YouTubeチャンネル『あむあむWORLD』でも活躍中のきっと君はくるさ・カルビちゃんが10月13日(水)、都内で行われたトークライブに登場しました。そこで語られたのは、同期のネルソンズ・青山フォール勝ちのマル秘エピソード。東京・ヨシモト∞ホールをまとめるリーダー役に就任したばかりの青山が、後輩たちをドン引きさせた“ダメ人間”っぷりとは!?
後輩にエピソードを話そうとして…
青山は、レスリング選手として北京五輪(2008年)を目指していたほどの実力者で、バリバリの体育会系。トークライブで彼の人となりが話題となると、あえて憎まれ口を叩いたり、どこか悪ぶったりするなど“ヤンキーの先輩”感があると大盛り上がり。そんななか、青山と同期であるカルビちゃんが口を開きました――。
NSC(吉本総合芸能学院)では、コロナ禍になるまで毎年、夏に合宿が開催されてきましたが、ある年、そこに先輩ゲストとして青山たちが参加。在学生から「芸人をやってきたなかで、いちばんキツかったことは?」とマジメな質問が飛び出すと、青山が率先して語り始めました。
その話というのが、同期のカゲヤマ・益田康平のエピソード。路上でライブのチケット売りをしていたとき、たまたま声をかけたのが“怖い系”の人で、スゴまれた恐怖で、思わず土下座して漏らしてしまった、という話だったのですが……。
勢い込んで話し始めた青山ですが、そもそもマタ聞きだったらしく、NSC生を前にして「むかし、チケ売りでカゲヤマの益田が土下座して漏らした!」と完全な生煮え状態……。あまりにも支離滅裂なエピソードに、誰もの頭に「?」が浮かぶなか、最後に言い忘れたとばかりに絶叫したのがこの一言。
「あ、オレ、同期ー!」
青山と初めて話をした日
“それじゃない”感がすごい青山のエピソードは、ほかにもあります。
NSC在学中、“ネタが面白い”というイメージがあったという青山。あるとき、カルビちゃんが仲間と公園で路上ライブをしますが、素人同然のため、当然ながら誰も足を止めてくれません。すると、遠くで自分たちを見つめる青山の姿が!
コンビニのホットスナックを食べながら、どこか自信をみなぎらせながら近づいてくる青山。カルビちゃんたちが恐る恐る「何をしていたの?」と聞くと、「レンタルビデオ屋でAV借りてきた」と一言。「どんな作品を借りたの?」と聞いても、「いや、わかんない」。戸惑うカルビちゃんたちを尻目に彼は語りました。
「18禁のコーナー入るだろ? 目をつぶって感覚で選ぶのよ。オモロいだろ?」
これが、それまで接点のなかった2人にとって初めての会話になりました。カルビちゃんが当時をこう振り返ります。
「在学中なので、どのレベルが面白いのかもわかっていなかったんですよ。だから、そのときは“面白い人ってAV選ぶのも面白くするんだ!”って思っていたんですけど、いま考えたらぜんぜん面白くもないし、そのころから青山はイキるクセがありました」
そんな青山もこの10月、∞ホールのリーダーに就任して、劇場の長として生まれ変わりつつあるといいます。ネルソンズといえば、2019年に『キングオブコント』決勝に進出するなどコントに定評のあるトリオ。『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジテレビ系)や『有田ジェネレーション』(Paravi)でも活躍中ですが、こうしたエピソードを聞くとあまり変わってないような……!?
面白トークがネットニュースに!
実はこれ、東京・ヨシモト∞ドームで開催されたライブイベント『ムゲンダイ報道局 vol.2~本当に記事になるライブ~』で披露されたエピソードを記事化したもの。
このライブは読んで字のごとく、記者となった芸人たちが、さまざまな楽屋ニュースや芸人たちの生態を紹介し、そのなかから審査員のライターが記事化するネタを選出。後日、本物のネットニュースとして記事になるという企画の第2弾です。
ライブには、MCの相席スタート・山添寛を筆頭に、第1弾で自身の話題が“ニュース記事”になった世間知らズ・椎木ゆうた、カルビちゃん、ダンビラムーチョ・大原優一、ダイヤモンド・小野竜輔、TEAM BANANA・山田愛実、ミカボ・山田裕磨、ブラゴーリ・鈴木大介、大自然・しんちゃんが芸人記者として登場。それぞれ、エピソードを持ち寄ってトークをしました。
しんちゃんの∞ホール『渋谷よしもと午後のお笑いライブ』のユニークなトークテーマの話、山田の“先輩・山添”の話など面白エピソードがたくさん披露されるなか、記事化エピソードとして選ばれたのは、カルビちゃんの青山の話でした。
【ライター審査員講評】
今回も、「面白いこと」「記事にしやすいこと」「見出しにしやすいこと」を選考ポイントにしました。青山さんは∞ホールのリーダーになったばかりで話題性もある。さらに、ファンの方も知らないエピソードだと思ったので、取り上げさせていただきました。輝かしい経歴がある裏で、こうしたお茶目なところがあると知り、より青山さんのことを好きになりました!