「劇場出番が4日」のR-1新王者・田津原理音が突然の超多忙で「新幹線の中でしか眠れない」

まさしく「どんな人生!?」な劇的勝利! 『R-1グランプリ』第21代チャンピオンに輝いた田津原理音が、その興奮冷めやらぬ決勝翌日の3月5日(日)に大阪・よしもと漫才劇場(マンゲキ)で開かれた振り返りイベント『R-1グランプリ2023 マンゲキメンバーアフタートーク』に登場しました。と言っても、いきなりの超多忙で出演はリモートに。劇場では、カベポスター・永見大吾らR-1に挑んだピン芸人たちによるレアで熱いトークが繰り広げられました。

出典: FANY マガジン
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マンゲキの勢いが止まらない!

MCを務めたのは藤崎マーケット(田崎佑一、トキ)。オープニング早々に、トキは「R-1グランプリには夢があるんです!」と絶叫。「女芸人No.1決定戦 THE W 2022」チャンピオンの天才ピアニスト、「キングオブコント2022」王者のビスケットブラザーズ、そして「R-1グランプリ2023」を制した田津原理音と、マンゲキ所属の芸人たちの快進撃に、田崎も興奮気味です。

「漫才劇場の勢いが止まらない! いまもっとも勢いのある劇場です!」

出典: FANY マガジン
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まずステージに姿を現したのは、決勝にコマを進めたカベポスター・永見のほか、敗者復活戦に出場した真輝志、清川雄司、シモタ、やまぐちたけし、ソマオ・ミートボール、たくろう・赤木裕という顔ぶれ。藤崎マーケットの「お疲れさまでございました!」というねぎらいの言葉とともに、客席からも温かい拍手が送られました。

ゲストには、かつて決勝に6回もコマを進めたヒューマン中村。その強さから、トキに「R-1界の智弁和歌山」と称賛されたヒューマンは、「めっちゃレベルが上がっている」と感慨深げです。

「(2021年の大会から参加資格を)芸歴10年以内にしたことによって、みんなが新しいピンネタを探すことでネタが研ぎ澄まされていた」と今回の大会を評しました。

出典: FANY マガジン
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永見が明かす決勝当日のヒリヒリ感

続いてチャンピオン・田津原の登場……と思いきや、「仕事がどうしても都合がつかない」という理由で、準備ができ次第、リモート参加というカタチに。慌ただしくしているであろう田津原の状況に、トキは「田津原のことが大好きだから、ビッグビジネスに行かせてあげたかったわけです!」と説明します。これを受けて永見は「では、この場では僕がチャンピオン、ということにしましょうか?」と提案して会場は大笑い。

これを合図に、ヒリヒリとする決勝当日のウラ話がスタート! 1stステージで8人中6位だった永見が「ネタは順調にやらせてもらった」と語ると、ヒューマンも、審査員の小籔千豊が付けた97点を見た瞬間、「これは絶対、(ファイナルステージに)行くだろうなと思った」と振り返ります。

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永見自身、「97点が出たときは、“優勝”の顔をしちゃってました」と本音を明かすと、自宅で様子を見守っていたトキから「永見が一瞬にして赤土みたいな顔色になった」との指摘が。

コンビのカベポスターで「M-1グランプリ2022」ファイナリストに、そして今回の「R-1グランプリ2023」でも決勝進出と絶好調の永見。「M-1グランプリとの違い」を聞かれると、楽屋の様子の違いを語りながら、「M-1と比べると、ピン芸人の方々は1人空間が強い。楽屋で会話はするけど、ワーと盛り上がったあとはそれぞれ自分の世界に帰る」とピン芸人にしかわからない世界を感じたようでした。

出典: FANY マガジン
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一方、2022年1月にコンビを解散してピン芸人になった真輝志も、敗者復活戦の際にピン芸人独特の空気を感じていたようで、「みんな人見知りなんですけれど、仲良くしたいとは思っている」と言います。

こたけ正義感、トンツカタン・お抹茶と話をした際には「“趣味は何ですか”という話題で大盛り上がりした」とのことで、ヒューマンから「マッチングアプリで出会った人たちみたい」とツッコまれていました。

その後も、敗者復活ステージでのシモタの“素行の悪さ”や“ちょっといい話”で盛り上がるなど、R-1ウラ話が続きました。

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田津原、レインボーブリッジをバックにリモートで登場!

イベントが後半に差し掛かるころ、ついに田津原がリモート出演! 田津原の顔が大画面に映し出されたとたん、会場からの大きな拍手に田津原は破顔一笑です。

この日の田津原は、昼によしもと漫才劇場でR-1優勝後初の“凱旋”出番を披露し、さっそく大盛り上がり。終演後には報道陣に囲み取材を実施し、その後は、翌日に放送される早朝の生放送に出演するため東京へ転戦、このライブ出演も都内を移動中の車内から、という慌ただしさです。

この状況に田津原は「とんでもないですよ!」と目を丸くし、「だって、優勝する前は劇場出番が4日しかなかったんです。それが(東京・大阪間の)往復の仕事がめちゃ多くて、いまは新幹線の中でしか眠れていない」とまさに引っ張りだこの状況を明かします。

出典: FANY マガジン
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藤崎マーケットから、「優勝したことを、いちばんに伝えたのは誰?」と尋ねられて「お母さん」と即答。「ホテルに帰って電話したら『寝てたわ』と言われた」そうで、これには思わずメンバーらも大笑いです。

その瞬間、車で移動中の田津原の背景に、夜に輝くレインボーブリッジが! 大阪のメンバーがそのことを伝えると、「ほんまやー!」と無邪気に喜ぶ田津原の姿に、メンバーは「かわいい~」と目を細めていました。

いまや新幹線での移動もグリーン車だそうで、田津原は「R-1は夢があります! めちゃくちゃあります! みんな、がんばったら何とかなるから、がんばろな!」と力を込めてメッセージを届けました。

出典: FANY マガジン
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R-1ウラ話たっぷりのこのライブの模様は3月7日(火)21:00までオンラインで見逃し視聴できます(チケット販売は同日正午まで)。

FANYオンラインチケット(配信)はこちらから。

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