チケットは即完売! エレガント人生の初単独ライブは「一言で言うなら“人生”です」

SNS動画でブレイク中のエレガント人生(山井祥子、中込悠)が、7月23日(土)に初の単独ライブ『薔薇色の人生』を開催します。YouTubeチャンネル登録者数22.8万人、動画では祥子の“憑依”したキャラと中込のふわっとした優男感がクセになると評判のコンビが、いったいどんなステージを見せるのか――今回は、そんな2人に1年ぶりとなるインタビューを決行! 「ライフワークにしたい」と声をそろえる単独ライブにかける思いとは!? 

出典: FANY マガジン
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今回のエレガント人生の初単独ライブは、7月から9月にかけて開催される夏休み特別イベント『よしもとYouTubeフェス2022』の一環として実現しました。フェスでは、チャンネル登録者数が多い人気“YouTuber芸人”たちが、全国の劇場でさまざまなライブを開催。参加するのは、カジサック(登録者数236万人)、すゑひろがりず(36.9万人)、たつろう(32.1万人)、レインボー(61.7万人)、ぼる塾(23万人)ら多彩なラインナップです。

いつまでもウワサが立つようなコンビでいたい

――昨年のインタビューから1年強、YouTubeのチャンネル登録者も20万人を突破しました。そのスピード感をどう感じてますか?

祥子 一応、なんとなく立てている目標は達成しているんですけど、どうなんだろう。

中込 まぁでも、着実って感じです。

祥子 バーンって跳ねて伸びたとかはなく、1カ月に1万人ずつくらい。

中込 うん、多い月も少ない月もあるけど、平均するとそのぐらいずつ増えていった感じで。

立てていた目標で「芸歴9年目を迎えた年(2022年)で20万人の登録者」というのがあって。

祥子 今年の4月に20万人ぐらいになってたらいいかなぐらいに思ってたから。

中込 だから、ちょうどって感じです。

出典: FANY マガジン
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――2人の関係性はこの1年で変わったりしましたか?

祥子 1年前よりも「エレガント人生」というコンビとしてちゃんと見てもらえることが増えて、それはすごくうれしいです。

中込 まだ前回の取材では、“祥子がTikTokでバズっているけど……”というような思いが強かった。街中でも祥子が声をかけられることが多くて。でも、祥子に憧れて僕もTikTokを始めて、フォロワーが11万人ぐらいまでになり、いまは2人で声をかけられるぐらいまでになってきたので、そこの変化は僕にとっては大きいです。

――昨年7月にはYouTubeで『こっそりエレガント』というサブチャンネルもスタートしました。

祥子 あれは、視聴者の方に「ファン」になってほしかったんです。人を知ってほしくて。やっぱりこの人たちが好きっていうのは、ライブに足を運んだり応援するための原動力になると思うので。もっと深いところで知ってもらいたい、と。

中込 ふつうに生きているところをちゃんと見せたかったというか。笑いとか関係なく、人間を知って、愛してほしいという気持ちがやっぱりあって。なので、あれはノンプレッシャーで素の自分でやってます。

――昨年も祥子さんが「深く愛してほしい」と言っていました。

祥子 恥ずかしいな(笑)。

中込 愛に飢えている人たちみたいだね。

祥子 でも、SNSとかYouTubeとかで、軽く見て流されがちなものをやっているので。そういうなかで流されないためには、愛されないといけないと思っています。

出典: FANY マガジン
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――2人でのカップルネタが多いので「つき合ってるのでは?」と言われるのでは?

2 めちゃくちゃ言われます!!!

祥子 本当に言われるよね。

中込 初めて会う人には、ほぼ100%で必ず聞かれますけど。

祥子 「エレガントハウス」の存在も大きくて。前回の取材のときはまだ始まっていなかったんですけど、動画を撮るための家を借りたんです。それがまたややこしくしているというか(笑)。実際に、私も寝泊まりをそこでしたりもしているので……。

中込 動画の内容的に家の中のいろんな背景がほしいし、ほぼ毎日、撮っているっていうのもあって、部屋を借りようということになって。そこに2人で出入りするから、僕らが付き合っている、または結婚している説を加速させた気はします。

祥子 コンビで仲もすごくいいんですよ。ふつうにゴハンを一緒に食べに行くし。

中込 ふつうにすごく仲のいい友だちというか。2人で飲みにも行くし。

祥子 買い物とかも行くし、なんなら中目黒の川沿いを2人で歩いたりもしてるので(笑)。でも私はある意味、ずっとウワサが立っていてほしいなっていう気持ちもあって。みんなには「この2人、どうなるんだろう」って楽しみにしてほしいというか。

中込 確かにそれはいいな。「本当のところはわかんないけどね」って、ずっと言われていたい感じはある。

祥子 なので、もしかしたら、先の未来にこのコンビで急に「結婚します」とかなっているかもしれないんですけど、それはわからないです。

出典: FANY マガジン
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YouTubeは「共感」、単独ライブは「作品」

――前回の取材でも「単独ライブをやりたい!」と話してましたが、今月、いよいよその夢が叶いますね!

祥子 単独ライブは「今年はやりたい」とずっと思っていたので、やれることになったのはすごくうれしいです! じつは決まる前から単独ライブを意識して、YouTubeにアップする動画もカットのないものだったり、テロップをなくしてみたりと「ライブでネタとしてお客さんに見てもらう形」に近いものをちょこちょこやっていたんです。それは視聴者のみなさんに、事前に“ライブ”に慣れてもらおうという狙いで。

中込 視聴者の方に単独ライブに来てもらったとき、「なんかいつもと違う」ってならないように、ちょっとずつ慣れてもらうという作戦です。

――今回のライブのチケットが即完売だったと聞きました。

祥子 そうなんです。

中込 たぶん30秒ぐらいで。

祥子 いや、きっと10秒ぐらいだよ(笑)。

中込 本当にそれはうれしいですね。

――単独ライブでやるネタと、YouTubeなどのネタは別物と考えていますか?

祥子 うー-ん、まったく別物ではなくて、地続き的なところはもちろんあるんですけど。でも、実際にやる単独ライブのネタは「作品」という感じもあって。

中込 ふだんやっているYouTubeのほうは、あるあるに近いものとして作っています。なので、「共感」してもらうというのがひとつのポイントで。でも、単独のほうは必ずしもそうではなくて、いわゆるネタとして笑いどころを作るということを意識しています。YouTubeでは台本を作らずにやっているので、なんとなくの流れだけ決めて撮る。でも、単独ライブでやるものはちゃんと台本を作って、という形なので、より作品性は強まると思います。

出典: FANY マガジン
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――それはつまり、その先に賞レースなどを意識してのことなんですか?

祥子 賞レースとはまた別です。単独ライブって何本かネタをやって、トータルでひとつの世界観を作り出すじゃないですか。トータルとして、終わったときに「1つのライブとしてすごくいいものを見た!」というふうにしたいんですよね。そういう意味で、1つずつのネタを濃くしていきたいなと。

中込 そのライブでの見た方の満足感を高めるために、より一つひとつのネタをしっかり作り込むという感じです。

――親や友だち、チャンネル視聴者など、誰に見てほしいですか?

中込 やっぱり、ふだんYouTubeで見てくれている人とか。「この人たちのネタをちゃんとみてみたいな」という人々に届けばいいなと思っています。

祥子 今回は東京だけなので、地方に住んでいらっしゃる方とか来られない方もいただろうし、チケットが手に入らなかったという人もいっぱいいたと思うんですけど、そういう人にはぜひ配信で楽しんでもらいたい。

中込 そう、チケットが完売してしまっているので、オンラインでも見てほしいんですよね。お客さん側の「生で見たい」という気持ちもわかるんです。それはわかったうえで、やっぱり「単独ライブ」=「エレガント人生の作品」と思っているので、良いものを作るんだという目標でやっているので、生・配信に関わらず見てほしいです。

――現状で進行具合はどうですか?

中込 いまはネタを作っている段階で。

祥子 進行度合いでいくと、いまどのくらいなんだろうね(笑)。台本作りだけにしぼったら70%ぐらいまでいったかな。

中込 もろもろのVTRとかは撮り終わっていて。

祥子 うん。VTRはね、“キレイな映像”が撮れたよね。

出典: FANY マガジン
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――今回の単独ライブを、一言で言い表すとしたら?

中込 「薔薇色」ですね。

祥子 私は「人生」のほうだと思う。

中込 あ、人生! 確かに人生だ。僕らは単独ライブをおじいちゃん、おばあちゃんになってもずっと続けていきたいと思っていて。その記念すべき第1回目でスタートなので。

祥子 初めての単独ライブだから、今回のタイトルにコンビ名にも絡めて「人生」というワードを入れました。

――そこまで単独ライブに強い思い入れを持つ理由は?

祥子 私はこのコンビの前から、芸人になったときから、そういうふうに思っていて。コント師の単独ライブを見るのがすごく好きだったっていうのがあります。

中込 僕も前のコンビのときから、ずっと「単独ライブで全国をまわるようになりたい」と言っていて。芸人を始めたときは、漠然と「売れたい」という気持ちがあったんですけど、何年かやっていくうちに本当に自分たちがやりたいこと、お笑いをやっていて楽しいときっていうのがどんどん洗練されていくというか。僕らがいま、そういう意味で「やりたい」と思うのが「単独ライブ」で、お互いの気持ちが重なった感じですね。

来年はキャパを広げて、再来年は東京以外も…

――着々と夢を実現しているように見えますが、今後の展望は?

中込 来年、もう少し大きなキャパの劇場での単独ライブもちゃんと埋められて、再来年ぐらいに東京以外の場所でもやるっていう形になったら順調だなと思います。

――いろんな構想が一歩一歩、地道な印象です。

祥子 できなかったとなるとすごく悲しいので。小さいハードルを越えるほうがいいんです。

中込 一気に駆け上がって息切れするよりかは、ゆっくり上がっていって、というほうがいい。

祥子 マラソンだね。

中込 そう、マラソンていう話は常々、祥子ともしているんだけど。持久走ですよね。「いま楽しい」ってちゃんと思いながらやりたい。そういう気持ちが強い。

出典: FANY マガジン
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――最後に。単独ライブへの意気込みをお願いします!

祥子 オンラインで見るのって「生じゃないのか」と思われるかもしれないですが、オンラインでも見ていただけることを前提に、そういう方でも楽しめることを考えて作っているので、ぜひチケットが取れなかった方も見ていただきたいなと。

中込 本当に僕たちが一生をかけてやっていきたいことの初回になります。こういうことをやっていきたいんだというのを形にした単独ライブを作っているので、1人でも多くの人に見てもらいたいと思っています。配信、買ってください!


YouTubeチャンネル『エレガント人生チャンネル』はこちらから。
『こっそりエレガント』はこちらから。

公演概要

第1回エレガントライブ『薔薇色の人生』
日時:7月23日(土) 開場17:30 開演18:00
場所:よしもと有楽町シアター
チケット:前売2,000円(すでに完売) 配信1,500円

FANYオンラインチケット(配信)はこちらから。
『よしもとYouTubeフェス2022』の詳細はこちらから。