俳優の梅沢富美男が「東京都キャッシュレス納税委員長」に就任し、5月23日（木）にヨシモト∞ホールで小池百合子東京都知事から委嘱状を受け取りました。その後のイベントには、相席スタート（山﨑ケイ、山添寛）やネルソンズ（和田まんじゅう、青山フォール勝ち、岸健之助）ら人気芸人も参加。キャッシュレス納税の便利さを楽しく学びました。
小池都知事が委嘱状授与
納税者の利便性向上に向けて東京都が推進する「キャッシュレス納税」は、スマートフォン決済アプリやクレジットカード、ペイジー、eLTAX（地方税ポータルシステム）などさまざまな方法で利用できます。
冒頭の挨拶で、小池都知事が都の取り組みについてこう説明しました。
「都税でも口座振替、クレジットカード、スマートフォン決済アプリなど、納税手段が増えてきています。キャッシュレスだったら、銀行などの窓口に行く必要がありません。ご自宅でもいいし、歩いているときでもいいし、いつでもどこでも簡単に税金を納めていただくことができます。納めていただいた都税は、少子高齢化対策、防災、街づくり、国際競争力の強化など『未来の東京』を一つずつ作っていくために、財源として有効に活用させていただいています」
小池都知事から委嘱状とタスキが授与されると、梅沢委員長は「今回、キャッシュレス納税が簡単にできるとうかがっております。私は、確かに委員長ではありますが、まったくわかっておりませんので、（会場に来た方々と）一緒に学んでいきたいと思います」とコメントしました。
「簡単ですよ！ バカにしないでください！」
「梅沢富美男と学ぶ！ 誰でも簡単！ 東京都キャッシュレス納税講座」と題されたこの日のイベントは60歳以上を対象にしたもので、高齢者が多く来場しました。
講座では、NSC（吉本総合芸能学院）在学中に税理士の国家試験に合格し、実際に事務所を開いているピン芸人・かじがや卓哉が“先生”として登場。梅沢委員長は、相席スタートやネルソンズとともに生徒役で参加しました。
一口にキャッシュレス決済といっても、スマホや電子マネーだけでなく、クレジットカード払いや口座振替も“キャッシュレス”に分類されます。利用者は年々増えていますが、都税のキャッシュレス納税の利用者は半分以下とのこと。
実際の利用者からは「便利」という声が多いそうですが、「“支払いが簡単”というところがわからない」という梅沢委員長が、具体的にどのように便利で、どのように簡単なのか知りたいと疑問を投げかけました。
そこで、会場では実際に梅沢委員長や来場者が「スマホでクレジット納税」を体験してみることに――。
操作は簡単で、スマホで「地方税お支払サイト」と検索して、あとは手順に従うだけ。梅沢委員長も、はじめは相席スタート・山添から教わりながら操作していましたが、途中からはひとりでスイスイと支払いまでたどり着くことができました。
これには山添も「めちゃくちゃ飲みこみが早い」とビックリ。MCを務めたピン芸人のタケトも「勝手に先に進むのやめていただけませんか？」と思わず“注意”するほどです。
不安げな様子だった冒頭とは打って変わって「簡単ですよ！ バカにしないでください！」と自信満々の梅沢委員長は、「（銀行窓口などで納税するのは）めんどくさいもん。並んでいるし、時間がかかるし、これで納税できるんだったら、こんなに簡単なことはない！」と語ると、「特に同世代に勧めたい」と力を込めました。
さらに、スマホ操作に戸惑っていたネルソンズ・和田に対して、「若いのに、俺よりひどかった！」「なんで今日ここに来たの？」と“梅沢節”を炸裂！ 「ちょっと、僕に言われましても……」とタジタジの和田に笑いが起きました。
イベントでは、芸歴6年目で現在77歳のピン芸人・おばあちゃんが出演する「キャッシュレス納税PR動画」もお披露目。おばあちゃんもキャッシュレス納税派で、口座振替だと何税を支払ったか通帳に記載されるため、「家計簿をつけるときにも便利です」とおすすめしました。
最後に梅沢委員長が改めて、キャッシュレス納税をアピールしました。
「簡単にスムーズに（納税）できるもんだな、と実感しております。私たちの世代は、1分1秒が大事。納税にしても時間を無駄にせず、サッサと簡単に済ませて、1分1秒有意義に使って楽しい人生を送りたいと思います。キャッシュレス納税おすすめします。覚えておいてください！」
