ペナルティ・ヒデの“サッカー愛”が詰まった著書発売! 「100対0でサッカーのほうが得意なんで…」

ペナルティ・ヒデの“サッカー愛”が詰め込まれた著書『なぜ、僕らはこんなにもサッカーが好きなのだろう』(ベースボール・マガジン社)が3月2日(土)に発売されます。2月26日(月)には、「先行発売記念トークショー&サイン会」が東京・ワテラスコモンホールで行われ、ヒデが集まったファンを前にサッカーについて熱く熱く語りました。

出典: FANY マガジン
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「サッカー馬鹿蔵」による初のサッカー本

この本は、船橋市立船橋高等学校でインターハイ優勝を経験し、「サッカー馬鹿蔵」の異名も持つヒデによる“独創的”サッカーエッセイ。元日本代表監督の岡田武史氏やレジェンド・遠藤保仁選手とのスペシャル対談をはじめ、ヒデが考える「裏ベストイレブン(B面)」「日本サッカーを創造した30人」「芸人をサッカー選手に例えると」など、サッカーファンだけでなくお笑いファンも見逃せないコンテンツが満載の1冊です。

出典: FANY マガジン
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トークショーでは、ヒデのサッカーへの思いが爆発。「自身のサッカー歴」「岡田監督や遠藤選手との対談ウラ話」「今年のJリーグの印象」などのテーマで話し続け、予定時間を20分もオーバーしました。

またジャンケン大会では、ヒデが「サッカーはタイムマシーン」としたためたボールをプレゼント。参加者との質疑応答もあり、ヒデならではの和やかなファン交流が続きます。サイン会でも一人ひとりと丁寧に会話し、サッカーを通じたコミュニケーションをヒデ本人が楽しんでいる様子でした。

サッカーのことならずっと喋る

イベント終了後、ヒデが囲み取材に応じました。

――トークショー&サイン会はいかがでしたか?

正直、こんなにたくさんの人に来ていただけると思っていませんでした。むかしは富士急ハイランドの営業でお客さんが1人だったこともありますし、単独ライブで7人しか人が来なかったこともあるので、ただただありがたい限りです。なかには「サッカーにそんなに興味がない」という方もいらっしゃったので、これでサッカーを好きになるきっかけになれば、僕がサッカーをやってきた意味や本を出した意味があると思いました。

出典: FANY マガジン
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――トークショーは、予定を20分もオーバーしましたね。

皆さん、予定があるのにすみません! ついつい熱量が入って失礼しました。アディショナルタイムということで(笑)。

――サッカーのことはいくらでも喋っていられますか?

ずっと喋っていられますね。後輩に「どうしたら売れますか?」と聞かれても、口をモゴモゴさせて「まあなあ」ぐらいで誤魔化すんですけど、サッカーのことになると答えられちゃうんですね(笑)。

古き良きサッカーも忘れてほしくない

――改めて、今回の書籍に込めた思いを教えてください。

2023年でJリーグが発足して30年、ドーハの悲劇からも30年という節目を迎えました。日本サッカーはどんどん世界と戦えるようになっていますが、この辺で、いままでのことを僕がしたためておかないと、古き良き日本のサッカーが忘れ去られてしまうのではないか、と。昔があって今があることを忘れないでほしいという切なる思いから、書かせていただきました。

出典: FANY マガジン
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――特に読んでほしいところはありますか?

やはり岡田元監督と遠藤選手との対談ですね。おふたりが発した言葉、文字にすべてが集約されていると思います。このおふたりの言葉を残せたのは、大きく言えば、“サッカー遺産”。本当に素直な言葉が刻まれていますんで、ぜひ読んでいただけたらと思っています。

――おふたりと対談した感想は?

本当に至福のひとときでした。おふたりとも「覚悟」という言葉を口にされていたんです。覚悟を持っていない人間が、ピッチに立つことは許されない。覚悟を持って日本のために戦うことがどれだけ大変なことなのか。そしてどれだけ大事なことなのかを、この本で語っていただいたので、それを読んで何かを感じ取っていただけたらと思います。

――ヒデさんはこれまでに小説(『いつか、あなたと』)やグルメ本(『すべっちゃいけない芸人ごはん』)などを出版してきました。今回、満を持してサッカー本を出しましたが、今後、出版したい本の構想はありますか。

実は今回、ユース世代の選手にオファーを出していて、本当はそういう対談を受けない方なんですけど、「ヒデさんの本だから」とOKしてくれた方がいたんです。でも、その方が「この時間なら」と提案してくれた時間が、番組のロケと重なって諦めるしかなかった。なので、次回はその方にインタビューをしたいなと。今回、岡田さんと遠藤選手に「日本はいつ、ワールドカップで優勝できますか?」と聞いているんですけど、若い世代が「何年」と答えるのかを聞いてみたいです。

出典: FANY マガジン
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――最後の質問ですが、ヒデさんにとってのお笑いとサッカーとは?

難しい質問ですね! まず、お笑いとサッカーだと、100対0でサッカーのほうが得意です(笑)。いまはお笑い芸人をやっていますけど、やはり核となるところはサッカーをやってきたからこその自分があって、僕の半分はサッカーで培ったものでできていると感じます。そして、お笑いとサッカーの共通点としては、「応援してくださる皆さまの存在がどちらも大きい」ということですかね。

書籍概要

『なぜ、僕らはこんなにもサッカーが好きなのだろう』
出版社:ベースボール・マガジン社
発売日:2024/3/2
単行本(ソフトカバー):208ページ

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