【独占取材】相席スタート・ケイ、入籍! 「モテ期」が理由で交際を断った過去?【前編】

出典: 相席YouTube

10月14日(水)、相席スタート・山﨑ケイがYouTubeチャンネル『相席YouTube』にて落語家・立川談洲との入籍を発表したのは既報の通り。なんと生配信中にプロポーズする展開に!「今後の人生……お隣よろしいですか?」との談洲による相席スタートの決めゼリフに、ケイは「どうぞ」と幸せ全開の笑顔で応えました。

談洲は、ピン芸人・大江すぐる、5人組のお笑いグループ・エレファンツとして吉本に所属していた元芸人。先輩であるケイとどのようにして愛を育んだのか? 入籍を知った山添の反応は? じっくり語ってもらいました。

こちらは前編です!

恋愛対象とは見ていなかった“後輩芸人”

――2人の出会いから教えてください。

ケイ「もともと吉本の後輩で、私の一期下が山添、さらにもう一期下が談洲さんで」

談洲「1年目のときに『JET GIG』っていう新ネタライブがあって、みんなネタが終わったら客席の後ろにある通路の隙間から人のネタを観ていたんです。そこで(ケイの)前のコンビのネタを観ていて“面白い”し“カワイイ”って思って」

ケイ「やだぁ~(笑)」

談洲「急ピッチで恋愛感情というわけじゃなかったので、(当時は)気持ちを伝えるわけでもなく……」

ケイ「女芸人で『口外禁止』っていうトークライブをやっていて。そのライブで『ウチらのこと好きな男芸人いないの?』って話になって、女芸人たちがいろんな連絡網を使って、駒と呼ばれる男芸人を呼び、戦わせるという楽しいライブをやったんです。そのときに、“大江がケイさんのことを好きって言っていました”って言われて……。ほとんど喋ったこともないし、尖っている印象で怖かったし“私を好きって言っておけば、印象が良くなるからだろうから(言っているだけだ)”って思っていたんですけど」

――では第一印象は尖った印象だったんですね。

ケイ「誰もが思っていると思いますよ。しかもロン毛だったし」

山添「江口洋介さんくらいのね」

談洲「そんなに!?」

出典: FANY マガジン

――そんな印象からどのように恋愛関係に発展したんですか?

ケイ「だいぶ経ってからですけどね……すごいしつこかったんですよ(笑)。当時は彼女もいたし、『“好き”ってボケみたいに言うのやめて~』『ボケじゃないんです』『でも彼女いるじゃん』『それはそうなんですけど』みたいな。しばらくして彼女と別れたのも言ってきて、でも後輩とそういうのはね……こういうこと言うと、(談洲が)いじけちゃうんですけど、そもそもタイプでは(ない)」

山添「(笑)。“タイプじゃない”で笑ったんじゃなくて、それを聞いて“(談洲が)いじけるんや”って思って笑っちゃって」

談洲「最初から『タイプじゃない』とは言われていて。でも言われすぎて今さらいじけ……いやでも、いじけるかな」

――(笑)。ケイさんのタイプはどんな方だったんですか?

ケイ「100で明るくなくていいんですけど、カワイイ感じの人のほうが好きなんですよ。よく言っているのが、ニューヨークの屋敷(裕政)、コロコロチキチキペッパーズの西野(創人)」

山添「こういうの一番聞きたくないなあ」

ケイ「アハハ。屋敷とか西野みたいに全面的に明るいわけではないけど、人当たりが割とよくて、話しやすい感じ、フラットな感じが本当は好きなんですよ。(談洲は)全然そういう人じゃないんで『タイプじゃないしな』って言っていたんですけど、それでも乗り越えてくるので、『そんな好きなの~? 悪い気しないな〜』みたいな(笑)」

モテ期を理由に交際を断る!?

――談洲さんから本格的にアプローチがきたのはいつ頃なんですか?

ケイ「彼が落語の世界に入ってからです。その頃って、まったく連絡を取っていなかった時期なんですよ。『(恋愛感情は)ないです』で終わっていたんですけど、久しぶりに『飲みに行きませんか?』って連絡があって。そこで『やっぱり好きなんで』ってことで、また(アプローチをして)きたんですよ」

山添「カッコイイな!」

――談洲さんは、ケイさんと会えない期間、諦められずにいたんですか?

談洲「そうですね。むしろ“素敵だな”から“付き合いたい”って恋愛感情にシフトしたのがその期間というか。好きは好きだし、空いた期間も頭の片隅になんとなくあったし、一切連絡を取っていなくても“やっぱり好きかもしれない”って思って、食事に誘いました」

出典: FANY マガジン

――交際に至ったのはどのタイミングなんですか?

談洲「正確には“この日をもって付き合う”ってなくて。1回目の食事から、何度か期間を明けてご飯を食べに行くうちにグニャグニャと」

ケイ「1か月に1回くらいだったのが、『来週空いている?』ってなって『明日空いている?』ってなって……。『次付き合うってなったら年齢的に結婚も考えなきゃいけないし』って言ったら『もちろんそれを前提に言っています』って乗り越えてきたんですよね」

――そこですでに結婚を意識していたと。

談洲「久々に会った1回目の食事も、来てもらえるかどうかも分からない。なので“約束をこぎつけた”という印象なんです。僕のことをなんとも思っていないのは気づいていたんで、このワンチャンをモノにできるかどうかというか。1回目の食事を楽しく終えて、この感じで徐々につなぎながら、2、3回戦にいったほうが良いのか、“2回目ないかもしれない”ってことで一撃で決めるかという二択になって。

(1回目の食事の後)二軒目飲みに行ったんですけど、結局、次があるか分からないから、“ほろ酔いの中で言うのふがいないなぁ~”と思いつつ、その日に『結婚を前提に付き合ってください』って言うことにしたんです。だからプロポーズと言えば、むしろそのあたりがハッキリとしたものになるというか。その時に『結婚を前提に付き合ってください』って言ったら『私、これからモテ期くる予定だからごめんね』って返されて」

ケイ「いい女だな~(笑)。ちゃんと(本名ではなく)カタカナの“山﨑ケイ”をやってる!」

談洲「でも2回目誘ったら来てくれるし、それからご飯にいけるようになって。会うスパンが短くなったとき、僕の誕生日で(ケイが)『旅行行く?』って言いだしたんです。明確に『付き合おう』『はい』っていうやり取りがないですし、ちょうど“付き合っていると言っていいのか? でも安心してはいけないぞ”って思っていた頃に旅行の話になったので“これは?”って……」

出典: FANY マガジン

――ケイさんからすれば、サラッと言ったつもりなのか、関係をハッキリさせるために言ったのか、どちらですか?

ケイ「その時の感情は覚えていないんですけど、私の中で付き合っているつもりだったんじゃないかと思います。あんまりモノがいらないタイプの人なんで、『私がお金出すから旅行行く?』みたいな。そんなに意味があるものだと私は思っていなかったんじゃないかな」

談洲「確かにその感じも出ていた。“付き合っているってことでしょう”みたいな雰囲気を出してきたけど、こっちは確約がないから安心ができないというか」

――話を戻すと、ケイさんは談洲さんと連絡を取っていない間、気になる人ではあったんですか?

ケイ「(談洲が芸人時代に)『本当に好きなんですよ』『またまた~!』のときはちょっと“後輩と付き合うとかあんのかな?”って思ったりしましたけど、やっぱり後輩だし、恋愛対象ではありませんってことで期間を空けているんで、いったん終わったと思っていました。その間、どこかで彼の存在があるというわけでもなく、普通に“彼氏ほしいな”って別の方を見ている感じでした」

――食事を重ねていくうちに“いい人だな”と思ったんですか?

ケイ「そうですね。大きく言えば同じ業界ですけど、違うところにいて、違う方向で頑張っているところとか、間を空けたのに『やっぱり好きです』って言ってくれたり……嬉しいじゃないですか。“本当なのか!”みたいな」

――具体的な結婚の話はどう進めていったんですか?

談洲「旅行行ったり、ご飯いったり、お互いの家を行ったり来たりしている間に、いつの間にやらって感じで。ボケみたいに『結婚する?』『してくれんの?』『してもいいかも』みたいなことを小出しにするようになって『いつする?』って固まった感じです」

ケイ「お父さんが東京に遊びに来た時に会わせていただいたり、師匠(立川談笑)のお家でご飯を食べているところにお邪魔させていただいたり。家の更新が同じタイミングで『次の更新どうする?』っていうのが今年だったんですよ。『じゃあ一緒に住むか、ってことは、結婚も近いし、挨拶とかもしなきゃね』の流れでちょっとずつ……結婚の方向に向かっているのはここ1年くらいの話です」

ケイから結婚報告…その時、山添は?

――2人の交際期間は2、3年ほど。山添さんは2人が付き合っていたのはご存じだったんですか?

山添「知らなかったです。ケイさんが僕のことを知っていても、ケイさんは(プライベートの話を)一切教えてくれへんし、ひと笑い起きて違う話になっている……ってことが多かったですね」

――交際していた3年の間、ケイさんの変化を感じたりはしましたか?

山添「ケイさんには言っていなかったんですけど、この3年間、妙に俺に対する当たりが優しいなとは思っていました」

――(笑)。

山添「それは何かの部分が充実しているから優しくなっているんじゃないかと」

――そういう変化はこれまでもあったんですか?

山添「お笑いだけで食べていけるようになってから、僕の当たりが優しくなって、要所要所でキツい時、優しい時……っていうのがあって、“これはなんや”って思った時に、恋愛に絡んだことじゃないかなと思ったんです。彼氏いる時は、自分の中でホッとする部分があるから優しくなれる。当たりがキツイ時は、男がいないストレスが俺に来る。でも、この3年振り返ってみれば妙に優しかったなって。だから談洲の存在が大きかったんやなって思います」

ケイ「もちろん意識してはないですけど、ただすごい助かるのは(談洲が)山添の雰囲気も分かるんですよね。細かい話ですけど、地元の友だちに『ずっとタバコ吸っててね……』とか『出番直前まで袖に来ないんだよ』みたいな話は、ニュアンスが伝わらないじゃないですか。でも、山添のこの感じを分かってくれるから『ちょっと聞いてよ!』って言える」

山添「それはデカいですね」

――ケイさんから結婚すると聞いた時のシチュエーションを教えてください。

山添「その日、ルミネtheよしもとの出番をもらっていて、その合間に吉本との面談があったんですけど、あっという間に終わったんですよ。でもその楽屋を1時間くらい取っていて、“そんなに時間を取る内容じゃなかったで?”と思いつつ、外に出ようと思ったら、マネージャーさんに『そのままちょっと待っていてください』って言われて。急に動画を回し始めて」

ケイ「私が事前に『山添に報告するところを撮っておいてほしい』って言っていたんですよ」

山添「そこで普通じゃないと思って。ケイさんの顔見たら俺みたいにテンパってないし、ニヤニヤしている……。1拍、2拍くらい空けて『結婚!?』って。相手については一人目に談洲やって言い当てました」

出典: FANY マガジン

――えー!

山添「数年前に『(談洲とケイが)2人で歩いているところを見た』という目撃情報が僕の耳に入ったんですよ。で、みんなで話している時に『ケイちゃんいい男とかいないの?』みたいな話になって。ケイさんは僕以外にもプライベートなことを話さないんで、はぐらかすんですけど、そこで『大江と歩いているっていう目撃情報聞きましたよ』って言ったんです。その時に『それはないよ』って。で、また別のターンで『いい人いないの?』ってやりとりがあった時に、もう一発『大江でしょ!』って言うたら……普通じゃないトーンの仕方で否定されて」

ケイ「アハハ(笑)」

山添「えらい強めに『それはない』って。それからケイさんが結婚するなら談洲かなって思ったら(当てることができた)」

談洲「テレビ電話で話したんですけど、“立川談洲”になってからは会っていなかったんで、3、4年ぶりに山添さんと会話したんですよ。普通は『え!?』とか『大江!?』とか驚くと思うんですけど、『た~てかわ~だんすや~ん』って、めちゃくちゃ冷静で(笑)。多分感づいていたんだろうなとは思いました」

山添「でも、“ほんまにそうなんや!”のテンションでしたね。最初はまったく知らん人だろうと思ったのに、テレビ電話繋いでいるっていうから、“知らん人と繋ぐわけない”って。談洲って知って“おめでとう”って思いました。

ケイさんの性格は談洲ほどじゃなくても知っていて。意識せんでもええのに、周りの女性の友だちのことを羨ましがったり、普通に祝ってあげたいのに『自分は……』とか、しんどい思いをしたりしたのもあったでしょうから、純粋に“良かったな”って思いました」

ケイ「ありがたいですね。あと証人にもなっていただいて」

ーーなぜ山添さんを証人に?

ケイ「こちら(談洲)は、師匠に書いていただいたので、私にとってそういう存在? 山添? みたいな(笑)。あと、コントは関係ないかもしれないですけど、漫才だったりに(影響が出そう)。正直、独身だからこそ貰っていた仕事もあって、そういうのはなくなる部分もあると思うので、多少ですけど変わるところもあるのかなって。山添の方で対応しなければならないところも出てくると思うので、そういうところで迷惑はかけるなと思っています」

ーーケイさんは「ちょうどいいブス。でもいい女」といったキャラですが、今回、結婚をしたとなったら「結果を残した女」としてフィーチャーされると思います。その時に、山添さんの立ち位置は変わってくるものなんですかね?

山添「僕は負け役の方が向いているから、“いろいろとやりやすくなるんだろうな”とは思っています。明確な仕事の差が出てきたら自分がどうアピールしていくかでしょうし、談洲がイケメンやから、夫のダメなところを叩く嫁としても成立していて面白い。ケイさんは勝ち組、僕は独身で『あんた彼女すらできないの?』っていう言葉に説得力も出るので、それはそれで新しくネタが作りやすいんかなとは思います。恋愛系とか独身系のネタも、ニュアンスを変えたり、アプローチを変えたりした方がウケるようになるかもしれないですね」

ケイ「それもちょっと考えていて、昔バイト先の主婦の人に言われたことを思い出したんですよ。“それ言えば、今のネタもわりとできるかも”って思ったのだが、(当時)主婦が『モテたい』って言っていたので『結婚しているじゃないですか』って返したら、その人が『人妻の性欲ってホンモノよ』って(笑)」

前編は以上。後編は、2人の未来について語ってもらいます。お楽しみに!

ぜひ、『相席YouTube』での発表の模様もご覧くださいね!

(取材・文:浜瀬将樹)

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