お笑いコンビ・千鳥(大悟、ノブ)の単独ライブ『千鳥の大漫才2022』が、11月19日(土)に東京国際フォーラムで開催されました。新作漫才はもちろん、3年ぶりの披露となった大悟発案のオリジナル芝居「大悟道」は、俳優の白石麻衣、松下洸平、さらにはダウンタウン・松本人志がサプライズ登場し、会場は大興奮。ライブ終了直後の2人も、興奮冷めやらぬ様子でこの日の感触を語りました。
新作漫才&「大悟道」にはあの俳優も！
3階席まである客席から拍手で迎えられた2人は、笑顔でセンターマイクに向かいます。9月まで1カ月程度の休養に入っていたこともあって、ノブは感慨深げ。「しばらく1人になる？」と大悟が提案すると、ノブは「もう2カ月前に復活してんねん」とツッコミを入れて、さっそく会場の笑いを誘います。
前半は千鳥の真骨頂となる漫才5本と幕間のVTRというシンプルな構成ながら、飽きのまったくこない大満足の内容に。ネタ中にも、2人の“らしさ”が垣間見えるシーンが多々あって、客席を爆笑の渦へと巻き込みました。
3年ぶりとなるファン待望の「大悟道」は、天津・向清太朗、ネゴシックス、ダイアン・津田篤宏と「大悟道」に欠かせない常連メンバーはもちろんのこと、ライス・関町知弘、ネルソンズ・和田まんじゅうの姿も。また白石麻衣、松下洸平、TKO・木下隆行といったまさかのスペシャルゲスト登場の際には、驚きの声に包まれました。
そんななか、東京国際フォーラムの会場を騒然&爆笑の渦に巻き込んだのは、まさかの松本人志の登場でした。現在、休養しているダイアン・ユースケの代役を頼まれたという松本は、エンディングトークにも登場して「俺のカリスマを返せ！」と千鳥の2人にクレーム。笑いを交えた中身の濃いトークもあって、観客のだれもが大満足の夜となりました。
松本がこっそり客席で！？
ライブ終了後、まだ興奮冷めやらぬ千鳥の2人に話を聞きました。
ーーまずは公演を振り返って感想を教えてください。
ノブ 「興奮のるつぼ」とはこのことでしたね。途中、（大悟道で）客席からツッコんでいるとき、血圧が上がってぶっ倒れそうになりました。（お客さんには）満足して帰ってもらえたんじゃないですかね。
大悟 これで「満足しない」って言われたら、なかなか困るメンツというか。僕も舞台上で「大悟道」を何回もやっていますけど、あんなに緊張する瞬間は今回が初めてでしたね。松本さんと（舞台上で）目が合ったんですけど「何させてくれてんねん」の目をされていたんで（笑）。でも、本当に嬉しいことですよね。後輩の頼みごとを受けていただいて。
ノブ しかもユースケの代役でね。本当に後輩思いですし、吉本に入ってよかったなと思いました。
ーー今回、5本の漫才を披露しました。
ノブ やっぱりお笑いの仕事のなかで、新ネタを作るのがいちばんしんどいんやなと思いましたね。しかも、その新ネタを袖であのメンバーが見ていて、松本さんはこっそり客席で見ていたらしいんですよ。マジでゲボ吐きそうになりました。だから、もう「何もない」「見てない」ってマヒさせていましたね。
大悟 当然、お客さんの前でやるのは初めての新ネタなんで「こっちがウケて、こっちがあんまりなんか」とか、やりながら難しさを感じたし、「やっぱり漫才がいちばん楽しいな」というのもあるし、松本さんが客席で見ているというのもあって、1発目の漫才は、いままででいちばん緊張したかもしれないです。
ーー多くのお客さんから歓声を受けてできる漫才というのも感慨深いのでは？
ノブ やっぱり漫才は楽しいですね。「これは年に1回やっとかないとな」とは思いましたけど……この疲労困ぱい具合を考えると、4年後でもいいかな（笑）、というくらい、いまはぜんぶ出した感じです。
大悟 年にいっぺんくらいは疲れることせなアカンなとは思ったんですけど、こんなにしんどいとはな～。楽しかったのが勝ってるんですけどね。今日は生（ビール）小1杯でベロッベロになると思います。
ーー（笑）。オンラインチケットが販売中です。見逃した人、これから観る人たちに向けてメッセージをお願いします。
ノブ 「大悟道」は、とんでもないメンバーになっちゃいました。面白い芸人ばっかり来てくれたし、松本さんはもちろん、俳優の松下くん、白石さんが出てくれて本当に助かりました。松下くんにある演出をしていたんですけど、（大悟道側に）マジでムカつきました（笑）。でも結果、スゴいことになっています。ご覧になっていただいて損はないと思います。
大悟 漫才も新ネタいっぱいやっていますし、今回、「大悟道」で初めて関町が出てくれています。ぜひ、ご覧ください。
ノブ 関町はええねん。出てたけど！
このライブの模様は11月26日(土)18:30までオンラインで見逃し視聴できます(チケット販売は同日正午まで)。
FANYオンラインチケット（配信）はこちらから。
