新座長のアキ&吉田裕に「僕らの期待の星」 お披露目公演の成功祈願&地元商店街の挨拶まわりで大賑わい

吉本新喜劇新座長のアキと吉田裕のお披露目公演(5月2日〜8日、大阪・なんばグランド花月)に向けて、4月21日(金)に生國魂(いくたま)神社で「新座長就任奉告祭」が開かれ、日ごろお世話になっている近隣の商店街への挨拶まわりも行いました。奉告祭には間寛平GM(ゼネラルマネージャー)も出席、挨拶まわりは新喜劇メンバーによる「ホンワカパッパー隊」が脇を固め、にぎやかな音楽とともに練り歩きました。

出典: FANY マガジン
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お披露目公演は「絶対いっぱいに」

凛々しい裃(かみしも)姿で参拝したアキと吉田は寛平GMとともに拝殿に進み、祝詞を神妙に聞きます。まずは新座長2人、続いて寛平GMが玉串を捧げ、二礼二拍手一礼で公演の成功を祈願しました。

席に戻った寛平GMは、2人に小さく「頼んできた。お願いします、お願いしますって」と声をかけます。すべての神事が終わると、一同はホッとした表情を見せ、写真撮影に臨みました。

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撮影中、報道陣から「(表情が)かたい、かたい!」と声をかけられたアキは、「お寺や神社が大好きなので、(厳かな雰囲気の中)つい表情がかたくなってしまっていた」と笑顔を見せます。さらに「伝統を受け継ぐというのはこういうことなんやなと思った」と言い、「今後もしっかり後輩たちに引き継いでいく」と宣言します。

吉田は「宮司さんの声で“新座長、アキ、吉田裕”と言っていただいて気持ちが引き締まった」と振り返りました。ただ、吉田は寛平GMが玉串を捧げるときに、なぜか宮司のほうにも頭を下げる姿を見て笑いそうになったと打ち明けます。

「こういうときでもコメディアンはコメディアン、寛平師匠の空気やなと思った。そんな先輩の背中を見て、マネできるとこはマネして、自分たちの色を出していけたら」

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神前でアキは、「(吉本新喜劇の)64年の歴史を作ってきた先人の方に尊敬を持って、今後また新しいことに挑戦させていただきます」と誓ったといいます。一方の吉田は「新喜劇は109人いて、僕1人じゃ何もできないので、今後も引き続きお願いします」と頼んだとのことです。

寛平GMは2人の晴れ姿に目を細めつつ、期待を寄せます。

「(お披露目公演初日の)5月2日は絶対に(会場を)いっぱいにして、来られたお客さんにこの2人が座長になったことを知ってもらい、新喜劇はこんなに面白いんやっていうのを見せてあげないとあかん。そうしたら、またガーっと波が来ると思う」

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海外からの観光客も興味津々!

その後、なんばグランド花月(NGK)に移動すると、「ホンワカパッパー隊」(森田展義、松浦真也、服部ひで子、吉岡友見、桜井雅斗、大塚澪)を率いて商店街への挨拶まわりに出発!

歩き始めるやいなや、スマホカメラを構えた多くの人に囲まれる2人。海外からの観光客も、『明日があるさ』などの音楽に乗りながら、興味津々でシャッターを切ります。

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道具屋筋商店街、ミナミ千日前商店街、難波センター街商店街、戎橋商店街、南海通り商店街を周回するコースを歩きながら、新座長の2人は、ときには通りすがりの人とグータッチしたり、「いぃよぉ〜」とギャグを披露したり、店舗スタッフにお披露目公演のチラシを配ったりと大忙し。

また、行く先々で各商店街代表から花束を贈られ、「頑張ってください!」「大阪を盛り上げて」と激励されます。なかには「お昼に食べてください!」と差し入れを手渡す店舗の人たちもいて、2人はそのたびに深く頭を下げ、笑顔で手を振り、街をあげてのバックアップに感謝しました。

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NGKから街全体を盛り上げる!

約1時間にわたって大阪の街を練り歩いた後は、アキ、吉田、ホンワカパッパー隊が囲み取材を受けました。アキは挨拶まわりで決意を新たにしたと語ります。

「街を歩かせていただいて、なんばグランド花月から街全体を盛り上げていかなければならないと責任を感じた。しっかりと一個一個、おもしろく楽しい作品を作っていこうと改めて思った」

一方、これまでホンワカパッパー隊のリーダーとしてマラカスを担当していた吉田は「メンバーと歩けて、初めて『もう卒業したんだな』と思った」と言いつつ、「またコロナ前のようにお客さんも増えて、商店街の方も盛り上げていこうという気持ちでいっぱいだった。僕たちも負けないよう相乗効果を」と力を込めました。

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そんな吉田について、「金の卵オーディション」で同期入団した松浦は、「オーラが出始めてて近寄れない。ほんまに僕らのなかでは期待の星なので、不祥事だけは勘弁してください」とイジりながら、「でも、収まらず破天荒にいってほしい」とエールを送りました。

新座長就任が発表されてからの約1カ月について、アキは「久々に連絡いただいたりとか、応援してくださっている友だち・親戚が数多くいたことを改めて感じた」と振り返ります。最近、アキから“チンパンジー座長”とイジられている吉田はこう話します。

「『誰がやねん!』と言ってるときは心地いいなと思ったので、難しく考えず、プレッシャーに負けないように強い気持ちを持たなければいけないなと考えた1カ月だった。座長やから上とかじゃなく、イジっていただき、いままでと変わらずやっていけばいいのかな」

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妻から「迷惑だけはかけんようにな」

アキは、相方である水玉れっぷう隊・ケンから「おめでとう」と一言だけのLINEが来たそうで、「実力のある相方なので、(新喜劇に)来てほしいというのはある。僕はいつでもウェルカム」とラブコールを送ります。

一方、吉田の妻・前田真希も同じ座員だけにクールな反応だったとか。吉田は「発表されて帰ったときは『迷惑だけはかけんようにな』ということだけ。ほかは何も言われなかった」と明かしました。

出典: FANY マガジン
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最後に2人の新座長が、改めて今後の意気込みを語りました。

「たくさんの人に協力してもらいながら、チームプレーで新しい新喜劇を作っていきたい。新しいことに失敗を恐れず挑戦していきたい」(アキ)

「いろいろ難しく考えすぎず、もっともっと吉本新喜劇が今後どんな形になるのかを考えながら、みんなと一緒に協力して楽しい新喜劇を作っていきたい」(吉田)