南キャン山里らが『グローバルフェスタJAPAN』に出演! ODA70年に「僕は何もしていないのに…感謝しかない」

国内最大級の国際協力イベント『グローバルフェスタ JAPAN 2024』が、9月28日(土)、29日(日)の2日間、東京・新宿住友ビル三角広場と新宿中央公園で開催されました。1954年に日本が政府開発援助(ODA)を開始してから70年目となる今年は、「国際協力70年、ともに未来へ」をテーマにさまざまなプログラムを実施。南海キャンディーズ・山里亮太、3時のヒロイン、蛙亭、ジョイマンら人気芸人も登場して、楽しく国際協力を学びました。

出典: FANY マガジン
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盆踊りスペシャルライブで幕開け!

『グローバルフェスタ JAPAN』は、外務省と国際協力機構(JICA)、国際協力NGOセンター(JANIC)が共催し、国内外で活躍するNGO/NPO、国際・政府機関、大使館、学生団体、企業など様々な団体が参加するイベントです。

初日のオープニングセレモニーには、蛙亭(中野周平、イワクラ)とDJ KOOが出演。「日本盆踊り協会」の特別芸術顧問で、海外に盆踊りの魅力を発信してきたDJ KOOによる「国際協力70周年、アニバーサリースペシャルライブ」が行われました。

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ライブではYOASOBIの『アイドル』、Creepy Nutsの『Bling-Bang-Bang-Born』、荻野目洋子の『ダンシング・ヒーロー』といった海外でも人気の楽曲に合わせ、みんなで盆踊りを楽しみました。

外務省のODA広報キャラクターであるODAマンや、パスポートイメージキャラクター・パスポくん、出入国在留管理庁のマスコットキャラクター・イミグーと一緒に、蛙亭の2人も汗だくで踊ります。

DJ KOO からマイクを向けられた蛙亭・中野は「究極に楽しいです!」と絶叫。海外からの観光客も多く訪れた会場は、国境を越えて楽しめる盆踊りによって一体感が生まれました。

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日本の国際協力をクイズで学ぶ

続いては、「新宿で解き明かす!国際協力の謎!」のコーナーです。MCをペナルティ・ヒデが務め、3時のヒロイン(ゆめっち、福田麻貴、かなで)、みやぞん、東大発の頭脳集団・QuizKnockの鶴崎修功と須貝駿貴が、日本の国際協力に関するクイズ対決で盛り上がりました。

クイズ開始前にみやぞんは、「月に1回の海外ロケを9年間続けてきた」と自信をのぞかせます。最初の問題は「タイのバンコクを走る『パープルライン』と呼ばれる鉄道は、日本の電車の車両をベースに作られています。その車両とは一体何でしょうか?」というもの。選択肢は①「半蔵門線」②「山手線」③「ゆりかもめ」です。

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みやぞんは「この前、タイに行ったときにも乗っていますし、間違えるはずがないです」と自信満々で③「ゆりかもめ」を選択。しかし、正解はまさかの②「山手線」。司会のヒデが「あなた、どこに行ったんですか?」とツッコむと、みやぞんは「ベトナムだったかな……」と首をかしげました。

その後も、日本の70年におよぶ国際協力に関するクイズが次々と出題。すべてのクイズが終えた3時のヒロイン・福田は、「正解こそ少なかったものの、答えがすごく興味深くて勉強になりました」と楽しんだ様子でした。

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ジョイマン・高木が“ODAラップ”を披露!

2日目のメインステージでは、「えっ!?この料理にもODA?身近な食材で学ぶ国際協力!」が行われ、ジョイマン(高木晋哉、池谷和志)と女性アイドルグループ・Juice=Juiceの段原瑠々と工藤由愛、農林水産省YouTuber(ばずまふ)の松沢伸さんが出演。身近な食材や料理と“ODA”がどう関係するのか、についてクイズで楽しく学びます。

ステージに登場したジョイマンは、さっそくODAラップを披露。「ODAはすごい韻を踏みやすい言葉」と語り、キレキレの動きで「ODA、ODA、ぼくの好きな魚、エイ!」と繰り出すと、会場は大盛り上がりです。

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クイズでは、日本のODAによってバラグアイのゴマや、チリのサーモンが輸入できるようになったことが明かされます。また、モーリタニア・イスラム共和国にタコつぼ漁を教えたことでタコを輸入できるようになったことを知ったJuice=Juiceの工藤が大喜び。無類のタコ好きだという工藤は、「どういう経緯で輸入できるようになったかは知らなかったので、すごく興味深くて楽しいです!」と目を輝かせました。

すべてのクイズ終了後、ジョイマン・高木は「ふだん食べている食材が、いろんな国との繋がりによるものなんだと知れた」と感心。最後に「サンキュー、地球!」とスケールの大きなリリックを披露して拍手を浴びました。

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「自分の文化が王道だと信じないこと」

続いてステージは「違うから面白い★いろんな文化と生きるわたしたち」のコーナーへ。南海キャンディーズ・山里亮太のほか、マサイ族の男性と結婚してケニアに在住する永松真紀さん、父親がアメリカ人でタレントのユージが登壇し、「多文化共生」について考えるクロストークが行われました。

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永松さんが語る「オナラは絶対に人前でしてはいけない」といった、マサイ族の独特な文化に山里は興味津々。その山里は今年、JICAの活動視察のためにフィリピンを訪問した際に、日本と外国の共生を感じたエピソードを披露しました。

「僕は何もしていないのに、しょっちゅう(現地の人から)『ありがとう』と言われたし、現地の橋や駅で日本の国旗を見つけることもあった。日本がODAを70年間積み上げて、世界との橋がしっかりつながっていることに感謝しかないです」

出典: FANY マガジン
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永松さんは「多文化共生」のポイントを次のように話します。

「自分の文化や自分の価値観が“王道”だと信じないことです。世界にはいろんな考え方や価値観、文化があることを尊重する気持ちさえ持てれば、世界は仲良くしていける」

この発言には山里も「本当にそうですね」とうなずきながら、「違和感を抱いても、その違いを面白いと思えれば、すべてが受け入れやすくなりますよね」と語りました。

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学生たちのハイレベルなアイデア続出!

「世界が直面する社会課題に提案! GFJ国際協力アイデアピッチ」のコーナーでは、ピン芸人のタケトが司会を務め、学生たちによる公開ピッチ(短い時間でのプレゼンテーション)が行われました。

「手洗い習慣のない国に 手洗いを定着させるアイデア」「フィリピンの農村部に持続可能な給食システムをつくるためのアイデア」「スマホを活用した平和へ導くアプリやWEBサービスのアイデア」という3つのテーマで、6組の学生団体がそれぞれ5分間のピッチを行いました。

出典: FANY マガジン
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学生とは思えないハイレベルなアイデアの連続に、タケトは「めちゃくちゃ面白い!」と絶賛。世界を良くするための若者らしい発想に、会場も大盛り上がりでした。

こうして2日間の「グローバルフェスタJAPAN2024」が終了。多くの人でにぎわい、芸人たちが国際協力活動の意義を深く学べた70周年の節目にふさわしいイベントになりました。

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