R-1新王者・田津原理音の“鉄板ネタ”が生まれたキングオブコント王者からの的確アドバイスとは!?

“ピン芸日本一”を決める『R-1グランプリ2023』(カンテレ・フジテレビ系)で、初の決勝の舞台で初優勝を果たした田津原理音。3月4日(土)に開かれた決勝直後の優勝会見では、ネタづくりのアドバイスをくれた大阪芸人たちに感謝を述べました。そこで語られた、フリップ芸を進化させた鉄板ネタの誕生秘話とは!?

出典: FANY マガジン
出典: ©カンテレ

ネタのために「本物のカード」を作った

決勝では1stステージ、ファイナルステージともにカードゲームを題材にした新機軸のネタを披露した田津原。10カ月前から劇場でこのネタをやり続けてきたそうで、所属する大阪・よしもと漫才劇場のメンバーにアドバイスをもらいつつ、ネタを作り上げたと言います。

「ピンネタだけど、1人で作ったネタじゃないなと思います。ビスケットブラザーズさん、ニッポンの社長さん、真輝志……いろんな人がネタを見てくれて、『こうしたほうがいいんじゃないか』と、僕にはない発想をくださいました。みんなが“やりたいな”と思っていることを、僕が代表してやったネタだと思っています。みなさんには『本当にありがとうございました』と伝えたいです」

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今回の大会は、昨年を上回る3537人がエントリー。決勝に進んだのは、サツマカワRPG、寺田寛明、Yes!アキト、ラパルフェ・都留拓也、コットン・きょん、カベポスター・永見大吾、田津原理音、こたけ正義感(敗者復活枠)の8人でした。

審査員5人(1人持ち点100)のジャッジによる1stステージでは、点数の高かった田津原(470点)、きょん(468点)がファイナルステージへと進出。審査員の票が割れるなか、3票を獲得した田津原が栄冠を手にしました。

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今回のネタで目新しいのは、フリップ芸の形をとりながら、本物のカードゲームさながらのカードを自作して、カメラで拡大した映像を映しながらネタを進める点。この斬新なスタイルにたどり着いたきっかけを、こう話します。

「去年のR-1が終わったあと、よくビスブラの原田(泰雅)さんにネタの相談をしていたんですけど、『それ、本物のカードを作ったほうがいいんじゃない?』と言ってくださって。ほんまにそうやなって」

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「銀河イチ、平場が弱い」芸人がR-1で夢を叶える!?

芸歴10年目の田津原は、R-1優勝者の濱田祐太郎、ゆりやんレトリィバァと同期。「奈良県で同郷のゆりやんからは、LINEで『優勝者は奈良から出る』と届きました」と振り返ります。

一方、昨年のR-1王者・お見送り芸人しんいちは、バラエティ番組などで優勝トロフィーを持ち歩いていましたが、田津原は「大事に飾っておきます。重いでしょ」と苦笑いを浮かべました。

会見では、4月から同局で放送される天海祐希主演のドラマ『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』の出演が決定したとサプライズで発表も!

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田津原は手を挙げて大喜びしつつ、「ほんまにいいんですか?」「やっぱなし、はないですからね!……でも、何をするの?」と半信半疑。カンテレからのプレゼントだと言われると、昨年のM-1王者・ウエストランドが「R-1には夢がない」と発言したのを受けて、「えー! もう、すでに夢ありませんか?」と記者に問いかけて笑いを誘いました。

「ボク、大阪で『銀河イチ、平場(ネタ以外のフリートークなどの場)が弱い』って言われているんですよ」と言う田津原は、「R-1には夢があるんだ、と思ってもらえるように頑張りたいです」と襟を正していました。

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