若手の登竜門的劇場として常設されている東京・神保町よしもと漫才劇場が、1月29日(日)に3周年を迎えました。当日の3周年記念ライブでは、午前中に「ネタフェスティバル2023~第一部~」、午後に「ネタフェスティバル2023~第二部~」が開催され、所属芸人総勢57組がネタを披露。さらに、夕方から開催された「3周年ありがとうライブ~神保町の3年間を1時間に詰め込みました~」では、人気メンバーたちが笑いと感動の思い出を振り返り、大盛り上がりとなりました。
2020年1月29日のオープン当初は、若手がネタを磨く場として芸歴6年目以下の劇場としてスタート。若手芸人たちはこの場で切磋琢磨し、芸歴9年目以下の劇場となった現在では、ぼる塾を始め、令和ロマン、オダウエダ、ヨネダ2000ら、メディアや賞レースで活躍する多くの人気芸人が誕生しています。
突然立ち上がった酒寄、その理由は…
記念ライブのフィナーレとなった「3周年ありがとうライブ~神保町の3年間を1時間に詰め込みました~」。MCをナイチンゲールダンス(中野なかるてぃん、ヤス)が務め、令和ロマン(髙比良くるま、松井ケムリ)、素敵じゃないか(吉野晋右、柏木成彦)、ぼる塾(きりやはるか、あんり、田辺智加、酒寄希望)、9番街レトロ(京極風斗、なかむら☆しゅん)、軟水(大川内聡、つるまる)、ピュート(村田翔平、竹内智也)、めぞん(吉野裕介、原一刻)、ヨネダ2000(愛、誠)が出演しました。
ヨネダ2000・愛とぼる塾・田辺の間に挟まれて座ったのは、ぼる塾・酒寄。窮屈そうな様子に、ナイチンゲールダンス・中野は「歯に詰まったネギみたい」と呟きます。その後、トークが進むなか、スッと立ち上がる酒寄。突然の行動に「どうした?」「何かあった?」と心配する声が上がると、酒寄が「田辺さんがちょっと私に乗ってて……」と説明してドッと笑いが起こりました。
年表で振り返る怒涛の3年間
まずは、年表で3年間を振り返ることに。
劇場オープン時に開かれた記者会見で、トット・多田のことが気になり始めたというのは、ぼる塾・田辺。その日、パネルを手に持ったまま、30分間ほど立膝の状態でいたために立ち上がれなくなってしまった田辺。隣にいたあんりも同じ状況で「田辺さんを助けられなかった」というなか、唯一、多田だけが「よろけてるけど大丈夫か? 立ち上がれるか?」と声をかけてくれたそう。
また、めぞん・原が、構成作家の山田ナビスコさんから言われた“ある一言”について話したのをきっかけに、ほかの出演者たちも山田ナビスコさんが若手にかけた“名言”を次々と明かしはじめ、そのあまりのパワーワードぶりに会場は大きな笑いで包まれます。
その後、4階級に分かれていたかつてのネタバトルシステムを回想したほか、令和ロマン・松井が「伝説の始まりだ!」とコメントした、TikTokで大人気のユニット・板橋ハウス(めぞん・吉野、ピュート・竹内、軟水・つるまる)による初めての投稿、ぼる塾の4人が単独ライブ以外で初めてネタ披露したときにあんりがネタを飛ばして頭が真っ白になった話など、さまざまなエピソードで大いに盛り上がりました。
いちばんの盛り上がりはぺんとはうす・ヤマト!?
「私の神保町よしもと漫才劇場ベストシーン」のコーナーでは、それぞれの思い出のワンシーンを映像とともに振り返ります。あんりが挙げたのは、ぼる塾のライブでの出来事。ルームシェアを解消したきりやと田辺が、それぞれが折半した家具をかけて対決バトル! そのときの、あまり見ることができない田辺の怒りぶりに、あんりは「田辺さんって上品で、怒ってるところなんて見ないのにこの日はすごかった」と振り返ります。
素敵じゃないか・柏木は、ゲームコーナーで、1人だけルールを把握してなかったぺんとはうす・ヤマトをピックアップ。並外れた天然ぶりで、このライブいちばんの盛り上がりが。出演者たちも「すげぇ!」と感嘆しきりでした。
このライブの模様は、FANYオンラインチケットで1月31日(火)17:00まで見逃し視聴できます(チケット販売は同日正午まで)。
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