結成10年未満の若手芸人の登竜門『令和8年度NHK新人お笑い大賞』が11月1日(日)に開催され、2年連続で本選に挑んだ豪快キャプテン(べーやん、山下ギャンブルゴリラ)が大賞に輝きました。NHK総合で生放送された本選には、東京、大阪で行われた予選を勝ち抜いた8組が出場。2つのネタを披露して勝利を収めた豪快キャプテンの2人は、喜びを爆発させました。

最終決戦はチェリー大作戦と“大阪対決”!
『NHK新人お笑い大賞』の出場資格は結成10年未満であること(ピン芸人は現在の活動をスタートさせて10年未満)。東京、大阪で行われた予選を勝ち抜いて本選に進んだ8組がA・Bの2ブロックに分かれてネタを披露し、各ブロックで勝ち残った2組で決勝戦を行います。
今年の審査員は、かもめんたる・岩崎う大、ガクテンソク・奥田修二、ザ・ぼんちの里見まさと、清水ミチコ、アンガールズ・田中卓志、中川家・剛、渡辺正行という面々。MCはフットボールアワー(岩尾望、後藤輝基)とNHKの中林彩乃アナウンサーが務めました。
Aブロックはナチョス。、例えば炎、ぎょねこ、豪快キャプテン、Bブロックはまぐろ兄弟、豆鉄砲、チェリー大作戦、シスターという順でネタを披露しました。

Aブロックからは豪快キャプテンが選ばれ、Bブロックはラストイヤーで本大会4回目の本選出場となるチェリー大作戦が決戦へとコマを進めます。そして“大阪組”同士の戦いは、最終的に5票を獲得した豪快キャプテンに軍配が上がりました。
「親父からLINEが…」
激闘を終えたあと、囲み取材に応じた豪快キャプテン・べーやんはこう語りました。
「69年という歴史あるNHKの大会で優勝できて、とても光栄ですし、誇りに思っております。親父もたいへん喜んでおり、『電話できるときに電話ちょうだい』と先ほどLINEがあったので、早く電話したい気持ちです」
山下も、喜びをかみ締めます。
「去年ダメで、春は『NHK上方漫才コンテスト』で例えば炎に負けて準優勝で、それがすごく悔しくて……。今日も相手は後輩で負けたくなかったんで、勝ててほんまに嬉しいです」
今回、豪快キャプテンが披露したのは、2本とも「おはぎ」や「カレー」など食べものが出てくるネタでした。その理由について問われると、べーやんは「寄席でもよくウケるネタだったので、2本選ばせていただきました」と説明。
一方、山下は「(観客が)年配の方が多いというウワサを聞きまして、おはぎやモチだとなじみ深いじゃないですか。だからと思ってこのネタを選んだんですけど……最初はちょっと焦りましたね」と振り返ります。特に1本目は手ごたえが弱かったようで、「絶対負けたわ」と思っていたとか。

さらにネタ時間も制限ギリギリだったようで、山下が「正直、時間パツパツやったんで、無理やり終わっちゃったんですけど、そもそもあんな時間までかかる予定でもなかったんです。いろいろパニック状態でしたね」と語ると、べーやんも「聞いたことのないフロアさんのインカムの音が聞こえたとき、めっちゃ怖くなりました」と振り返ります。
今大会は、ネタ時間が4分30秒を過ぎると失格のところ、豪快キャプテンのネタ時間は4分28秒でした。べーやんは「『三笘の1ミリ』ならぬ『豪キャプの2秒』です」と語りました。
「M-1に向けて、いい足がかりになった」
最終決戦でぶつかったチェリー大作戦(ねんど、宗安聖)とは、大阪の劇場で切磋琢磨している間柄。チェリー大作戦・宗安とべーやんはNSC(吉本総合芸能学院)大阪校の同期で、かつてルームシェアをしていたそうです。
べーやんは「宗安が初めてNHKの決勝に行ったときも一緒に住んでいました。今回、決勝で戦って勝つというのは感慨深いし、かなりエモかったですね」とコメント。

山下はこんな“秘話”を明かします。
「チェリー大作戦は2人とも競馬が好きで、僕も競馬好きなんですけど、今日、NHKで『秋の天皇賞』が中継されていまして、みんなボロカス負けて……。でも2組とも決勝に上がったから、負けてもいいことあんねんなって思いましたね(笑)」
最後に次の目標について、2人は『M-1グランプリ』優勝だと語ると、山下がこう意気込みました。
「(これまでは)いろいろな大会に出ても勝ち切れず、なかなか優勝できなかったので、めっちゃ流れがいいですよね。次のM-1に向けて、いい足がかりになったんじゃないかなとは思いますね」

