ザ・ぼんちが50年前のデビューと同じ日に古希の記念ライブ! 「やりたいことを詰め込んだ」

どうも! 芸人ライターのヘッドライト・町田星児です。
今回は大阪・なんばグランド花月で行われた、ザ・ぼんち(ぼんちおさむ、里見まさと)の古希を祝う記念単独ライブ『ダイヤモンドは砕けない』を見させていただきました。ライブが開かれたのは、ザ・ぼんち師匠が50年前に旧なんば花月でデビューしたのと同じ3月11日(金)。50年後の同じ日に記念のライブを行えるなんて素晴らしい! しかも年齢をまったく感じさせないパワフルなライブでした!

出典: FANY マガジン
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話がなかなか進まない漫才!

ライブは漫才からスタート!

ネタは、テレビ番組でのインタビューが題材です。まさと師匠扮するアナウンサーが、実際のおさむ師匠にプライベートな質問をしていくのですが……おさむ師匠が言葉を勘違いして、話がなかなか前に進まない。進まないから、場内大爆笑! どこまでが台本で、どこからがアドリブなんやろう……。

……ていうか、そもそもおふたりに台本ってあるんかな。

出典: FANY マガジン
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続いても漫才!

テニスの話をするまさと師匠。しかし、また話が前に進まない。進まないけど、飽きさせない。大爆笑の連続! ああ、こんな漫才がしたい……でも、絶対にマネできない。どうやってネタ合わせしてるんかなあ。

……ていうか、そもそもおふたりはネタ合わせってするんかな。

ザ・ぼんちはヒーローだった!

ゲストの西川のりお・上方よしお師匠の大爆笑の漫才があり、観客のテンションがさらに上がったところで、2組のトークコーナーに。

話の中心は、漫才ブームのころのこと。アイドル的な人気でしたが、当時のギャラは安かったそうです。話のなかで具体的なギャラの額がたくさん出てきましたが、たしかに思っていたよりもずっと安い!

当時、のりお・よしお師匠から見て、「ザ・ぼんちはヒーロー、のりお・よしおはヒール」だったとか。でも、あのころ「オレたちひょうきん族」(フジテレビ系)を見ていた小学生の僕には、のりお師匠はヒールなヒーローでしたけどね。

出典: FANY マガジン
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まさと師匠に「いまの若い芸人に一言」と振られたのりお師匠は、「テレビに出るために漫才をするのではなく、漫才師として、芸人として舞台に出てください」と言います。

はい! そうさせていただきます!

「ちゃんとした漫才を見ていただきます」

続いて、もうひと組のゲストのミルクボーイ(駒場孝、内海崇)の漫才!

恒例のツカミの「こんなん、なんぼあってもええ」架空のプレゼントは、ザ・ぼんち師匠の大ヒット曲「恋のぼんちシート」のレコードでした。もちろん大ウケ!

出典: FANY マガジン
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その後、内海が「ここからは、ちゃんとした漫才を見ていただきます」。場内大爆笑! もちろん内海の冗談ですが、その一言でお客さんが笑うということは、お客さんは師匠2組の漫才を“ちゃんとした漫才”と思っていないのでしょうか……僕からしたら、どちらの漫才も、絶対に誰にもマネができない超一流の漫才ですよ!

ミルクボーイのネタも大爆笑でした!

アドリブだらけのコント!

続いて、コント!

まさと師匠の弟子のシンクタンク(タンク、近江のこかじろう)さん、おさむ師匠の弟子のぼんちきよしさんを迎え、吉本新喜劇から今別府直之、前田まみ(声のみの出演)を交えて、将棋の名人・坂田三吉のコント「坂田三吉物語」が演じられました。

出典: FANY マガジン
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コント中に、きよしさんからおさむ師匠の失敗談があれば、タンクさんからはまさと師匠の恥ずかしい話が! こうなったら、もう舞台上に秩序はありません。服の上から乳首を触られたまさと師匠は、もう少しで今別府のギャグをやらされるところでした。

ああ……見てみたかった。アドリブ感満載で、お得感が盛りだくさんのコントでした!

大ヒット曲が生で聴けました!

なんと、大ヒット曲「恋のぼんちシート」も歌ってくれました!

ヒットした当時、僕は小学校低学年でしたが、学校でも「♪A地点から〜、B地点まで〜」とみんなが口ずさんでいました。その曲を生で聴けるなんて感激です!

出典: FANY マガジン
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ということで、今回のライブは最初から最後まで、まさと師匠のやりたいことを詰め込んだそうです。おさむ師匠は「僕は、やりたいことがわからないんですよ」……わからないことはないでしょ!

僕もいつか、いまのザ・ぼんち師匠のようになれるように頑張りたいですが、デビューした日と同じ日に記念ライブができないことは決まっています。なぜなら、僕らはデビューした日を覚えていないからです。どこかにメモっておいたらよかった……。

ザ・ぼんち師匠、いつまでもパワフルなライブを見せてください!

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