全国的に減少傾向にある消防団員の入団促進のためにお笑いコンビ・和牛（水田信二、川西賢志郎）を団長として発足した『和牛消防団』。このたび、さらなる入団促進のプロモーションとして、吉本新喜劇とのコラボレーションで9月5日（火）～9月11日（月）に大阪・なんばグランド花月（NGK）で『消防団×吉本新喜劇』が上演されることが決定しました。8月14日（月）に心斎橋PARCOで行われた開催発表記者会見の様子を、芸人ライターとして活動する新喜劇座員の吉岡友見がレポートします！！
寛平GMも会見に登場！
消防団は、地域の消防、防災のリーダーとなって住民の生活を守る大切な存在です。『和牛消防団』は、そんな消防団への入団を呼びかけるため、団長である和牛の2人のほかに新喜劇の間寛平ゼネラルマネージャー（GM）や、ゆうちゃみ、横澤夏子、オズワルド（畠中悠、伊藤俊介）が団員として活動しています。
この日の会見の司会進行を務める浅越ゴエ（ザ・プラン9）の呼び込みで、団長である和牛の2人と、寛平GMが登場。冒頭、和牛・水田は「発信力のある後輩に広めようと後輩をゴハンに誘ったけど誰も来てくれない」と嘆きます。川西は「そんな奴がリーダーで大丈夫なん！？」とツッコみつつ、「お笑い好きな人が僕らきっかけで消防団に興味を持ってくれたら嬉しい」と話しました。
寛平GMは「和牛消防団と言っているのに、スケジュールの都合で和牛が来ず、僕1人だけでPRイベントに参加したことがあった」と振り返ります。そのときは、若手芸人のEverybody（タクトOK!!、かわなみchoy?）と一緒に踊って盛り上げたそうです。
珠代は会見でも新ギャク披露！！
会見では、『消防団×吉本新喜劇』公演で座長を務める吉本新喜劇の吉田裕と、出演する島田珠代も登場。珠代は現れるやいなや「レスキューしちゃいます！」とパワフルなギャグを繰り出し、会場を盛り上げます。
吉田が「消防団のことを知らない人にもわかりやすく新喜劇に盛り込んで、おもしろさとコラボする新喜劇にしたい」と意気込む一方、珠代が「自分以外の笑いの火を消しちゃうぞ！」となにやら“不穏”な意気込みを述べると、全員からツッコまれていました。
さらに、テレビ収録が行われる9月10日（日）の2回目公演には、寛平GMと和牛の2人が出演することが発表！ 今回、初めて新喜劇に出演する水田は「ギャグを作らねば」とポツリ。川西は「リスペクトがあるし、できるのかな……。ズッコケのやりかたもわからないので……」と不安げな表情を見せます。珠代は「川西くんはカッコいいからコケて傷がついちゃヤダ」といつもの絡み。川西は「怖くて動けない」とタジタジでした。
精悍な消防団員に珠代もメロメロ
新喜劇メンバーが出演する消防団ミニ劇場動画や、ポスターが初披露されたあと、いよいよ待ちに待ったホンモノ、大阪府松原市の消防団の団長・芝池優さん、班長・大浦好行さん、団員・豊川大平さんが登場しました。ユニフォームに身を包んだ精悍な3人に珠代は「カッコいい！ 色気がある！」とテンション爆上げです。
続いて消防団について知るために、団員・豊川さんに関するクイズのコーナー。非常勤の地方公務員である消防団員は、ほかに仕事をしている人ばかりです。豊川さんの仕事は何かという問題に珠代は間髪入れず「ホスト！」と答え、水田は「阪神の6年目」、寛平は「近鉄電車の枕木」とボケ倒し、記者会見とは思えない爆笑の連続でした。
自動車販売・整備業の経営が正解と聞くと、寛平は「そんな仕事をしながら消防団はできるんやね」と感心しきり。芝池さんは昨年までIT企業に勤務し、大浦さんは酒屋とコンビニを経営しているそうです。
大浦さんは「学生さんも主婦の方も、僕みたいな中年も参加できます。さまざまな人と知り合えて、コミュニティが広まります」と消防団の魅力をアピール。その後も敬礼の仕方や、クイズが行われ、吉田と珠代は消防団について学びました。
最後に団長の芝池さんは、こう呼びかけました。
「火災における防災技術はもちろんのこと、救助に関する技術など、資格取得を含め学ぶことができます。さまざまな職種の人と触れ合うことで見識を深める場ともなっています。ぜひ若い方にも入団してほしい」
“町のヒーロー”を描く新喜劇
終始、笑いの絶えない記者会見でしたが最後に和牛の2人が「本当に団員の方々が減っているので呼んでもらえれば日本全国どこでもPR行きます」と力強く宣言し、ぎゅっと引き締めます。
寛平GMは「いまもハワイで火事の大きな被害が出ている。あんなことが起きないように、みんなで協力していきましょう。そしてたくさんの方に消防団に入ってもらいたい」と呼びかけました。
“パンティーテックス”ならぬ“パンティーレスキュー”というギャグを披露して会場を沸かせた珠代は、「つい最近、消防団のロケに行って、本当に大変なお仕事だと実感しました。ただひたすら尊敬です。人のためになるお仕事だからみなさんにもっと知っていただきたい」と消防団の人たちに敬意を表しました。
そして、公演で座長を務める吉田は「消防団は町のヒーローだと思います。そんなカッコいい姿を今回の新喜劇でもっと知ってもらいたい。あとは水田君のギャグがちゃんと入っているのか、ぜひ楽しみにしておいてください！」と意気込んで会見は終了しました。
吉田率いる個性豊かな新喜劇メンバーでお送りする『消防団×吉本新喜劇』。皆さんが消防団について興味を持つきっかけになると思うので、ぜひ劇場でご覧ください！
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