いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの見取り図（盛山晋太郎、リリー）が、3月31日（木）をもって大阪・よしもと漫才劇場（マンゲキ）を卒業しました。デビューから約15年にわたって、マンゲキをはじめとする大阪の劇場で芸を磨いてきた2人。当日はそのマンゲキで「〜マンゲキ卒業公演〜『卒業だよ！見取り図大集合！』」が開催され、サプライズゲストがゲリラで駆けつけるなど、盛大に見送られました。
『卒業だよ！見取り図大集合！』は、これまで育ててくれた大阪の地への感謝を込めた卒業イベント。コントや漫才だけでなく、見取り図の15年を振り返るトークコーナーや、マンゲキの仲間たちとのゲームコーナーなど盛りだくさんの内容で、サービス精神に溢れたステージとなりました。
卒業公演で“卒業公演を観に行くコント”！？
まずは見取り図の同期で、公式YouTubeチャンネル『見取り図ディスカバリーチャンネル（MDC）』でも人気を集めたユニット“たわもり”こと多和田上人ともりすけが登場。多和田演じるまさ子と、その彼氏であるもりすけがマンゲキに見取り図の卒業公演を観に来るという設定のコントが始まります。そこに見取り図の2人がコントのキャラ、南大阪のカスカップル、力也と綾として登場。まさ子・もりすけがカスカップルに絡まれ大ピンチに！ コント中の見取り図はマユリカ（阪本・中谷）の2人が演じ……という見逃せない内容です。
続いて、見取り図の漫才がスタート。「こういう仕事は人柄を知ってもらったほうがいい」という盛山の提案から、お互いのパーソナルデータを紹介していくのですが、盛山は、リリーが最初に発した“いちばん好きな食べ物”が最後の最後までひっかかるようで……。
記憶を失くすほど緊張した番組出演の秘話
「ヒステリーミトリズ！」のコーナーでは、マンゲキを卒業する見取り図の2人が、年表を見ながらこれまでの芸歴15年を振り返ってトークに花を咲かせます。盛山は「こうやって年表で振り返るのは初めて！」と感慨深げ。2006年、29期生として入学したNSC（吉本総合芸能学院）で、リリーが盛山を初めて見たときの衝撃の印象を明かします。
さらにbaseよしもと（2010年12月に閉館した若手芸人中心の劇場）で、辛酸を嘗めながらもジャルジャルやモンスターエンジンといった先輩らとの舞台で「鍛えられた」と感謝する一幕も。また、5upよしもと（baseよしもとを引き継ぎ2014年11月に閉館）時代に経験した思わぬ転落、これまでの人生の中で「記憶がない」というほど、いちばん緊張した番組の裏話など、山あり谷あり、刺激だらけの15年を2人で語り尽くしました。
続いてはゲームコーナー。前半は令和喜多みな実・河野良祐をのMCに、盛山がリーダーを務める赤チームは、令和喜多みな実・野村尚平、ツートライブ、今井らいぱち。リリーがリーダーを務める青チームは、ロングコートダディ、多和田上人、もりすけ。後半は、なにわスワンキーズ・仲西隼平がMCを務め、盛山のチームは、ダブルアートとなにわスワンキーズ・前田龍二、こじまラテ。リリーのチームにはマユリカとエルフが加わります。ゲームで対決のはずが、芸人たちの本性が明らかになり、それぞれの持ち味が光る濃い内容になりました。
サプライズで“あの人”が登場！と思ったら…
イベントの最終盤には、まさかのビッグな“あの師匠”が激励に現れ……と思いきや、その正体は、見取り図を慕う霜降り明星のせいや！ 見取り図の2人がいかに愛されているかがわかるサプライズとなりました。
さらに、これまでさまざまな芸人によって受け継がれてきた“楽屋番長”襲名式も行われました。見取り図は、やんちゃな芸人ばかりが集まるマンゲキを取り仕切る“楽屋番長”に、戦士のげんせいを指名！
最後に盛山は、「漫才劇場は卒業になりますが、たくさんの思い出があります」と感慨深げに語ります。しかし、実は4月からのスケジュールを見ると、「僕もびっくりしたんですが、3月よりも（マンゲキの）出番が多い」と衝撃の事実が！ 改めて「卒業とはなりますが、立場は違えど、劇場を盛り上げられたらなと思います」と意気込みました。
このイベントの模様は4月7日（木）20:30までオンラインで見逃し視聴ができます（チケット販売は同日正午まで）。
FANYオンラインチケット（配信）はこちらから。
