吉本新喜劇の大喜利No.1は“細かすぎて”王者の岡田直子! 「実際に言われたひとこと」に大爆笑

間寛平GM(ゼネラルマネージャー)のもと、大阪・YES THEATERを拠点にスタートした、若手座員発掘・育成のための新たな公演『吉本新喜劇セカンドシアター』。4月24日(日)に開催された「吉本新喜劇座員の大喜利力を試すライブ」では、総勢25人の座員たちが『IPPONグランプリ』(フジテレビ)や『千原ジュニアの座王』(関西テレビ)などの大喜利番組出演を目指して腕を競いました。

出典: FANY マガジン
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セカンドシアターは、隔週金・土・日曜を中心に、若手中心の新喜劇から企画ライブまで、さまざまなイベントを開催。今回の大喜利ライブでは、よしもとの“Mr.大喜利”こと笑い飯・西田幸治をゲスト審査員に、同じく大喜利に定評のあるザ・プラン9のヤナギブソンがMCを務めました。始まる前から西田に「大喜利が得意そうな人がいない」と断言されてしまった出場メンバーでしたが、果たして……。

大喜利が強そうな人がいない…」

のっけから、出演者リストを見ながら「知らん人がいっぱい」と漏らすヤナギブソンですが、客席からは名前を読み上げるたびに歓声や拍手が上がり、新喜劇ファンの熱さが伝わってきます。

一方、スペシャルゲストとして審査員を務める西田は、ヤナギブソンから「この中で大喜利が強そうな人は?」と聞かれて「いないでしょう」と即答。メンバーの実力も未知数なこのイベントに、「一度試した後に、精鋭を集めたライブをやってほしかったんですよ」と訴えて笑わせました。

出典: FANY マガジン
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まずは2つのブロックに分かれて予選を戦い、各ブロック上位2人が決勝戦に進出します。Aブロックには、NSC(吉本総合芸能学院)大阪7期のベテラン、たかおみゆきの姿も。西田は、かつて『よしもと新喜劇NEXT〜小籔千豊には怒られたくない〜』(MBS)の大喜利企画にたかおが出演した際は“ひどい出来だった”と振り返りますが、たかおは「それでも出たかった」とリベンジを狙います。

諸見里&けんたくんの沖縄コンビが大活躍!

最初のお題は「新喜劇小道具ギャグ大喜利」。新喜劇でよく使われる小道具を使って、即興で一発ギャグを披露します。トップバッターの高関優に与えられたのは、配膳用のお盆。股間の少し右を隠しながら「アキラ2%」とボケるも、西田からは即座に「×」の判定が……。この後の出場者も「×」が続くなか、待望の初「○」をもぎ取ったのは奥重敦史。ウォーターポットを抱きかかえて「帯兄!」(ポットネタでおなじみ帯谷孝史の愛称)と絶叫、新喜劇ならではのボケで笑いを起こしました。

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注目のたかおは、銀色の玉を使ってまさかの下ネタ発動!? 西田に「これはダメですね」と却下され、メンバーからも「なんで下(しも)に行ったん!」と大ブーイングが起こる騒ぎとなりました。

Aブロックのもう1つのお題は、「新喜劇の楽屋の扉を開けて“気になるひと言”大喜利」。こちらは、ふだんからよく経験しているシチュエーションということで、挽回が期待できそうです。

元気に挨拶しながらドアを開けたのに誰もいない、という王道のボケで「○」をもらったのはけんたくん。最初のお題とは打って変わって、こちらは好回答が続々と飛び出し、最終的に奥重、けんたくん、大塚澪、入澤弘喜、諸見里大介の5人が「○」1つで並びました。さらに効果音を使った大喜利を経て、西田が決勝進出者に選んだのは諸見里とけんたくん。同郷の2人は、「沖縄のオレたち、頑張ってるぞ!」と喜び合いました。

出典: FANY マガジン
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岡田「緊張しすぎて何も覚えてない」

続くBブロックのメンバーが登場。1つ目のお題は「“この後、吉本新喜劇です!”の後に思わず見たくなるひと言」です。3秒以内に収めるルールで、長すぎるフレーズはNGとなります。トップバッターの小林ゆうが「映薫姉さんの頭がボン、キュッ、ボン!」で笑いを取ると、続く多和田上人、そして、2020年の『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(フジテレビ系)優勝者の岡田直子も「○」をゲット。

もう1つのお題は「“あなたにとって○○とは?”大喜利」。『プロフェッショナル 仕事の流儀』のイメージで、スポットライトを浴びながらカッコよく答えます。「些細な幸せとは?」に、岡田は「芝居で男と手をつなげることですかね」と答え、大きな拍手と笑いを起こしました。

出典: FANY マガジン
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Bブロックは小林、岡田、音羽一憲、カバ、玉置洋行が2ポイントでトップに。この中から西田が選んだのは、岡田と玉置。2人は同い年だそうで、「昭和59年生まれですよね〜」と言い合う姿にヤナギブソンは「似てる」とひと言、新たなユニット誕生の可能性も浮上……!?

決勝のお題は「謝罪大喜利」。新喜劇の先輩たちの顔写真ボードを使い、その人になりきって“おもしろ謝罪フレーズ”を競います。ここからは西田も参加、思いついた人からどんどん答えていくスタイルに。

ライバルを打ち負かしてきた4人だけあって、新喜劇あるある満載の爆笑セリフがどんどん飛び出します。特に気を吐いたのが岡田で、桑原和男や西川忠志の顔写真で自身が言われた実話ネタを放出するなど、冴えわたる回答を連発。最後は観客の拍手量で判定することになり、満場一致で優勝を勝ち取りました。

出典: FANY マガジン
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「本当に緊張しすぎて、何を言ったか覚えてない」と驚きつつも、栄えある優勝に大喜びの岡田。西田は総評で「なんやかんやで、いちばん覚えているのは、たかおさん」と、ベテランが投下したまさかの下ネタを挙げて笑わせていました。

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