開業10周年を迎えた京都水族館の記念イベントが3月14日(月)に行われ、京都府出身のミキ(昴生、亜生)が登場しました。京都水族館は2012年春、京都市内初の大型水族館として誕生。ミキも今年がコンビ結成10周年ということで、同水族館のイルカスタジアムでトークセッションを行いました。
イルカと息ピッタリの漫才を披露
挨拶に立った京都水族館の松本克彦館長は、開業以来1200万人以上の来場者があったことに感謝する一方、新型コロナ禍でやむなく休業した時期のことを振り返りました。「あれほど寂しい光景はなかった」と話す館長は、SNSなどであたたかいコメントをもらったことが励みになったと言います。そのうえで、「これからも、周囲の自然とともに発展し、京都で地域に愛され、期待に応えられる水族館であり続けたいと思う」と力を込めました。
続けてミキ・亜生が「イルカさんがいっぱいです!」と手を振りながら登場。亜生は子どものころ、休みのたびに水族館に連れて行ってもらっていたそうで、イルカのトレーナーになりたくて大学(東海大学海洋学部)に行ったものの、「なぜか気づいたら芸人になってた」と話します。
今回は、結成10周年を迎えた新しい挑戦として新コンビを組んで、“京都水族館漫才”にチャレンジすることに。亜生の相方を務めるのは、なんと、イルカの「テン」。回転しながら水中から飛び出すテンの様子に、亜生は「ウチのお兄ちゃんにあれはできない!」と驚きの表情を見せました。
テンとのネタ合わせのあと、亜生からコンビ名「そんなとこイルカ・オルカ」が発表され、さっそく漫才スタートです。冒頭の挨拶をなんとか合わせると、そこからの掛け合いは息ピッタリ。亜生が「ありがとうございました!」と漫才を終えると、ここで「おいおいおい、こらこらこら!」と昴生が登場! 昴生は「内容はすっごいおもんなかった」と辛口批評しつつ、「お客さんが入ってたら、ウケてたんちゃうかな」と亜生とイルカの漫才に太鼓判を押しました。
亜生の夢が叶ってよかった
「芸人になってイルカさんと触れ合うことができて、お兄ちゃんとコンビ組んでよかったと思いました」
そう語る亜生は、じつは10年前のミキ結成のころ、コンビを組むか京都水族館で働くかで悩んでいたとのこと。「不採用だったんですけど」とボケつつ、京都水族館のペンギンやオオサンショウウオへの“愛”を語ります。さらに、学生時代にデートで来たことがあるとアピールすると、どの席でイルカショーを見ていたかなど思い出を浸っていました。
一方、そんな亜生とイルカの漫才が実現したことについて昴生は、「(亜生が)すごく緊張していて、(イルカの)テンちゃんのほうが余裕やったと思います」と指摘しつつ、「(亜生の)夢が叶ってよかった」と喜びます。
コンビ結成10年を振り返って、当初は「10年は何もないと思え」と亜生に言っていたと語る昴生。「こんなに濃い10年になるとは思わなかった、京都水族館さんといっしょにお祝いさせていただけるとは」と感慨深げに振り返りました。
今後の挑戦を聞かれると、昴生は漫才のなかで新しい試みができればと話し、「過去の漫才も踏襲していきたいと思います」と固めのコメント。これに「ボケろや!」とツッコんだ亜生は、「パンケーキ屋さんをやりたい」と微妙なボケを披露しました。
「10年前は独身、いまは子どもがいる。水族館に家族で遊びに来たいと思います」と言う昴生。亜生も「1日中いることができる水族館は全国でもそんなにない、みなさんも家族で来ていただきたい」と話すと、改めて2人で「おめでとうございます!」と祝福しました。