全国140チームが日本一を競う日本最大の高校華道コンクール『Ikenobo 花の甲子園2021』の全国大会に出場する各エリア代表チームの発表が、10月1日（金）にオンラインで行われました。今年で13回目を迎える「花の甲子園」は、高校生に特化した華道コンクール。昨年に続いて、今年も全国から提出された動画や作品写真を審査するリモート地区大会を実施し、代表チームが決定しました。
全国8地区9チームが全国大会へ！
オンラインで行われた発表会では、池坊華道会の池坊雅史事務総長から各エリアの代表が発表されました。
【北海道地区】海星学院高校（北海道・室蘭市）
【東北地区】秋田県立平成高校（秋田県）
【関東地区】群馬県立桐生高校（群馬県）
【北信越地区】文化学園長野高校（長野県）
【東海地区】岐阜県立岐阜商業高校（岐阜県）、静岡県立田方農業高校（静岡県）
【近畿地区】比叡山高校（滋賀県）
【中・四国地区】安田女子高校（広島県）
【九州地区】佐賀県立唐津南高校（佐賀県）
池坊事務総長が、参加者に向けてメッセージを送りました。
「未来の世代に華道の魅力を伝えようという意志と情熱がなければ、花の甲子園は実現していません。花や木は与えられた環境で不平不満を言うこともなく、懸命に一生をまっとうしていきます。華道のお稽古を通じて、花木に共感し、自分の人生を高めようと勉強ができます。また、植物の命と向き合うことで、多様性を認められるようになり、人の命にも心を配れるようになります。そして、これから世界で活躍するための価値のある学びになると信じています」
各エリアの住みます芸人がエール！
大会アンバサダーを務めるのは、人気お笑いコンビ・ミキの2人とNMB48・梅山恋和。さらに、各地区の「住みます芸人」がエリアサポーターとして、それぞれの代表チームを応援します。
北海道地区のスクランブル（としき、だいき）は、元気いっぱいの挨拶で登場。2人とも苫小牧出身で、今回、出場する海星学院高校とはエリアが近いとアピールします。同校には代表チームで唯一の男子生徒がいることが告げられると、「ハーレム状態！」「うらやましー！」と盛り上がっていました。
東北地区は、秋田県住みます芸人のちぇす（長谷川瞬、若松弘樹）。2人とも秋田市出身とのことで、県立平成高校が全国大会初出場と聞くと「おめでたい！」と祝福。若松が「けっぱれ〜（がんばれ～）」と言いながら、カメラからフレームアウトするボケを披露しました。
関東地区は、群馬県富岡市出身のピン芸人ガッツいわせ。群馬は花や森、木に囲まれた緑豊かな土地であることをアピールし、花の力を存分に発揮して優勝をかっさらってほしい！ と県立桐生高校のメンバーにメッセージを送りました。
ご当地グルメを約束
北信越地区は長野県住みます芸人、ゆでたかの。昨年に続いて2回目のエリアサポーターということで、「去年、決勝で悔しい思いをしたので、雪辱を果たすための戦いになると思う」と力を込めます。代表の文化学園長野高校には「一緒にがんばりましょう！ 優勝目指しましょう！」とエールを送りました。
東海地区の1人目は、岐阜市出身の三ツ星ジョージ。こちらも昨年に続いて2回目のエリアサポーターということで、昨年初めてチャレンジしたという生け花を披露。県立岐阜商業高校が12回目の出場で2回目の全国大会だと聞くと、自身はR-1グランプリで10年連続1回戦敗退という事実を明かしながら、「がんばってくださ〜い！」と応援メッセージを送っていました。
東海地区の2人目は、静岡県住みます芸人のさこリッチ。「ジョージのあとは、すごく出にくい」とクレームを入れつつ、県立田方農業高校が4回目で初の全国大会出場と聞くと、「すごい！」と驚きの表情。じつは同校OBが劇場でバイトしているとのことで、「すごく真面目だったので、代表チームもきっと真面目だと思う。真面目に取り組んで、いい結果が出たら、ご当地グルメをおごる」と約束していました。
トゲに気を付けて！
近畿地区は、今年4月から滋賀県住みます芸人になったノーサイン（乾、北斗）。2人は野球部だったそうで、今回の代表に選ばれた比叡山高校については、野球が強い高校というイメージで、華道も強いことを初めて知ったと明かします。そして「比叡山高校、優勝してほしいやないかーい！ がんばってくださーい！」と応援メッセージを残しました。
中・四国地区は、広島県住みます芸人の藩飛礼（竜児、松本貴明）。安田女子高校は第1回大会からのフル出場で、4年連続で全国大会出場中の準優勝経験もある強豪校。2回目のエリアサポーターとなる2人は、「優勝目指して応援していきますので、がんばってくださーい！」とアピールしていました（この日、竜児は欠席）。
九州地区は佐賀県住みます芸人、ひのひかり智。風呂に入るときもかぶっているというトレードマークの麦わら帽子姿での登場です。第1回の優勝校であり、全国大会9回出場という名門の県立唐津南高校へのエールとして、なぜか自身の畑で採れたという白ナスを手にします。そして「トゲがないけど、ときどきトゲのあるのがあるので、生けるときには気をつけて」とアドバイスを送っていました。
『Ikenobo 花の甲子園2021』全国大会は11月14日（日）にオンラインで開催。全国から選ばれた高校生たちの華やかで美しい戦いが繰り広げられます。
公式サイトはこちらから。
