尼神インターの誠子が8月4日(木)、東京・ルミネtheよしもとで行われたイベント『誠子のプロポーズ』で公開プロポーズしました! お相手は、インポッシブルのえいじ。「結婚したいと思った人は生まれて初めて」という真剣勝負でしたが、結果は残念ながら玉砕……。ところが、ここから驚異的な粘りで、終演後のインタビューでもえいじへの募る思いをぶつけていくうちに――。
渚も見守るなかで…
この日は見守りゲストとして、誠子の相方である渚のほかに、GAG(坂本純一、福井俊太郎、宮戸洋行)、アイロンヘッド(ナポリ、辻井亮平)、かたつむり・林大介、そしてインポッシブルえいじの相方・ひるちゃんが登場。
特にGAG・福井は、2013年に同じく公開プロポーズに挑んで失敗、そこから粘って約2年後に結婚した経験の持ち主。「僕が(縁起の)悪いものを持ってきてはいけないので、自分に塩を振ってきた」と応援への意気込みを語り、会場を笑わせました。
イベントでは、プロポーズの前に何者かに連れ去られたえいじを取り戻すために、誠子が数々の試練をクリアしていくことに。高速回転する自転車の車輪をお尻で止める「ノーリアクションケツ止め3連発」や「10秒早着替え」などを次々とクリアしていきます。最後は誠子が、インポッシブルのコントでおなじみの“巨大昆虫”を相手にひるちゃんと共闘。ひるちゃんを犠牲にしながら昆虫を撃破し、えいじを取り返して、いよいよプロポーズの時間です。
「私にえいじさんを幸せにさせてください」
誠子がえいじに「恋」をしたのは、およそ2カ月前。静岡・沼津のトークライブで一緒になった際に、その面白さ、純粋さに惹かれて一目ぼれしたそうです。一方、えいじは自分が誠子の意中の相手とはこの日まで知らなかったため、完全なサプライズとなりました。
真面目なトーンで用意してきた手紙を読み始める誠子。えいじも真剣な表情でそのプロポーズを聞きます。
「今日はこのようなライブに呼んでしまい、ごめんなさい。えいじさんからしたら、すべてが突然のことでビックリしていますよね。でも、私も自分でもびっくりするくらいえいじさんのことが好きです。大好きです」
そんな言葉から始まった告白は、好きになったきっかけや、えいじへの思いのたけをつづった心のこもった内容でした。
「いままでインポッシブルさんとはあまり共演する機会がなくて、話したことはありませんでした。でも2カ月前に沼津のトークライブで一緒になったときに、えいじさんが本当に本当に面白くて、お腹が壊れそうになるくらい笑いました。そして、こんなにも心が真っすぐできれいな人がいるんだと感動しました。そのライブ中に『えいじさんが好き』と思いました。そう思ったのと同時に、えいじさんと結婚したいと思いました。誰かと結婚したいと思ったのは、生まれて初めてでした。えいじさんのことを好きになってから、知らない自分が出てくる感じがして、自分自身にわくわくします。えいじさんといたら、楽しいことが100倍楽しくなって、悲しいことがあったら、『悲しい、えいじさん助けて』って大きな声で言える気がします」
少し声を震わせながら、告白する誠子。
「これからの人生、ずっとえいじさんと一緒にいたいです。私はいい女でもないし美人でもないけど、一生笑わせます。私にえいじさんを幸せにさせてください」
誠子の思いを受け取ったえいじは、言葉に詰まりながらも絞り出すように、こう答えます。
「誠子ちゃん、ありがとう。えーーー。ごめんなさい!」
結果は、残念ながら撃沈。「本当にいい女性だと思うんだけど、やっぱり後輩としか見れないというか。ごめん!」と、えいじは理由を語りました。
驚異の粘りでワンチャンもぎ取る誠子
ところが、ここから誠子が驚異の粘りを見せます。「確かに結婚は早かったかも……」と思い直したようにつぶやき、「結婚がダメなら、付き合いましょう」「付き合うのがダメなら、一度デートに行きましょう」と次々と提案を続けていきます。その粘りは30分に及び、誠子から発せられた「デート」の言葉は40回を超えて……。
何を言ってもへこたれないあまりの粘りに、えいじも根負け。最終的には、えいじが無類の愛煙家ということもあって、東京・渋谷にある「たばこと塩の博物館」に一緒にデートに行くことが決まりました。
エンディングで誠子は、「本当はこんなに粘る予定じゃなかったんですけど、えいじさんのことが好きなんで粘っちゃいました。ワンチャンスいただけたので、これからの私とえいじさんもどうか温かく見守ってください」と挨拶。
心から応援していた劇場やオンラインのファンたちも、拍手喝采でイベントは終了となりました。
終演後のインタビューでも粘りに粘る
イベント終演後、誠子とえいじ、そして見守りゲストのGAG・福井の3人に、直後の率直な気持ちを聞きました! ぐったりしたえいじとなぜか前向きな誠子。そして“経験者”のGAG・福井は、そんな2人を応援します。
――まずは誠子さんにお伺いしたいんですけど、なぜ公開プロポーズという形に?
誠子 最初はプライベートでプロポーズをしようと思っていたんですけど、まだご飯も行ったことなくてお互い知らないから、どうやったら自分がいちばん伝わるかなと考えて。たぶんライブをしている自分がいちばん私らしいと思って、ライブでプロポーズしようと思いました。
――えいじさんは、本当に今日まで知らなかったんですか?
えいじ いや知らなかったです。(このイベントの前に)誠子ちゃんからLINEで「えいじさんの知り合いの人を好きになっちゃったのでシークレットゲストで出てくれませんか」みたいな感じで来てたので。本当に舞台に出ようってときに、スタッフに袖を引っ張られて「えっ?」って。袖を触られた瞬間に「あっ!」って思いました。
誠子 「俺だ!」って(笑)。
えいじ 絶対そうやんって。服の生地に触れた瞬間に気づきました。
――実際に公開プロポーズをしてみてどうでしたか?
誠子 結果はOKじゃなかったんですけど、でもやっぱりガマンしていたので、今日以降、「好き」って言えることが嬉しいです。ほんま苦しかったんですよ。しゃべってたら「好き」って言いそうになるから、もう自分をつねりながらしゃべってましたから。歯を食いしばりながら、「ガマン、ガマン」と思いながらしゃべっていたんで。(えいじを見て)だからこれ以降は「好き」っていいますね。
えいじ (なんとも言えない表情……)
福井 ああ、よかった。ストレスだもんね。言えないっていうのは。好きって言われて嫌な人いないしね。
えいじ ポジティブすぎる。いや、そりゃ好きって言われて凄い気持ちいいけど……。
誠子 私、ほんまに好きですよ。(と言いながら肩にタッチ)
えいじ 触ったやん。いまもう触ったやん。お触り禁止。マジで。
福井 お触りはダメなんや。
えいじ お触りはダメです。なにオレ、いまイケメンみたいな立ち位置で嫌なんだけど。このブサイクがよお。やめろってマジで。
誠子 えいじさん、マジでブサイクじゃないです。めちゃめちゃカッコいい。これ、みんなにバレちゃったら嫌なんですよ。私が好きになって「カッコいい」っていうから、「あ、ほんまや、カッコいい」ってえいじさんのことを好きな人が増えたら嫌やって思うんです。
福井 ああ、気づいちゃう人が増えるもんね。
えいじ 増えねえよ。なんでそれで増えんだよ。
好きになったきっかけ
――好きになったきっかけの沼津ライブについて、詳しく教えてもらえますか?
誠子 2カ月前に沼津のトークライブでインポッシブルさんとトークライブをさせてもらったんですよ。その時にアイロンヘッドの辻井ちゃんが「えいじさんは、ほんまにヤバイ」って言って、インポッシブルさんがケンカをしたときのエピソードを話してくれたんですよ。その話がめちゃめちゃ面白くて。ケンカの理由が、心が純粋というか、真っすぐな人なんやなと思って、そこで好きになりました。
――えいじさんはいま、彼女はいるんですか?
えいじ いや、ぼくはいないです。
――じゃあ、これはチャンスがあるんですかね。
誠子 こっからやなって。
福井 そうよね。僕も1回断られて、そこから1年ぐらい粘って結婚できたので。なので、まったく同じパターン。
一同 (笑)
えいじ 同じじゃないって福井くん! ポジティブだって。
福井 いやでも、1年後が見えますね。同じパターンになりそうだなっていうのが見えます。僕のいまの奥さんも、まったく同じような感じで言ってましたから。
誠子 こんな感じだったんや。
福井 僕は思うんですけど、いま(えいじが)「やめてよー」と言ってるのも、結局、最後の「OK」に向けたフリ。あのときはそんなこと言ってましたけど、みたいな感じになると思うんですよね。
誠子 なるほど!
――実際、プロポーズのときに、キュンとしたと言ってましたもんね。
えいじ いやオレ、過去に12年付き合っていた彼女にプロポーズして、一度は成功したんですけど、その後、フラれちゃって。それでもう、オレのなかで愛が壊れたんですよ。人を好きになる感情が(壊れた)。それで誠子ちゃんがこれだけ好きだと言ってくれるじゃないですか。嬉しいけど、フラれた地獄も知ってるんで、なんかもう頭のなかが凄いグチャグチャになって、本当に泣きそうになった、あのとき。(舞台上で)戦っているとき。
――戦っているときって(笑)。
誠子 そんな気持ちで見てくれていたんですね。
――こう言ってますけど、誠子さんはどう思いますか。
誠子 いや、本当に優しいなと思いました。
えいじ 優しいじゃないよ。こんぐらいの優しさはみんな持ち合わせているよ、マジで! だいたいの人が持ってるよ、スタンダードに。
誠子 私、いろんな人を見てきましたけど、えいじさんがいちばん優しいです。なんか考えてなくて直感で優しいという感じがします。
福井 ああー、優しさを出そうとして出しているんじゃなくて。
誠子 はい。心で、感じたままに言っていることが優しい。
福井が予言「付き合う可能性はゼロではない」
――今後、付き合う可能性はどれくらいありますか?
えいじ 付き合える可能性? ゼロですよ。
福井 いや目が笑ってますよ。冗談を言っているときの目です。冗談言っているときの目でゼロって言ってるんで、ということはゼロじゃないっていうこと。
えいじ ゼーロ! ヤバいって! ポジティブすぎる、マジで。
――福井さんから見て何パーセントですか?
福井 うーん。僕も、これは誠子ちゃんが本気のやつなんで、適当なことを言いたくない。“ゼロじゃない”ということだけは言っておきます。
えいじ なんなん! マジでなんなん!
誠子 すごい勇気をもらいました。福井さんってほんまにウソつく人じゃないし。それだけで十分です。
――誠子さん、これからどうやって振り向かせるか、なにか作戦があるんですか?
誠子 そうですね。えいじさんのことを好きになってから2カ月間、どんな人なんやろうって見てたんです。そしたらやっぱり、ひるちゃんさんのことが大好きなんやなって。私がやきもちを焼くぐらい、もうずっとひるちゃんと一緒におる。好きなんですよ、心で。本能的に。だから、角刈りにします。
一同 (笑)
えいじ いや……それは大したもんよ。
誠子 (ひるちゃんの)バナナTシャツはネットで買ったんですよ。見た目からえいじさんの好きなものに寄せたい。
えいじ ひるちゃんに寄せていくの? ひるちゃんに寄っていったら、それは可能性ゼロだよ。あいつを性的対象として好きなワケじゃないからね? 相方として好きなだけだから。
一同 (笑)
誠子 大丈夫です。好きにさせます。
えいじ いや、粘りがハンパじゃないよ、マジで。
――福井さんからアドバイスをお願いできますか?
福井 粘りっていうのは大事だと僕も思っていたんですよ。僕は1年間、粘ってたんで、今日、自然と舞台上で粘っている姿を見て、もう、そのまま行けば大丈夫だというふうに思いました。
誠子 ああ、よかった。ほんまは潔く、「あきらめます」とライブを終わったほうがカッコいいじゃないですか。でも、ほんまに好きやからカッコ悪くてもいいんやと思ったら、30分粘ってました。
福井 カッコよかったけどね。
えいじ あんまりないよ。ライブの半分が粘りって。聞いたことねえよ。
誠子 お客さんに「はよ終われ」と思われても、先輩に「はよ帰らせろ」と言われても、もういいやと思って粘りました。
――告白が失敗して気まずくなったりしないのかなとちょっと心配でしたが、なんだかいい関係ですね。
福井 そうですね。全然そんな感じじゃないですね。
誠子 全然。これからはいっぱい好きっていいます。
――今後、近々で共演する予定はないんですか?
誠子 インポッシブルさんのライブが8月の31日にあって(共演します)。
えいじ え? ウソ。おかしなことになってんな。
誠子 箱の中身は何でしょかライブっていうやつなんですけど。
えいじ もおおお。変なライブ入ってるよおお。
――誠子さん、最後に改めて想いをお願いします。
誠子 えいじさん、本当に大好きだから。えいじさんも私のことを大好きにさせます。デート楽しもうね。
福井 いいね!
えいじ 可能性はゼロなんだって。もう。
一同 (笑)
今回のイベント『誠子のプロポーズ』の見逃し配信は、好評につき配信期間を延長し、8月11日(水)19:00までFANYオンラインチケットで視聴できます(チケット販売は見逃し視聴終了日の昼12:00まで)。
また、誠子が共演するインポッシブルの公演『インポッシブルのエアー箱の中身は何だろうか?概念に触れる新感覚のゲームコーナー』は、8月31日(火)に東京・ヨシモト∞ドームで開催予定です。
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