チョコプラ、3年ぶりの全国ツアーはまさかの赤字!? 「配信で5000枚売れないと…」

お笑いコンビ・チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)による3年ぶりの全国ツアー『CHOCOLATE PLANET LIVE TOUR 2022「CHOCOHOLIC」』が、10月10日(月・祝)に東京・赤坂の草月ホールで、ついに最終公演を迎えました。こだわりの舞台セットに、ストーリー性の高いコントで劇場は大盛り上がりでしたが、なにやら長田には心配事があったようで…。

出典: FANY マガジン
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今回の全国ツアーは、演出にヨーロッパ企画所属の俳優、諏訪雅を迎え、8月13日(土)の福岡公演を皮切りに、京都、名古屋、札幌、東京を巡回しました。最後の東京公演は草月ホールで10月8日(土)から3日間にわたって開催され、全公演即完のため、最終日の追加公演も決定するなど、大盛況で幕を閉じました。

アドリブ力と表現力の豊かさ

舞台は、シックな洋館を彷彿とさせるブラウンを基調とした内装が施されています。長田によるクリエイティブな小道具使いが光るオープニングコントで観客の心をガッチリとつかんだあとは、ロングコントも含めた6本のコントを次々と披露していきます。

出典: FANY マガジン
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チョコレートプラネットは、松尾の特異なキャラクター性を活かしたコントのイメージがありますが、今回は舞台セットを活かした物語性を感じさせるコントが多いのが特徴です。そこで際立つのは、2人の豊かな表現力とアドリブ力。演劇的な演出が加わることで、チョコレートプラネットらしい笑いがいっそう引き立てられていました。

サスペンス調の物語で構成されるコント「雷雨の夜に」では、松尾が客席を向いて表情を作り込んだ瞬間、うねるような笑い声が。また、「もしもピアノが弾けたなら」では、ピアノを習う男性と講師のやりとりの絶妙さに加え、真剣に向き合うからこそ生まれるおかしみに、客席の笑い声はますます大きくなっていきました。

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運送費がすごくかかっていて…

エンディングでは、最後のコントを汗だくになりながら演じた松尾に、長田は「いやぁ、千秋楽で気合入ってるのはわかるけど、動きすぎ! 汗かき過ぎだよ!」とツッコみつつ、「大きなミスもなく、ここまで来られました」と話します。

松尾がオンラインで視聴中の観客に感謝を述べると、長田が後を継いで「(オンラインチケットは)何枚売れてんのかな? 今回、セットにめちゃめちゃおカネがかかってまして。地方もこのまま持っていったので運送費がすごくかかってて、配信で5000枚売れないとペイできないんですよ」と切実に訴える一幕も。観客からは驚きの声が挙がりました。

出典: FANY マガジン
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すべての公演を終えて「やり切りました」と安堵の表情を浮かべる2人。最後に、来場者へ「本当にありがとうございます!」と改めて感謝して、幕を閉じました。


最終公演は、FANYオンラインチケットで10月17日(月)15:00まで見逃し視聴できます(チケット販売は同日正午まで)。

FANYオンラインチケットはこちらから。