中国制作の映画に初主演、中西悠綺が流暢な中国語を披露! 特別招待作品『ワンダフル旅行社』舞台挨拶

10月15日(土)、16日(日)の2日間にわたって、京都各所で行われている「京都国際映画祭2022」。15日、ヒューリックホール京都では、特別招待作品『ワンダフル旅行社』が上映され、上映後の舞台挨拶には、主演の中西悠綺が登場。MCは木尾モデルと神楽千歌が務めました。

この作品は、中国で“過去に戻る”実験に挑む機械物理学専攻の大学院生と、そのプロジェクトに日本から参加することになったエリート女子大生が仲間と挑戦を続ける中、家族や自分の過去と向き合いながら成長する姿が描かれた中国映画作品です。全編中国・四川省で撮影された美しい風景も見どころのひとつ。中西は、キャストもスタッフもほぼ中国人という環境の中、全編ほぼ中国語で撮影に挑みました。

お客さんと一緒に映画を鑑賞していた中西がステージに登場すると、「京都はプライベートで何度も訪れている大好きな場所。そんな京都で上映していただけてうれしいです」と喜びを語りました。

日本人女優として史上初めて、中国制作の映画主演という大役を務めた中西。オファーを受けたときの心境について、「アジアで活躍できる女優になりたいと頑張ってきたので、本当にうれしかったです」とコメント。しかし、最初は主演だとは思っていなかったそう。「台本を読んでいたらあれ?主演?と。監督に聞いて知ったときは衝撃でした(笑)」と明かしました。

出典: FANY マガジン
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日本のアイドルグループを卒業後、アジアで活躍できる女優になるため、台湾で語学留学した後、北京の国立演劇大学で演技を学んだ中西。その後、香港でアクションを学んだり、自分でつくった中国語のプロフィールを持って、中国の制作会社をまわったり――そんな努力の日々を重ねたといいます。

読み書きがすらすらできるほど中国語が堪能なものの、「クランクインの3日前に台本をもらったんです。撮影と同時進行で、大量のセリフと発音をホテルの部屋で猛練習しました」と苦労したエピソードを明かすと、「日本語の映画でも3日前に台本をもらうって大変ですよね…」と木尾と神楽も中西の奮闘と頑張りに、関心の表情を浮かべていました。

出典: FANY マガジン
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また、中国にも日本と同じように方言があり、地方によって発音の違いがあるという話も。「撮影場所は四川省だったのですが、タクシーの運転手さんの方言に興味津々でした」とあくなき語学への向上心を見せます。「現地の人はみなさんフレンドリーに接してくださいました。とにかく明るく笑顔で現場にいることを心がけて、自分から話しかけるようにしていました」と中国人キャストやスタッフとうまくコミュニケーションを取るための秘訣が明かされると、木尾が「僕らも観光で使えるような便利な中国語があったら教えてください! 」とリクエスト。「トイレはどこですか? 」という中国語を3人で練習してみる場面も。

「ジャンプすると過去を体験できる」という作中の実験シーンにちなんで、「女優・中西悠綺として、過去を体験するとしたらどんなシーンになると思いますか? 」という木尾の質問に対し、「中国で主演した映画をみなさんに観てもらえてとてもうれしい。みなさんと一緒に過ごしたこの空間が戻りたい記憶になると思います」ととびきりの笑顔を見せてくれました。 最後に流暢な中国語で挨拶。「この作品を京都国際映画祭で上映していただけて本当にうれしい。中国の制作会社のみなさんも私を主演に選んでくれて感謝の気持ちでいっぱいです。これからも頑張ります」と、国際派女優としてこれからの抱負を力強く語りました。