3月26日(土)、那覇市にある沖縄美ら海水族館アンテナショップ・うみちゅららで「島ぜんぶでおーきな祭」のプレイベント「出張!よしもと沖縄花月inうみちゅらら」が開催。スペシャルお笑いステージの他、よしもと沖縄芸人の大屋あゆみが座長を務める劇団アラマンダの「見て楽しむ手話ショートコメディ&初心者でも楽しく学べる手話勉強会」が行われました。
この日は3部構成でイベントを展開。第2部に催されたのが、よしもと沖縄花月の大人気コンテンツ「見て楽しむ手話ショートコメディ&初心者でも楽しく学べる手話勉強会」です。第2部冒頭には、MCの宮川たま子と浦添ウインドゥ・島智大が登壇。今回のイベントを通して、にぎやかで親しみやすい「沖縄国際映画祭(の雰囲気)を感じてください」とあいさつし、和やかにショートコメディが始まりました。
初めての人も楽しめる! 手話を使ったショートコメディ
その舞台はとあるシューズショップ。気に入った靴を見つけたお客さんが、欲しいサイズを店員にお願いするもなかなかうまく伝わらず……という内容です。お客さんに扮するマエショーと、店員役のゆか、島袋忍の3人がセリフに手話を交えながら、気持ちがうまく伝わらないもどかしさをコミカルに演じました。
手話は国や地域によって違いがある…?
ショートコメディの後は「初心者でも楽しく学べる手話勉強会」と題し、大屋あゆみとごはんマンの岩田、又吉が登場。聴覚に障がいのある両親のもとで育ち、幼いころから手話が身近にあったという大屋は、劇団アラマンダの活動について「(耳が)聞こえる人には手話に興味を持ってもらい、ろう者には笑いを届けたい」というふたつの目標を持っていると熱く語ります。
また、大屋が「手話は言語と同じで国や地域によって違いがあるんですよ」と話すと、会場から「ほぉー」と驚きの声がもれるひと幕も。そこで大屋が会場に、同じ言葉でも沖縄と本土で違いがある手話をクイズ形式で出題。客席からは次々と手があがり正解も飛び出すなど、大きな盛り上がりを見せました。
大屋は劇団のメンバーについて「公演をきっかけに初めて手話を覚えた人ばかり。最初は覚えられるか不安と言っていたけど、みんな練習するごとに手話が上達してる!」と、それぞれの成長を頼もしく感じている様子。そして締めくくりに「今日をきっかけに手話を少しでも覚えてもらえたら」と客席に呼びかけ、温かい拍手が起こりました。
終演後はプレゼントが当たる抽選会を開催。お買い物ついでによしもと沖縄花月の魅力を気軽に楽しめるイベントとなりました。
「島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭」は、新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点からオンライン等も併用して4月16日(土)・17日(日)の2日間で開催されます。