お笑いコンビ・ラニーノーズ(洲崎貴郁、山田健人)による「養蜂」をテーマにしたイラスト&写真展「Honey Runny Gallery」が7月14日(金)~8月15(火)の期間、大阪・大丸心斎橋店で開催されています。これは、同店本館屋上で行われている都市養蜂「心斎橋はちみつプロジェクト」とのコラボ展覧会。初日にラニーノーズの2人が出席して行われた内覧会の様子をレポートします!!
「養蜂」をテーマにしたイラストと写真
今回のコラボ展は、都市養蜂「心斎橋はちみつプロジェクト」にかかわる大丸社員の熱い思いから実現しました。
まずは、プロジェクト発起人の吉田真治さん(大丸心斎橋店営業2部)が登場。「採蜜したはちみつを商品として販売することは地産地消に繋がる。ミツバチの働きによって都市の生態系を循環させSDGsに貢献したい」と、プロジェクトにかける思いを語ります。
販売企画担当の高山泰世さん(大丸心斎橋店営業推進部)は、「大丸屋上での養蜂がまだまだ認知されていない」と言うと、今回の展覧会の狙いをこう説明しました。
「ちょうど夏休み。お子さまにもわかりやすく、楽しく伝えることを考えたときに浮かんだのが『お笑い』でした。ラニーノーズのおふたりはイラスト、写真に長けていることを知り、コラボをお願いしました!」
大丸心斎橋店本館9階の会場には、洲崎が手掛けたイラスト5点と、山田が撮った写真が12点並んでいます。2人は事前に屋上の養蜂場を訪れ、採蜜を体験して採れたてのはちみつも試食。山田の写真は、その際に撮影されたものです。
そしてギターをかき鳴らしながらラニーノーズの2人が登場します。この日のために作ったという「大丸の歌」は、洲崎が「だいまる」とぼそっと呟いて終わる超ショートソング。山田がすかさず「短いわ!」とツッコみました。
今回のコラボ企画の話が舞い込んだとき、山田は「確かに写真は撮るけど、展示されるほどの特技ではないで」と不安になったそう。洲崎は「僕のイラストもそう。そんなレベルちゃうのにって。でも、選んでいただけたのは正直うれしい」と話しました。
山田はそう言いながらも、「この女王バチの写真なんて、いっぱいミツバチがいてるなかで、きっちり女王バチに焦点合ってるでしょ。照明もばっちりで。僕って天才やなって思いました」とドヤ顔です。
一方、洲崎は「イラストを5点描くのは正直、大変だった。タッチがカブらないように気をつけたこと、メインロゴのミツバチには大丸グリーンを使用するなど、大丸らしさを出しています」と作品のこだわりについて語りました。
さらに、「今回の企画展で都市養蜂のどんなところを知ってほしいか」と聞かれた山田は、こう答えます。
「アインシュタイン曰く、ミツバチがいなくなったら人類は4年で滅びるそうです。ミツバチが飛び回ることで市内の緑化にもつながるし、大事な取り組みだと思う」
洲崎も「はちみつは、身近だけれどミツバチのことって考える機会は少ない。接し方を守れば危なくないし、子どもたちにも、ぜひはちみつのとり方、作り方を知ってほしい」と語りました。
「養蜂」がテーマのネタをやるかも
内覧会終了後の囲み取材で、「お気に入りの作品」について問われた山田は「あえて群れから外れた1匹のミツバチを納めた1枚かな。女王バチが撮れた1枚も自信作」と答えます。しかし、洲崎は「僕の顔のアップ」と謎のアピール。
また、「漫才を作るのと写真やイラストを描くのとどちらが大変か」という質問に「断然、漫才作るほうがラク!」と答える洲崎に対し、山田が「そりゃ、ネタ作ってるの僕やからな!」とツッコみます。
FANYマガジン編集部からも「今回の体験は今後の漫才に影響があるか」と聞いたところ、山田は「養蜂ネタってやったことないから、サブリミナル的にワードを織り交ぜてみようかな」と話し、洲崎も「僕たちコントもやってるんで、作業着を着て養蜂がテーマのネタをやるかも」と答えてくれました!
「心斎橋はちみつプロジェクト」は、大丸心斎橋店がグランドリニューアルオープンした2019年の屋上緑化をきっかけに2021年から“都市養蜂”を開始、地域の緑化や生態系の循環を目指すSDGsな活動です。養蜂活動は毎年3月から7月上旬まで実施され、約5万匹のセイヨウミツバチを飼育して、約200キロの採蜜量を目指しています。このプロジェクトで集められた「心斎橋のはちみつ」は本館地下1階のはちみつ専門店「ラベイユ」で販売中。今後は館内カフェやレストランとコラボしたメニュー作りも検討中です。