新喜劇を下支えする芸人たちの底力が大爆発！「辻本新喜劇まつり！　吉本新喜劇総選挙30位以内に選ばれなかった座員で大爆笑とったらど〜や！」公演直前レポート

11月6日（日）と7日（月）に開催される「なんばグランド花月35周年特別公演『辻本新喜劇まつり！　吉本新喜劇総選挙30位以内に選ばれなかった座員で大爆笑とったらど〜や！　』」を直前に控え、稽古風景をレポート。そして、辻本茂雄と、出演する高井俊彦、筒井亜由貴に公演にかける意気込みを語ってもらいました。

先日行われた吉本新喜劇総選挙で1位に輝いたアキを始め、30位以内に入った芸人たちは10月10日（月・祝）に開催された「吉本新喜劇まつり2022〜選ばれし30名の座員たち」に出演、大いに盛り上がりました。今回、辻本新喜劇として行うのは、そこに入らなかった31位以下の座員たちによる公演。出演者は辻本茂雄、吉田ヒロ、高井俊彦、平山昌雄、信濃岳夫、大島和久、新名徹郎、清水啓之、もじゃ吉田、もりすけ、多和田上人、レイチェル、大黒笑けいけい、永田良輔、松本慎一郎、筒井亜由貴、辰己智之、たかおみゆき、吉岡友見、小林ゆう、手島英治（劇団往来）というメンバーです。

31位以下のめっちゃおもろいメンバーで公演！

公演を間近に控えた辻本、高井、筒井に意気込みを聞いてみました。

辻本は公演をやってみようと思ったきっかけについて、「自分自身も、なんばグランド花月も35周年ということで、11月に何かイベントをという話になった」と明かすとともに「（吉本新喜劇）座長をやっていたころにめちゃくちゃおもしろいメンバーがいた。30位に入っていない座員でもおもろいメンバーがたくさんいる」と話し、自身が先頭に立ち、35周年で必ず爆笑をとると約束して公演を決めたと振り返りました。

さらに、注目してほしいのは「全員」と胸を張り、「めったになんばグランド花月に出ていない辰巳（智之）とかのメンバーも出てる」と笑顔をみせると、高井、筒井の2人が主役であることを明かし、「笑って泣いて、感動でも泣いていただけたら」とアピール。そして、「来年この公演に出たメンバーの中から30位以内に入ったらすごいと思う、それも楽しみ」と期待を寄せました。

辻本は現在行われている吉本新喜劇GMの間寛平との公演についても「すごく盛り上がって、波のように笑いが返ってくるのが久しぶり」と手応えを感じていると明かし、「舞台に出ると時間を忘れる。若手と共有して盛り上げていきたい」と今回の公演への意気込みを語りました。ベテランの吉田ヒロについても「あの人は自由にやったときがおもしろい。僕も楽しみにしてます」とエールを送っていました。

30位以内には負けないぞ！

高井は、30位以内の座員たちの公演が行われた10月10日は「ヤクザのスーツを来て、みなさんいらっしゃいませのお出迎えをしてました」とのこと。「今回は若手と茂造の化学反応で、舞台の上でどれだけ笑えるか楽しみにしている」と話します。

辻本の作品に出るのが初めてという筒井は、テレビで見ていた辻本の作品に出られることがうれしい様子。「ほかの座長さんではなかなかやったことのない役をいただいたので、自分のお芝居を見ていただきたいと思います！　」と力を込めました。

意気込みを聞かれた高井は「30位以内の方には負けないぞっていうことじゃないですか」と気合十分。お出迎えをしていたとき「投票したよ！　」と言ってくれるお客さんがたくさんいたそうで、「ありがたさと悔しさ、やっぱり舞台に立ちたかったので、それをぶつけられれば」と話し、「辻本さんにおんぶにだっこじゃダメなので一致団結してやらないとアカンなと思ってます」と褌を締め直すコメント。筒井も「31位以下の座員でもこんだけできるんだというのを見せていきたい」と力を込めました。

改めて辻本は「皆さんが知らない30位に入らないメンバーでもめっちゃおもしろい若手もいっぱいいますんで、このイベントでこんなおもしろいのおったんやって感じてもらいたい」と話すと、ここで爆弾発言。「みんな順位に飢えてると思うんですよ」と、公演初日に観客に投票してもらい、2日目にメンバーの順位を発表することを明かしました。

メンバー19人の19位は誰に！？

この後、稽古に。辻本は始めに、参加する19人のメンバーに「（みんな）順位に飢えてると思う」と伝え、公演2日目のエンディングで順位を発表することを明かします。そして「頼むで、19位！　」と辰巳に呼びかけると、辰巳も「まだ決まってないでしょ！　」とすかさず反応して、笑いを誘います。改めて辻本は「笑いを取るところ、芝居するところ、いいところを出して、順位を上げるようにがんばっていただきたいと思います」とエール。稽古がスタートすると、全員が真剣に取り組んでいました。