M-1に続く賞レースは即席ユニット対決! 優勝のポイントはニッポンの社長ケツの嫌われ度!?

どうも、芸人ライターの天狗の横山裕之です。突然ですが、皆さんは「UNC」という大会をご存じでしょうか? 実は「M-1」「キングオブコント」「R-1」「THE W」などの賞レースに続き、今回、いままでにない斬新な大会が発足していたのです!

出典: FANY マガジン
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出場メンバーは、ニッポンの社長やもも、ビスケットブラザーズ、そしてゆりやんレトリィバァら関西の実力派若手芸人20人。MCには、ブラックマヨネーズの小杉竜一さんとチュートリアルの徳井義実さん、審査員にはザ・プラン9のヤナギブソンさんにパンクブーブーの佐藤哲夫さん、そして銀シャリの鰻和弘さんが登場。そして、賞金100万円!

この大会が面白くないわけがない! ということで、そんな「即席最強カルテット決定戦UNC~ユニットネタチャンピオンシップ~」のライブをレポートしたいと思います。

出典: FANY マガジン
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メンバーの決め方は運と戦略!?

「UNC」とは「即席最強カルテット決定戦UNC~ユニットネタチャンピオンシップ~」という、コンビをガラガラポンで組みなおした即席ユニットでネタ勝負する“賞レース”で、3月24日(木)に大阪・森ノ宮よしもと漫才劇場で開催されました。今回は、20人の芸人が4人1組でユニットを組み、5分以内の漫才1本とコント1本の2本勝負で、審査員の合計得点の高い点数を出したチームが優勝です。

まずは、その即席ユニットのメンバー4人を決めるのですが、その方法が面白い。決め方は、自ら入りたいユニットを選ぶ選択方式ですが、選択する順番はスタッフのくじによって決められる。まさに運と戦略です!

栄えある、トップバッターに選ばれたのはニッポンの社長ケツ。

出典: FANY マガジン
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選ぶ基準は、まず「順番」です。今回はAグループからEグループの5つのグループで構成されます。そして、最初のネタの順番は必然的にAグループから始まるということで、みんなやはりAグループは避けていきます。あとは、同じチームの人がネタを作れる相手なのかどうかも重要な基準です。

ということで、今回のメンバー決めで僕が注目した点は3つ!

1つ目は、ニッポンの社長・辻への信頼感。「ユニットネタなら辻」「勝てるパッケージを作ってくれる」という芸人からの信頼が厚い!

2つ目は、ヒューマン中村さんの裏切り。今回、芸歴がいちばん上なのが19年目のヒューマン中村さん。やはり、芸人からネタの評価が高いので「ヒューマンさんがネタを作ってくれる」「ヒューマンさんについて行く」という意見がありました。しかし、そのヒューマンさんは「ネタを作らない!」と宣言。これはまさかの展開です。

そしてついでに、ヒューマンさんはまさかの団体行動が苦手で、銀シャリ・鰻さんの情報によると、仲のいい芸人がいないということらしい。

3つ目は、「みんなが思っている本音がみえる」。ここで多くを語ることはできませんが、こんなにもニッポンの社長ケツが嫌われるとは……!?

こうして誕生したカルテットチームがこちらです!

出典: FANY マガジン
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ただ残念ながら、都合によってマユリカ(坂本・中谷)の2人が出場できなくなったため、代演として「マユリカ・中谷」の代わりが「紅しょうが・熊元プロレス」、「マユリカ・阪本」の代わりが「なにわスワンキーズ・前田龍二」になりました。

一夜限りのユニットネタでも本気!

まずは、賞レースで強メンバー揃いのAチーム。

出典: FANY マガジン
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1本目は漫才。それぞれの個性をぶつけ合い、それをまとめるカベポスター・浜田。まさにトップバッターにふさわしい漫才でした。ゆりやんの自由さが個人的に最高! 審査員のヤナギブソンさんにも「4人のバランスがいい」「かぶせも決まっていた」と高評価でした。

出典: FANY マガジン
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2本目はコント。テーマは「整形」。「わかる!」という共感のなかにも不条理なことがあり、すべてを笑いに変える素晴らしいコントでした。個人的には、もも・せめる。に注目してほしいです。

続いては、強個性の“いい人軍団”Bチーム。

出典: FANY マガジン
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1本目はコント。テーマは「テレビのクルー」。これは何も考えずに老若男女が笑えるコントです。まさに地獄のクルーでした。

審査員の佐藤哲夫さんも「設定が良く、ツッコミがいないからお客さんがそれぞれで笑いたいところで笑う、でもお客さんがだらっとしそうな時にいいワードを挟んでくるのがうまい!」と絶賛。

ちなみにこの大会を通して佐藤哲夫さんの審査が、すべて秀逸でした。お笑い好きにはたまらない、ネタへのダメ出しが炸裂していました。

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2本目は漫才。からし蓮根・杉本が作った緻密な漫才で、コントとのギャップがすごかったです。いくつも笑いどころがあり、それぞれの特性がちゃんといかされていました。個人的には、強個性のメンバーに振り回される杉本に注目です。

続いて、結成時に問題ありのCチーム。

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1本目は漫才。まるでヒューマン中村さんがフリップをめくっているような、新しい形の漫才でした。終始、ウケていて、ヤナギブソンさんも高評価でした。

設定自体はわずか2時間で完成したらしく、意外とチームワークがいいのではないかと思いました。ここで発覚したのは、実はヒューマン中村さんは、銀シャリ・鰻さんと仲がいいと思っていたという事実。会場は爆笑でした。

2本目はコント。テーマは「浅草キッド」。まさに浅草キッド好きにはたまらないコントでした。

5分ではおさまり切らないような内容をきっちり5分におさめてきたスゴさ、そして矛盾もあえて楽しんでいるような空気感が審査員にも高評価でした。キーワードは「俺らの汗きれいやろ?」です。

即席とは思えないネタの数々

続いては、ネタへのこだわりが強いDチーム。

出典: FANY マガジン
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1本目は漫才。ふだんから個性派な漫才を作っているカベポスター・永見が担当しているだけあって、独特な世界観の漫才でした。

最後の爆発は今回の大会を通しても、1、2を争う爆発力だったのではないかと思います。この漫才でわかったのは、ビスケットブラザーズ・原田が臭いということでした。

2本目はコント。テーマは「学校」。これもまた独創的でした。見たことがない設定で、とくにオチが最高でした。全員、裏切られたのではないでしょうか?

この大会でわかったのは、ビスケットブラザーズ・原田は意外と誰よりも真面目ということでした。

最後は、優勝候補筆頭Eチーム。

出典: FANY マガジン
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1本目は漫才。これもまた斬新かつ、この日のためだけに作られたという漫才でした。ふつうの漫才ではありえない、それぞれの気持ちでどんどんと舞台を動き回る4人に目が離せませんでした。

ニッポンの社長・辻は、「優勝して100万円を取ったら4人お揃いの革ジャンを買いたい」とのこと。

2本目はコント。設定が面白い! テーマは「ドラクエのようなゲーム」。しつこさがたまらない、さすが「辻ワールド」といったコントでした。

ここでわかったのは、優勝したらお揃いの革ジャンを買うけど、なにわスワンキーズ・前田だけは黄色の革ジャンを買わせるということでした。

出典: FANY マガジン
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今回の大会は全チーム僅差の戦いでした! それくらいレベルが高く、即席とは思えないネタの数々が生まれていました。

皆さん、もうどんな大会か観たくなりましたよね?

どのチームが優勝か気になりますよね?

どんなネタをしたのか知りたいですよね?

実はこの大会、4月30日(土)20:30からアーカイブ配信があるんです。ユニットでも全力で取り組む芸人をぜひご覧下さい!

「即席最強カルテット決定戦UNC~ユニットネタチャンピオンシップ~」アーカイブ配信はこちら

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