今年の「リール王」はBPM128・ヴァニ! バチェラーモノマネにゾンビを掛け合わせて…

吉本タレントたちがInstagramに投稿するショート動画「リール」の面白さを競う『第3回よしもとリール王決定戦』が12月21日(水)に東京・ヨシモト∞ホールで行われ、BPM128・ヴァニがチャンピオンの座に輝きました。優勝動画は、人気恋愛リアリティ番組「バチェラー」とゾンビを掛け合わせたもので、“バズりの法則”に則ったその出来に板尾創路ら審査員は大爆笑。「全体的にレベルがすごく高かった」という決戦の様子をお届けします!

出典: FANY マガジン
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おばたのお兄さんは堂安モノマネで登場

リールとは、最大90秒のショート動画を簡単に作れるInstagramの人気機能。過去2回の『リール王決定戦』では、エルフ・荒川、ソラシド・本坊元児がそれぞれ優勝しています。

今回の大会アンバサダーは、おばたのお兄さん。審査員長を板尾、審査員を野性爆弾・くっきー!、すゑひろがりず(南條庄助、三島達矢)、NMB48の上西怜、塩月希依音が務めました。

この日のMCは陣内智則。サッカー日本代表・堂安律選手のモノマネ動画で話題になったばかりのおばたのお兄さんは、この日もユニフォーム姿で登場。さっそく、足につけたビニールのサッカーボールをドリブルするようにステージを駆け回り、陣内は「なんでもやるなぁ」と感心していました。

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予選期間中にエントリーされた98人362本の中から決戦の舞台に勝ち上がったのは、アイロンヘッド・辻井亮平、オーケストラ・河野拳也、CRAZY COCO、コットン・きょん、裸虫・一瑳ボン、バビロン・ノリ、半熟2たまご・山中奈々子、BPM 128・ヴァニ、みるきぃしげお、レイチェルの10人。京都・よしもと祇園花月で新喜劇に出演中のレイチェルは、リモートでの参加となりました。

MCの陣内が「7割誰やねんという感じですけど」とイジりますが、決勝メンバーは優勝賞金 100万円を目の前にして意気込み充分です。

コットン・きょんが守ったアドバイス

トップバッターのアイロンヘッド・辻井はリールで流行っているという、ダンサーがダンスをレクチャーする動画のパロディーを披露。巧みなダンスに審査員たちも「すごい!」と感心します。リールには、ダンスを上手く見せられるエフェクトをかける機能があるそうで、板尾は「僕もやってみたいな」と興味津々でした。

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オーケストラ・河野は「いいとこついたな、というあるあるです」と前振りしておきながら、動画の内容はまったく違います。審査員のすゑひろがりず・三島は「こういうの、あるんですか?」と戸惑い気味。河野は「ないやろ! っていうボケです」と打ち明け、「リールってこんなもんです」と開き直っていました。

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CRAZY COCOは、吉本からスカウトされた元CAという異色の経歴の持ち主。動画はCA時代の先輩をモデルに作ったそうで、「一見、嫌いやなって思うような人でも実はええとこあるなっていうメッセージがこもってます」とのこと。細かいことにうるさいお局ながら、脱毛の予約をキャンセルして後輩の相談に乗ってあげるCAを描写した動画に、NMB48・上西は「めっちゃいい先輩!」と高評価でした。

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コットン・きょんのリールはコンパなどで出会う、嫌な女性のあるあるネタ。「どんな職業でもお笑い芸人みたいに扱う女」というタイトルで、「え、税理士さん? なんかやってー」と、誰にでも一芸を求める女性を演じました。そんな動画に対して、おばたのお兄さんは無理やりサッカーに結びつけたコメントをしてふざけます。それでも、きょんは「『リールはなるべく短いほうがいい』というアドバイスをくれたのはおばたのお兄さんだった」と、ちょっといい話を明かしていました。

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「やっとインスタらしいのが来た」

裸虫・一瑳ボンが披露したのは、「おパンツからあげさん」という歌に乗せて超巨大なからあげを作っていく独特な動画。感想を求められたくっきー!は「正統派ぶってる邪教徒みたいでよかったです」と、こちらも独特なコメントを返しました。

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バビロン・ノリの動画は、「どんな体を目指してますか? 一般人とマッチョの違い」というネタ。どんな体を目指しているか聞かれたマッチョが「ゴリラ」と答えますが、そのタイミングが早すぎることに審査員一同大ウケ。「(カメラが)引き切ってから言えよ」とツッコまれまくりでした。

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半熟2たまごは、山中奈々子と辻千晴がこの大会のために結成したというコンビで、関西のJK(女子高校生)あるあるリールを披露。イケメンを見つけてはしゃぐJK2人組をイキイキと演じ、世代の近いNMB48の塩月、上西は「わかる!」と共感の嵐。すゑひろがりず・三島も「やっとインスタらしいのが来た」と王道ぶりを評価しました。

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“バチェラーモノマネ”で話題のBPM128・ヴァニは、やはりAmazonプライム・ビデオの恋愛リアリティ番組「バチェラー」のネタで勝負。ゾンビの女性とデートしたバチェラーが、インタビューに答えているうちにだんだんゾンビ化していく……という、海外ドラマ「ウォーキング・デッド」を髣髴とさせるひと捻りあるネタで、審査員も感心しきり。

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芸歴22年、すべての賞レースに1回戦で落ちてきたというみるきぃしげおが制作したのは、独自の世界観のリール。銃とマグカップを手にした女装のみるきぃしげおの切り抜き写真がいろんな場所にコラージュされていきます。ナゾすぎるコラージュが延々続くリールを見たMCの陣内は、「あれ? 20分ぐらいあった?」とイジりました。

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トリを飾ったレイチェルは、喫煙所で吉本新喜劇の吉田裕にウザ絡みをする一般人、という動画を披露します。テンポの良いやり取りで笑いを生み出しましたが、完全に吉田のほうが目立つ仕上がり。陣内は「吉田のリールやん」とツッコミつつ、「劇場でもやれそう」と、2人の見事な掛け合いを称賛しました。

板尾とくっきー!が揃って高評価

その後、審査員の採点を集計した結果――ヴァニが優勝! 板尾とくっきー!がともに高得点をつけたとのこと。板尾は次のように評価しました。

「全体的にレベルがすごく高かった。(撮影に)半日かかったそうで、短い尺ながらいろいろ苦労していたんだなと。だんだんゾンビ化していくっていうのが面白いし、この後、どうなったかが気になるような作品だった」

くっきー!も「素直に笑えたし、バチェラーのキャラクターとしての徹底ぶりもいい」と絶賛でした。

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賞金100万円の使い道を聞かれたヴァニは、「相方(大村ジーニアス)に編集とかぜんぶやってもらってるので、ありがとうの気持ちを込めて半分渡そうと思います」と相方思いなコメント。残りの50万円については「ゾンビの特殊メイクとか衣装におカネをかけたいです。ネタの構想はまだまだあります」と、さらなるリール制作に意欲を見せました。

大会アンバサダー、おばたのお兄さんは「リールって、モノマネ×何かだとバズりやすい。バチェラーモノマネに『ウォーキング・デッド』をかけた展開が面白かったです」とInstagram フォロワー66万人越えの“リールマスター”として真面目にコメント。しかし、最後に堂安選手のモノマネで締めくくろうとしますが、「……すみません、堂安語録みたいなものをあんまり知らなくて。ちょっと出てこなかったです」と打ち明け、一同ズッコケました。

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