「若手ネタバトル」に豪華審査員決定! でも明石家さんまには「怖くて頼めなかった」!? 【吉本新喜劇・寛平GM月例会見】

吉本新喜劇のゼネラルマネージャー(GM)を務める間寛平が、3月30日(水)に2回目となる月例会見を行いました。今回は、新たなニュースやGMとしての取り組みについて発表したほか、寛平が注目している座員や芸人についてフリートーク形式で報告。気になるその中身はもちろん、ファニマガ独占のインタビューもお届けします!

出典: FANY マガジン
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浜村淳が若手ネタバトル審査員に!

「(前回会見から)1カ月経つんですけど、えらいもんで、ちょっとずつ変わってきました。やっぱり新喜劇がウケるようになりましたね。若手もみんな、やる気を出しています」

会見の冒頭、GM就任後の手ごたえついてこう語った寛平GM。続けて「後で言うことになってたんですけど……」と段取りを無視して、ビッグニュースから発表します。

大阪・YES THEATERでスタートする「吉本新喜劇セカンドシアター」で、4月9日(土)・10日(日)に行われる「寛平GM杯争奪ネタバトル」の審査員として、なんと、タレント・浜村淳が登場することになったそうです。前回の会見で「審査員をお願いしたい」と名前を挙げたところ、本人がその記事を目にしたのがきっかけで実現したとのこと。寛平は「本当にありがたい」と報道陣にも感謝しました。

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GMとしての仕事も多忙のようで、3月25日(金)に約30人の座員と1対1の面談を行い、それぞれの希望を聞いたことも報告。そのなかで発見した“逸材”として名前を挙げたのが、松本慎一郎でした。その理由は「芸歴20年で1回もウケたことがない」からだと言うと、司会のすっちーから「どこに食いついてるんですか!」とすかさずツッコミが。それでも寛平は、「(負け続けたことで逆に人気を呼んだ競走馬の)ハルウララみたいに、いつウケるのかお客さんが見に来るようになれば」と期待を寄せていました。

そのほか、『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(フジテレビ系)で優勝歴のある、岡田直子についても言及。「顔も特徴があって、しゃべりも達者、腕もある。なんで売れへんのやろう」と首をかしげます。

「あの子がしゃべった後、なんかイライラせえへん? だから『イライラする芸人になれ』と。そっちに育てていったほうがいいんちゃうかな」

そんなアドバイスをする寛平は、とにかく日夜、新喜劇と座員たちのことを考え続けて「寝られへんほど」だと熱っぽく語りました。

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さらに5月18日(水)〜24日(火)に、寛平GMが座長としてなんばグランド花月の本公演に出演することも決定。33年ぶりの座長公演について、「エラそうに『いまの新喜劇は昔と違う』とか言うてる以上、やっぱり『何やねん』って思われたくない。ライバルとして頑張りたい」と気合いたっぷり。内容については「これがちょっと昔の新喜劇や!っていうのを、コテコテでやりたいと思っている」と意気込みました。

諸見里大介、佐藤太一郎も登場して大騒ぎ

続けて会見場には、諸見里大介が登場。4月8日(金)~4月10日(日)に上演される、若手中心の「セカンドシアター吉本新喜劇」の“こけら落とし公演”で、信濃岳夫とともにメインを張ります。

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さっそく“滑舌悪いネタ”を繰り出す諸見里でしたが、寛平とすっちーに「しゃべれてるやん」「聞き取れるよ」とスルーされて撃沈。「初見の感じを出してほしいんですよ! これはネタつぶしです!」と猛抗議しながら、こうアピールしました。

「寛平師匠にも出演していただきますが、ほかのメンバーは超若手で、新しい新喜劇を作ろうと思っている。次に(セカンドシアター公演を)やっていく子たちが戦意喪失するほど、おもしろいものを作ります」

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さらに、寛平GMが選ぶ「今月の気になる座員」として、佐藤太一郎も登場。「どうも、佐藤太一郎です!」とイキりながら挨拶すると、司会のすっちーに「はい、お座りください」流され、いきなり持ち味を発揮したやりとりで場を沸かせます。

寛平が佐藤に目をつけたきっかけは、「嫁が太一郎くんの(新喜劇ではない)芝居を見に行って、『新喜劇の人やけど、ちゃんとした芝居をする。なかなかいいよ』と言った」からだとか。それ以来、寛平自身も佐藤の舞台をチェックしてきたと言います。

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そんな佐藤について、すっちーと諸見里から「映画の仕事で2カ月もスケジュールを押さえられていたのに、現場に行ってみたらエキストラだった」といったエピソードが暴露されましたが、一方で「お芝居をグッと締めてくれる座員」と信頼度はバツグン。寛平は「僕は(舞台で)絡んだことがないから、どんなことをするのか楽しみ」と期待を寄せました。

鶴瓶には断られた!?

会見冒頭で触れた「寛平GM杯争奪ネタバトル」の審査員は、ほかにもいろんな人に声をかけているそうで、「(笑福亭)鶴瓶にも言うたんですけど、断られました」と明かします。「審査員をやったことがないから」というのが理由で、これには寛平も納得。その後、鶴瓶は、寛平と座員の面談中にわざわざ電話をかけてきて、「いちびり(ふざけること)がおもしろい。いちびらなアカン、おもろいことをやらなアカンねん」とアドバイスしてくれたそうで、寛平は「いい言葉でしたわ」と感激していました。

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一方、前回の会見で、やはり審査員候補として名前が挙がった桂文枝と明石家さんまについては、寛平が「頼むのが怖かったから頼んでいない」と明かすと会場は大爆笑。ただ、『痛快!明石家電視台』(MBS)の収録で、さんまからは「兄やん、俺の名前出しとったな」と声をかけられたとのことで、寛平は「機嫌がええなと思う時に言ってみようかな」と話しました。

コロチキ・ナダルに注目「自分をよく知ってる」

会見終了直後の間寛平GMに、ファニマガ独占インタビューに答えてもらいました。

──前回の会見で、ななまがり・初瀬悠太さんの名前が出ましたが、ほかにも座員以外で注目している芸人はいますか?

寛平 前も言いましたけど、あの子(初瀬)はあんな顔やのに、なんかかわいいじゃないですか、しぐさにしても表情にしても。動きもすごくいいよなって。だから新喜劇にも、ああいう感じの子が出てきてくれたらなと。

コロコロチキチキペッパーズのナダルもね、テレビとかではあえて悪者になってるけど、楽屋ではめっちゃかわいいヤツで。「ネタバトルやるから、ちょっと審査員で来てくれへんか」って聞いたら、「いいですよ! でも、ネタ書いてるの相方なんですよ。だから僕、審査員になったら『何しとんねん!』しか言えないです」って言うねん(笑)。で、僕が「それでええねん!」って言ったら、そこからずっと僕の顔見るたび「何しとんねん!」ってやるわけ(笑)。すごいかわいいやん。テレビの中では、わざと嫌われてる感じに持っていくねんけど、自分をよく知ってるんやなって。うちの嫁も、「ナダルおもしろい」「素晴らしい」って言ってるわ。こんな感じで、GMになってから、ホンマにいろんな芸人のいろんなところを見るようになりましたね。

──将来的に、新喜劇以外の芸人をスカウトすることも考えていますか?

そういうのはないけど、とりあえず新喜劇の109人からスターを作っていかなアカンから。いま考えてるのが、タックルながい。あの子を、島木譲二みたいにしようと思ってて。だから、島木譲二のネタをまるまるそのまま覚えろって言うてるねん。で、(新喜劇の)営業のメンバーに入れて、そこで試してみようと。“島木譲二の弟”みたいにして、「お前は……!」「そうや、俺の兄貴は亡くなったけどな……」って言うて全部脱いで、「ポコポコヘッド」から何から全部やらせる。(水玉れっぷう隊の)アキとか一緒に出てるヤツらに追い込んでいってもらってね。くすぶってるヤツを、ガーンと引っ張ってやらなね。見といてください!

出典: FANY マガジン
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