関西のラジオ局「FM大阪」のこの春の番組改編で、吉本新喜劇・桜井雅斗の新番組（毎週金曜15:00～）と、ビスケットブラザーズ（きん、原田泰雅）の新DJ起用（毎週火曜21:00～）が決まりました。3月7日（火）に同局で開かれた発表会見では、桜井とビスブラが番組にかける意気込みを語りました。
桜井は2009年の「金の卵オーディション」で新喜劇に加入。音楽鑑賞が趣味で、現在はFM大阪の深夜番組「J3 Wednesday」で「桜井3分勝負のコーナー」を担当しています。一方、「キングオブコント2022」優勝で勢いに乗るビスケットブラザーズは、かまいたち、見取り図らも担当した人気番組『よしもとラジオ高校～らじこー』の新DJに起用されます。
桜井、冠番組に大感激！
会見では、FM大阪の須田淳編成局長が今回の改変について説明します。
「月曜から木曜は40代女性につながって参加してもらう番組に、金曜夕方は（ステーションコンセプトである）『LAUGH & MUSIC 851』を体現する新番組に、そして10年目を迎える『らじこー』には火曜日に新DJが加わります」
まずは月曜日から木曜日の夕方に始まる新番組が紹介されると、続いて金曜日15:00～17:00の枠でスタートする、桜井にとって初の冠番組「SMASH(ING) FRIDAY」（読み：スマッシュフライデー）の発表へ！ 「（タイトルの）SMASHには何かを壊すという意味、そしてSMASHINGはスラングで『すばらしい、最高』の意味がある」（担当プロデューサー）とのことで、社屋のある大阪・ミナミと一体になった地域密着型の番組としてロケなどを行っていくといいます。
桜井は「お笑いと（自分の趣味である）音楽はどちらも大事にしていきたいもの。その両方を体現できるのがラジオDJだと思っています。ミナミといえば、なんばグランド花月もあります。このエリア一帯、大阪全体に、ここから発信できれば」と意気込みます。
さらに、ひと一倍ラジオへの思いが強い桜井は、新番組の話を初めて聞いたときに「良い意味でヒザから崩れ落ちた」と振り返りながら、「30代になると夢をあきらめがちですが、僕もこうやってDJになれました。ここがゴールであり、スタートだと思います」と改めて気を引き締めた様子。最近はエステとメイクの資格も取ったとのことで、「笑い」と「音楽」に加えて、「ビューティー」も話題のひとつになりそうです。
「この枠を任せていただけるのはうれしい」
日替わりで吉本芸人が担任（DJ）を務める『よしもとラジオ高校～らじこー』（月～木21:00～21:55）では、火曜日の担当だったガクテンソク（よじょう、奥田修二）の東京進出に伴って4月からビスケットブラザーズが起用されます。2人は「ラジオは姿が見えないので、太ってることがバレない。男前のフリをする」とさっそくひとボケ。
きんが「この枠を任せていただけるのはうれしいかぎり」と笑顔を見せると、原田も「ラジオ番組を持てればと思っていました！」とやる気満々です！
きんは、番組で「お笑い」と「音楽」のどちらにウエイトを置くかという質問に「お笑いです」と即答すると、「FMはお笑いファン以外の人もたくさん聞いていると思うので、たまたま入ってきたのが僕らのラジオで、そこから好きになってもらうというのもあると思う」と期待を込めました。
一方の原田は「以前、番組に出演したとき、そのあと飲み屋さんで声をかけてもらいました。大阪に根付いている番組なので、自分たちが力をつけるのにいい場所だと思います」と力を込めました。
今回の会見MCで、番組で“副担任”を務めるラジオパーソナリティ・みぃとのトークついて、きんは「3人なので安心感があります。2人だけだとブースが臭くなる」と笑わせ、さっそく息の合ったところを見せていました。
