仮想空間・メタバース上に再現された「バーチャル大阪駅」と現実の大阪駅をリンクさせたイベントに、ZAZY、アキナ(山名文和、秋山賢太)らが登場しました。参加者のアバターたちと交流したり、一緒にバーチャルの電車に乗ったり……最新技術に驚きの声を上げる人気芸人たち。興奮さめやらぬ彼らに、その手ごたえを聞きました!
「バーチャル大阪駅×大阪ステーションシティ よしもとスペシャルライブ」と題されたこのイベントは、来場者数がギネス世界記録にも認定された世界最大級のVRイベント「バーチャルマーケット2022 Summer」の一環として8月22日(月)に開催されました。
ZAZYはメタバース上でライブ開催
会場の大阪駅構内橋上駅屋上5階「時空(とき)の広場」は、人気Vtuberとのコラボ企画カフェやフォトスポットなどで大賑わい。ここに設けられたステージに吉本芸人たちが登場しました。まずはZAZY、アキナらがそれぞれのネタを披露します。
「メタバースを楽しんでいますか?」
ネタ間のトークでMCの浅越ゴエ(ザ・プラン9)が質問すると、「めちゃめちゃ楽しんでます!」と答えたのはZAZY。この日の前日に開催された大型お笑いライブフェス『LIVE STAND 22-23』東京公演の最終日に、吉本興業のメタバースプロジェクト「FANY X」がリリースしたアプリ「月面劇場」を使ったイベント「ZAZYメタバース単独〜全人類ZAZY化計画エピソード0〜」を開いたばかりです。
「アバターの方全員に、ZAZYになっていただいた」と仮想世界ならではの演出を明かし、浅越から「なんそれ!」とツッコまれていました。
アキナは、秋山が「僕はあんまりわからないですね〜」とする一方、山名は「なんとなく最低限の勉強はしているつもり……」と自信をのぞかせます。もっとも、「元阪神に……」と続けて、浅越に「(ランディ・)バースはいましたけれども……!」とツッコまれていました。
アキナ山名のアバターが構内をウロウロ
いよいよ「バーチャル大阪駅」の体験です! まずは出演陣のなかで、いちばんメタバースに詳しいZAZYが説明することに。「簡単に言うと、世界がもう1個できる感覚ですね」とレクチャーすると、全員が「へぇ〜!」と感心します。
「バーチャル大阪駅」には、代表して山名らが体験。ヘッドマウントディスプレイを装着し、「バーチャル大阪駅」内部へ進みます。大画面には、アバターがショップでにぎわうアトリウム広場でウロウロする様子が映し出され、秋山も大興奮! 操作がなかなか難しいようで、目的地である「バーチャル大阪駅」に再現された定番の待ち合わせスポット「時空の広場」へたどり着くにも悪戦苦闘です。
ようやく到着すると、その場にはアバターの参加者たちがお待ちかね! 集まってくれたアバターたちを引き連れて、ファンミーティングを楽しみます。山名は「めっちゃスゴい!」と興奮しきりでした。
「ZAZYの羽根やブーツを売りたい!」
イベント終了後、ZAZY、アキナに感想を聞きました。
――体験した山名さん、「バーチャル大阪駅」はどうでしたか?
山名 スゴいです。体験前にZAZYが言っていた「世界がもう1個できる感覚」って意味がわからなかったんですけど、「こういうことか!」と思いました。ということは、メタバースの世界で海外にも行けるということですよね? 夢が広がります。ただ、身のこなしが全然うまくいかなかったですね〜。なんで、ほかの(アバターの)人たちはあんなに自然に歩けるんやろう?
秋山 あれ、めっちゃうらやましかった! 見ているこっちまで幸せな気持ちになりました。現実的にはなかなか難しいことも、架空世界なら簡単にできるんですね。僕らは「この世界でどうやったら楽しめるんやろう」という目線じゃなくて、「どうしたら皆に楽しんでもらえるやろう」ていう角度で見ていたら、すごいチャンスやと思うんですよ。メタバースのなかに劇場もたくさん作ってもらって。メタバースの本公演に出るには人気がこれくらいないとダメ、とかあるかもしれませんが。
ZAZY でも、作ってしまえば土地代とかいらないので、別にガラガラでも赤字が出ない、とかはあるかもしれませんね。
全員 なるほどねぇ〜!
山名 まだメタバース上でやるライブは少ないから、見に来る人も少なかったりするんかな?
ZAZY 僕のライブで600人くらい来てくれましたよ。
山名 すげえ!
ZAZY 現実世界では難しい演出もできますしね。またおカネの話になるけど、もっとアバターとかも種類が増えたら、いろいろ売りたいですね。「ZAZYの羽根」とか「ZAZYのブーツ」とか、みんなが買えるようにしたいです。
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