M-1ファイナリスト9組にかまいたち山内「誰が勝っても違和感が…」 5組が“新顔”の会見は初々しく進行

ついに今年のファイナリスト9組が決定した漫才頂上決戦『M-1グランプリ2022』（ABCテレビ・テレビ朝日系）。11月30日（水）の準決勝直後に開かれた発表会見には、決勝進出を決めた芸人たちがズラリと登場しました。5組が初進出という“初々しい”顔ぶれが並んだ会見は、かまいたち（山内健司、濱家隆一）のMCで“初々しく”進行しました。

今大会は史上最多となる7261組が参戦。28組がしのぎを削った準決勝を勝ち残った9組は、ダイヤモンド（野澤輸出、小野竜輔）、男性ブランコ（浦井のりひろ、平井まさあき）、カベポスター（永見大吾、浜田順平）、ロングコートダディ（堂前透、兎）、さや香（新山、石井）、真空ジェシカ（ガク、川北茂澄）、キュウ（ぴろ、清水誠）、ウエストランド（井口浩之、河本太）、ヨネダ2000（誠、愛）です。

男ブラ・平井が嬉しすぎて湧き上がった感情は…

初めての決勝進出となったのは、ダイヤモンド、男性ブランコ、カベポスター、キュウ、ヨネダ2000。

ダイヤモンド・野澤は、昨年末にヨシモト∞ホールの舞台袖にある３段しかない階段を踏み外して、足の骨を3本骨折。4～5カ月、松葉杖をついて生活していたそうで、「こんなにいい年になるとは」と喜びます。

「嬉しすぎたら、こんな気持ちになるんだ」と切り出した男性ブランコ・平井は「いまエッチな気持ちです」とまさかの発言。相方・浦井も「今年のキングオブコントは準々決勝で落ちてしまって。その悔しさをバネに頑張ってきて、僕もドエロい気持ちです」と平井に同調します。

その言葉に反応したMCのかまいたち・山内も「コントでずっとやってたのに、意外と漫才で賞を取るとかあり得ますから、頑張ってほしいなぁ」と感慨深げに話しながら、「なんかオレもエッチな気持ちになってきた」とぽつり。相方の濱家は「エロって伝播していくんや」と驚きを隠せません。

永見が嬉しさを伝えたい人物とは？

今年、『ytv漫才新人賞』（3月）と『ABCお笑いグランプリ』（7月）という大阪の賞レースで、2冠を達成しているカベポスター。濱家から「今年（決勝へ）、行くんじゃないかと言われてたけど、実際に切符を掴み取った気持ちは？」と聞かれた浜田は、こう答えます。

「大阪でこの間、ちょうどかまいたちさん主催の『丁寧にふって一撃で落とせ！キングオブ1ボケ』で優勝しまして……」

濱家から「それじゃない！　それじゃない！」と慌てて訂正されていました。

一方、相方の永見も嬉しさを隠せない様子。「準決勝３度目で、ずっと悔しい気持ちをしてきたので、6年前に、告白した浜田をフった中国人留学生にこの嬉しい気持ちを贈りたい」と笑顔を見せました。

女性コンビとしてハリセンボン以来、13年ぶりの決勝進出を果たしたヨネダ2000。コンビ名を紹介されると、頭にハンガーを装着した誠は「私たちはヨネダ2000じゃありません」と否定。そして、相方の愛を「マニュアルの免許を取った冨永愛さんです」と紹介し、自身は「ハンガーSuperflyです」とボケました。

ロコディ・堂前はプロフィールに「趣味・決勝」！？

昨年に続いて2年連続で決勝進出を果たしたのは、ロングコートダディと真空ジェシカ。ロングコートダディ・兎が「前回、（決勝へ）行かせていただいて、酸いも甘いも知ってるので」と飄々と語ると、山内から「“甘い”知らないやろ！」と指摘が。堂前は「今年はキングオブコント決勝にも行かせていただいて、吉本のプロフィールの趣味のところに『決勝』と入れたい」と話します。

さや香とウエストランドも2度目の決勝進出。さや香・石井が意気込みを語ります。

「5年ぶりの決勝。かまいたちさんが大阪（の番組）で開催されている『M-2グランプリ』っていう2分ピッタリでネタができるかっていう企画で優勝してるので、今回の決勝も4分ピッタリで優勝できたら」

相方の新山は「5年ぶりの決勝＝5年ぶりの上戸彩さん。勝負を賭けるというか、思い切ってひと言目に『久しぶり！』って言いたい。攻めます！」と宣言して、濱家に「やめとけ！　上戸彩さん、そもそも（芸能界の）先輩やぞ。言うならせめて『ご無沙汰しております』や」とたしなめられていました。

愛「賞金で差し歯を作りたい」

質疑応答で、優勝賞金1000万円の使い道について聞かれると、足にボルトが入っているというダイヤモンド・野澤は「来年、ボルトを抜かないといけないので、手術費と入院費に」と回答。さや香・新山は「中古のポルシェ！」と断言。

大人になったいまも2本の乳歯があるというヨネダ2000・愛は、「その乳歯がいつ抜けてもいいように差し歯を作りたい」と返答。男性ブランコ・浦井は「いま自動車免許を取りに教習所へ通っているんですけど、（賞金をキャンセル料にあてて）気兼ねなく休めます」と語り、平井は「いまスキューバダイビングの免許を取得しているので、パラオでスキューバダイビング旅行なんていかがかなと思っています」と返しました。

初進出が多いためか、初々しい発言が目立った記者会見。山内が「誰が優勝しても違和感があるメンバー……オレからするとね？」と言い切ると、大きな笑いが起こりました。