ミルクボーイ「夜の姫路城」をバックに新作漫才披露「ステージが立派すぎる!」

2019年のM-1グランプリ王者・ミルクボーイが3月1日(月)の夜、世界文化遺産の姫路城西の丸(兵庫県姫路市)で天守閣をバックに、新作漫才“姫路”の完成披露イベントを行いました。ツッコミ担当の内海崇は姫路市出身で、相方の駒場孝と登場。MCは、同じく姫路市出身のお笑いコンビ・天津の木村卓寛。姫路市の清元秀泰市長の「笑いと自虐で、姫路を盛り上げたい」という熱い思いを受け、ミルクボーイが地元愛をたっぷり込めて「姫路」をイジリ倒しました!

出典: FANY マガジン
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姫路の観光地を巡った“ネタ作りの旅”

無観客で、生配信された今回のイベント。MCの木村とともに特設ステージに立ったミルクボーイの2人は、ライトアップされた美しい姫路城を背に「ステージが立派すぎる」「こんなとこで新ネタ披露なんてプレッシャーでしかない」とボヤキながら、さっそく笑いを誘います。

今回の生配信に先立って、ミルクボーイの2人は昨年10月、新漫才の“ネタ作りの旅”として、木村の案内で姫路市のさまざまな観光地を訪れたほか、清元市長を表敬訪問しました。

出典: FANY マガジン
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まずは、その“思い出話”で盛り上がる3人。内海が、姫路特産の「太市産筍水煮」と観光名所の一つ「奥播磨かかしの里」を話題に挙げます。

「最初に筍の水煮缶が出てきたり、いきなり『かかしの里』に連れて行かれたり……。ロケバスで筍水煮缶を食べたら、バスが揺れに揺れて、こぼして大変でした。かかしの里なんて、だーれも人おらへんし。木村さんに頼ったらあかんと思った」

駒場も「姫路セントラルパークなんて休園日でした。めっちゃ行ってみたかったのに!」とクレームを出します。

そんな2人をよそに、木村は「(姫路セントラルパークの)あんな広大な駐車場が空っぽって、滅多に見れませんよ。動物の臭いだけは楽しめたでしょ」と余裕の返しで対応します。

出典: FANY マガジン
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姫路の観光名所である「書寫山圓教寺」や「太陽公園」を巡ったVTRを見た後は、内海が太陽公園について「あんなとこあるって知らんかった」「写真撮るのに最適な場所」と語ると、「コスプレーヤーもおったね」と駒場。木村も「自前の衣装に身を包んだ女性、きれいやったね」と締まりのない笑顔になっていました。

千姫もびっくりの「お蔵入り映像」

ネタ作りで立ち寄った“ロケ地トーク”は尽きる様子がありません。ほかにも「塩田温泉郷・夢乃井」や「明珍火箸本舗」「灘菊酒造」「姫路まえどれ市場」での撮影秘話を披露。

「夢乃井」では、ミルクボーイの2人が満天の星空の下、露天風呂に浸かって漫才を披露したり、但馬牛・姫路和牛ステーキ食べ比べを行ったりと“撮れ高”が多かったはずが、「お蔵入りになったシーンがある」ことが明らかに。今回は特別にその“お蔵入り映像”をノーカットで流してみることになりました。

見終わった後、盛り上がりを期待していた内海が「編集せんと流したらこうなりますよ」とうなだれると、駒場も「山場がいっこもなかったな……」とションボリ。さらに「この撮影時、木村さんもテンション低かったでしょ」と指摘すると、木村も「部屋に(ミルクボーイ)2人分の食事しか用意されてなかったから、つい意気消沈してしまって」とノリの悪さを反省します。

出典: FANY マガジン
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最後は「お互い、あかんかったということで姫路城のお蔵にでも入れときましょ」という話にまとまったものの、「蔵開けてあんなもん出てきたら、(姫路城ゆかりの)千姫さんもびっくりするわ!」とオチが付きました。

いよいよ新漫才お披露目「オカンがな…」

フリートークを終えて、いよいよ新漫才“姫路”のお披露目の時間。緊張感をにじませるミルクボーイに、木村が「新漫才『姫路』を作る上で苦労したことは?」と尋ねると、「あちこち巡ってみて、知ったことや気づいたことを盛り込んだけど……」と内海。駒場は「ネタの前にこんなんしゃべるん、恥ずかしい!」と照れ笑いします。

準備を整え、改めてステージに上がったミルクボーイ。内海の「こんなん、いくつあっても困りませんからね」というお馴染みの口上に始まって、駒場の「オカンがな……」でテンポよく漫才が動き出します。今回の“姫路”でも、あるキーワードが思い出せずに悩む駒場のオカンをネタに、内海がその特徴を聞き出し、一緒にキーワードを見つけてあげようと試みていきますが……。

出典: FANY マガジン
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無事にお披露目を終えた2人を出迎えた木村は、「いやー、おもしろかったね! 姫路城もウケて、揺れてたで」と笑顔。会場に詰めかけたメディア陣からも拍手喝采でした。

最後に、地元の視聴者へのメッセージを求められた内海が「オカンや親戚は絶対に見てくれてると思う。地元の友だちも見てくれてるかな? みんな元気~?」と手を振ると、「この仕事を機に姫路が好きになりました。みんな元気~?」と駒場。

木村も「姫路は魅力がいっぱい。住民のかたは自分たちの街にもっと自信を持って、好きになってほしい。みんな元気~?」とかぶせ、それぞれ盛り上げてイベントは幕を閉じました。

今回のイベントの生配信映像はこちらから。
「ネタ作りの旅」の様子は、姫路観光コンベンションビューローの公式YouTubeチャンネルから。

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