも吉本興業に入っているからこそできると思うんで。やっていけたらいいなと思います。
三浦 いいね! ほかにやりたいことはありますか? 例えば吉本なら、漫才っていう手もあるけど。
宮浦 2人でM-1?
大塚 さっき撮ってもらった写真、(宣材で)使っていいですか?
一同 (笑)
三浦 それはさすがに、バレーボールのほうに集中してください(笑)。

「本当にバレーボールが好き」世界で戦う仲間たちの妥協なき姿勢
三浦 僕も一人のバレーボールファンとしてすごく気になっているのですが、日本代表キャプテンの石川祐希選手は、どんな人なんですか?
宮浦 どんな人……。本当に「バレーボール」って感じですね。
大塚 「バレーボールが好きだなあ」って。
宮浦 そう。そこの軸が太いというか。そこしかないぐらい。

大塚 祐希さんは、もう10年以上海外でプレーされていて。向こうで祐希さんの姿を見ると、心を揺さぶられます。僕が初めて海外に行ったときは、何もわかんなくて。「うわー、どうやって自分を出していったらいいんやろう」ってときに、祐希さんが現地の言葉を話しながら、どんどん自分を表現してプレーしているのを見て、「ああ、やっぱすげえな」って思いました。10年以上海外でやっている貫禄みたいなものは、日本代表でやってるとき以上に感じましたね。「あの人すごいな」って。
三浦 やっぱりすごいんだね! ほかの日本代表選手はどうなんですか?
大塚 みんな、バレーボールが大好きですね。バレーに軸を置いていても苦しくないって思える人たちばっかりです。
宮浦 そうだね。
三浦 それだけバレーを愛する人たちが集まっているんですね。われわれ吉本芸人も一緒に応援させていただきます。本日は本当にありがとうございました!
大塚&宮浦 ありがとうございました!



文・前多勇太
※本対談は8月後半に実施したものです。
<大塚達宣>
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<ジェーン・三浦リョースケ>
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<撮影・バチョフ>
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