辻本茂雄への“アゴドリル”はじつは…仰天アドリブのウラ話披露! 【吉本新喜劇・寛平GM月例会見】

吉本新喜劇の間寛平ゼネラルマネージャー(GM)の月例会見が、10月26日(水)に大阪の吉本興業本社で行われました。10月10日(月・祝)になんばグランド花月(NGK)で開催され、大成功を収めた『吉本新喜劇まつり2022〜選ばれし30名の座員たち〜』の報告に始まり、多方面で奮闘する若手座員の紹介など、今回も盛りだくさんの内容でした!

出典: FANY マガジン
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「舞台上では怖がったらアカン!」

冒頭、『吉本新喜劇まつり2022』の劇場チケットが完売したことと、配信チケットも3051枚を売り上げたことが発表されました。また、公式YouTubeチャンネルで公演直前に実施された7時間生配信が8.8万回再生、チャンネル登録者数を一気に2000人以上増やすなど、大きな反響を呼んだそうです。

寛平GMは「みんなに喜んでいただけて本当によかった」とホッとした表情。さらに、現場からの“生の声”も聴かせてもらおうと、会見MCのもじゃ吉田が平山昌雄、松浦真也、桜井雅斗、小寺真理、重谷ほたるを呼び込みます。

総選挙で30位に入り、出演者の1人として舞台に立った松浦が「30位なりの仕事はさせてもらいました」とコメントすると、寛平GMからは「ウケてたやん!」と労いの言葉が。5位の小寺は普段と違うマドンナ役だったため、「ちゃんとしゃべらないといけないと思って逆に緊張しました」と振り返ります。小寺は、寛平GMが辻本茂雄に“乳首ドリル”ならぬ“アゴドリル”を仕掛けたアドリブにも触れ、「あんな辻本兄さんの顔が見られるなんて、なかなかないこと」と話しました。

出典: FANY マガジン
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寛平GMによると、「みんな辻本をちょっと怖がってんねんな。会社から“辻本さんをイジってくれませんか”と言われてたから“アゴドリル”をやった」とのこと。

「最初、辻本にらんでたやろ(笑)。でも、そこで怒った態度見せたらお客さんにも伝わるから、ここは乗らなアカンって感じになったんやろうな。アゴを(自分から)持ってきとったもん。終わってからは“よかったです”と言うてた」

そんなウラ話も披露しながら、「だから、みんなも思いきりやるように! 舞台上では怖がったらアカン!」と呼びかけました。

平山、桜井、重谷は、それぞれ生配信に出演。桜井は新ギャグ「ビューティー!」をお披露目し、ベテラン座員・しゃーやんを全身1万円で変身させるというファッション企画でも活躍しました。重谷はギャグコーナーで「大盛り上がりさせていただいた」とニッコリ。チャンバラトリオ最後の弟子である平山は、桜井、永田良輔とトリオを組み、チャンバラコントで生配信を盛り上げました。

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各座員が総選挙で掲げた公約も次々と実現しています。メタバース上の「月面劇場」で巨大化した池乃めだかをはじめ、夫婦密着動画をアップした内場勝則・未知やすえ夫妻や、夫のトランペットの伴奏で歌を披露した山田花子などYouTube上で公約を果たす座員も続々と。公約の「新喜劇座員108人のあるある」動画が1.2万回再生を記録している松浦は、会見でその中から選りすぐりのネタを披露。しゃーやん、やなぎ浩二、Mr.オクレの「宣材写真が古すぎる」や、寛平GMの「食レポだけはめちゃ真面目」という“あるある”で報道陣を爆笑させました。

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お姫さま抱っこされて「気持ちよかった」

続けて11月2日(水)〜7日(月)にNGKで開催される「間寛平座長公演」についてGM自ら言及。「若手をどんどん育てなアカンから、自分が出てやらないと」と燃える寛平GMですが、実は企画スタートの時点でちょっとした失敗があったとか。

「(過去に上演して)すごい子どもが喜ぶ新喜劇があるからやろうと思って、それを書いた西島という作家を呼んで打ち合わせをしていた。“そういえば石田(靖)も出てたな”と思って、打ち合わせ中に電話をしたら、“あの台本は谷崎ですよ”って言われて……。ふと見たら西島が気まずそうに下を向いてる(笑)。今さら断るわけにもいかないので、“頑張ろう”と言いました」

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寛平GMは「子どもが喜ぶ新喜劇」を目指す理由を、こう語ります。

「(吉本新喜劇まつりの観客を)お見送りするときに見ていて、(ファン層が)すごく幅広いんやなと痛感した。これからはどんどん若いお客さん、子どもにも来てもらいたいから、いまの20代30代の子に頑張ってもろて、子どもたちに来てもらえるおもしろい新喜劇を作っていかなアカンのちゃうかな」

この日の会見では、活躍の場を広げている若手座員の紹介も行われました。資格を取得してエステティシャンとしても活動している桜井は、7月に行われたエステとメイクの技術を競う大会で新人賞を受賞したそうで、「新喜劇座員はもちろんお客さんの美もお手伝いしていきたい」と意気込みます。

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小寺は、道頓堀にある劇場・道頓堀ZAZAで行っている単独ライブ『月イチ こ・て・ら』が好評。「寛平師匠が“新喜劇以外のこともどんどんやりや!”と言ってくださったから始めたイベント」と説明し、「いつか(寛平GMにも)来ていただきたい」とオファーも飛び出しました。

さまざまなオーディションを受けているという重谷も、寛平GMのひと言で変わった1人。「お電話をいただいて“お前、ネタ作れや”と言われた」ことをきっかけに、人生で初めてネタを作ったそうで、この日も体を張ったモノマネで笑いを起こしました。

出典: FANY マガジン
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さらに、10月23日(日)に開催された“日本一の力持ち”を決める「株式会社SLDS presents JAPAN STRONGESTMAN 2022」の女子ノービスクラスで優勝したぢゃいこも飛び入り! 女子の参加者は2人だったそうですが、ライバルとなったアメリカ人女性に圧勝したそうです。「よろしくお願いマッスル!」と笑顔のぢゃいこに、軽々とお姫さま抱っこされてしまった寛平GMは、驚きつつも「気持ちよかった」と感想を述べました。

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就任から約8カ月がたった寛平GMは手ごたえを感じている様子。

「セカンドシアターができて、そこで若い子がどんどんやる気を出してきてくれた。新喜劇を何とか盛り上げようと、若手とも話し合っている。団結してやっていこう」

小寺曰く若手座員も、舞台はもちろん、手売りチケットでファンと交流するなど一丸となって頑張っているそうです。寛平GMは「TikTokとかいろんなメディアがあるけど、最後はやっぱり舞台」と、気合を入れ直しました。


「吉本新喜劇」公式サイトはこちらから。