お笑いコンビ・ミキが、京都府川端警察署が全国地域安全運動の一環として行う防犯啓発動画の撮影に参加しました。撮影現場となったのは、京都市左京区の市立近衛中学校。2人の母校です。ミキと生徒会の子どもたちが協力して、身近に潜む犯罪の危険性についてわかりやすく伝える動画撮影に挑みました。
10月11日は「安全安心なまちづくりの日」です。毎年10月11~20日の10日間は「全国地域安全運動」期間として、全国の地域が連携しながら地域安全活動の強化が図られています。今回、ミキの2人が参加した動画撮影は、このキャンペーンのためです。
犯罪者役のリアルな「昴生」画
当日は、2人にとってほぼ卒業以来となる母校訪問でした。湧き上がる郷愁を抑えきれない様子の2人。空き時間には校内を巡り、「甘酸っぱい思い出が蘇るわぁ」とは昴生。窓から外を眺め「あんまり変わってへんわ」と呟く亜生。準備も整い、スタッフとの打ち合わせも済ませた2人は、教壇へ。いよいよ動画撮影のスタートです。
「どうも!ミキでーす!」
元気よく挨拶をする2人。その後はいつもの掛け合いで場の空気をつくると、「兄ちゃん、『いかのおすし』って知ってる?」と亜生。「具体的には知らん」という昴生に、亜生がフリップを使って説明をしていきます。
「『知らない人にはついて“いか”ない』の『いか』や。じゃあ、次は『の』やで。兄ちゃん、これはわかる?」
クイズ形式でテンポよく進めていく亜生。昴生が誤った回答をすると、かぶせ気味に「ブー、違いまーす!」と愛嬌たっぷりに否定します。焦れた様子の昴生との対比に、スタッフの間にも思わず笑いが起こっていました。
見事な筆致で描かれたフリップのイラストにも触れる2人。犯罪者役として昴生がリアルに描かれている点にも「なんで俺やねん!」とツッコミます。プロの手によるものかと思いきや、実は京都府警の現役警察官が描いたと知り、「芸大出身で警察? 異色すぎるやろ〜!」と驚くミキ。
地元トークも交えて防犯メッセージ
続いて2本目の動画撮影。今度は「女性の犯罪被害防止」がテーマです。昴生が「僕ら兄弟、京都市左京区吉田出身だって知ってましたか?」と切り出し、亜生も「この辺でよぉ遊んだよなぁ、兄ちゃん」と地元トークで盛り上げたあと、本題へ。
「歩きスマホや音楽を聴きながらはダメ!」「明るく人通りの多いところを歩く」など、女性の犯罪被害防止につながる4つの注意点についてフリップを使って話しました。「特殊詐欺も発生しているから、気をつけて」とも注意を促します。
ここで、自転車にまたがって登場する亜生。
「どっから持ってきてん!」
昴生の鋭いツッコミも笑顔で無視しながら、「兄ちゃん、自転車盗の被害防犯対策3つわかる?」と亜生が尋ねます。
「えー、なんやろ。カギをかける?」「ブブー」「でも惜しいな」と、ミキらしいほのぼのとした兄弟漫才を展開しながら、正解である「ツーロック」「防犯登録」「駐輪場の利用」について、ひとつずつ解説をしていきました。
いよいよ子どもたちとの共演
いよいよ最後は、ミキにとって後輩に当たる子どもたちとの共演です。緊張気味の子どもたちに積極的に声をかけて、場を和ませるミキ。子どもたちの声にも笑顔にも、普段らしさが戻ったところで撮影スタート。「今回のまとめ!」「忘れずに覚えておこう!」とみんな元気に声を出し、笑顔で撮影を終えることができました。
最後にミキから、防犯を心掛けるためのメッセージをもらいました。
「自転車のカギってよく、かけ忘れますよね。僕も何回もかけ忘れて、自転車を盗られたことあります(笑)。家の前に置いてても盗まれる。昔、オカンが買いたての自転車を盗まれて、1日中探し回ったことがありました。自転車ないと困るから、カギは大事。みなさんもカギは忘れずにかけてね。ちょっと面倒くさいけど、ツーロックがいいわ。盗るほうもカギ2つ付いてたら、面倒やもんね。僕らも今日、いい勉強になりました!」
今回の防犯啓発動画は「子どもの犯罪被害防止」「女性の犯罪被害防止」「自転車盗被害防止」の3本にまとめられ、10月11日から京都府警の公式サイトや、『京都国際映画祭2020』(10月15日~10月18日開催)公式サイトで公開するほか、川端署管内の学校で視聴してもらう予定です。
京都府警の公式サイトはこちらから。
京都国際映画祭の公式サイトはこちらから。