大宮セブンが“聖地”NGKで「半裸」「宙づり」「師匠にご無礼」のやりたい放題! マヂラブ村上「二度と大阪来れませんよ」

「大宮ラクーンよしもと劇場」の人気ユニット「大宮セブン」の結成 10 周年を記念したツアー「大宮セブンライブ 10thooo 〜10周年の家族旅行〜 in大阪」が、11月3日(祝・日)に大阪・なんばグランド花月(NGK)で開催されました。今回の公演は、沖縄公演に次ぐ2カ所目。大宮セブンのこれまでの軌跡を描いた映画「くすぶりの狂騒曲」の全国公開が12月に迫るなか、オープニングに始まりネタ、コーナーなど盛りだくさんの内容で満員御礼の客席を爆笑させたステージの模様を、芸人ライターの茜チーフがレポートします!

出典: FANY マガジン
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ペ・ヨンジュンが瓦を割る!?

大宮セブンの現メンバーは、マヂカルラブリー(野田クリスタル、村上)、囲碁将棋(文田大介、根建太一)、GAG(SJ、福井俊太郎、安田ファニー)、すゑひろがりず(南條庄助、三島達矢)、タモンズ(大波康平、安部浩章)、ジェラードン(アタック西本、かみちぃ)の6組。今年10周年を迎え、ますます勢いに乗る彼らの登場に会場の期待が高まります。

幕が上がると、舞台の真ん中に1台の和太鼓が。そこへ真っ赤なふんどし姿の野田クリスタルが登場し、客席から大きな歓声が上がりました。

太鼓の前でポーズをキメる野田にピンスポットが当たると、胸筋・腹筋・上腕筋にはっきりと陰影がつき、鍛え上げられていることが一目瞭然。素晴らしい肉体美に、拍手と歓声が送られます。そして「150キロのバーベルで潰れなかったマメが潰れるほど練習した」という和太鼓の演奏に合わせて観客も手拍子をし、会場全体が一体感に包まれました。

(ちなみに、筆者は和太鼓経験者のため興味深く拝見させていただきましたが、野田さんが持ち前のフィジカルを活かして右手と左手で同じ音を打ち鳴らしていて、完全に「打てる人」の打ち方をされていたのでびっくりしました)

出典: FANY マガジン
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演奏が終わると、ペ・ヨンジュンのコスプレをした文田が登場。何も降ってきていないのに天井を見上げ、両手の平を上に向けている様子は『冬のソナタ』のヨン様さながらで、会場は爆笑に包まれます。

そして舞台中央に15枚の瓦が積み重ねられると、野田が再び和太鼓を打ち鳴らし、文田が「せい!」の掛け声とともに拳を振り下ろします! すると、すべての瓦が真っ二つに! 客席から「おお〜!」という歓声と拍手がわきました。

オープニングアクトはこれだけでは終わらず、安田扮する「安田たかじん」と安部扮する「天童あべみ」が登場し、のど飴CMソングを替え歌にしてデュエット! オープニングから、すでに盛り上がりは最高潮になりました。

出典: FANY マガジン
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“パンイチ”で重なり合う2人

ネタ披露のあとに行われたゲームコーナーでは、野田チーム(野田、文田、SJ、 かみちぃ、安部、三島)と、根建チーム(根建、福井、安田、西本、大波、南條)に分かれて対決です。

まずは「即興ズッコケ新喜劇」。箱の中からテーマが書かれた紙を選び出し、即興で制限時間2分間の新喜劇をやりながら、ズッコケた回数を競うというゲームです。

先攻は野田チームに決まりましたが、野田はなかなか箱に手を入れず、ヒジや顔を入れてはチームのメンバーがズッコケ始めます。そんな野田チームに対し、村上は「スタートって言ってから。まだ始まってない」とシビアにジャッジ。

なかなか箱から紙を引こうとしない野田に代わって安部が指名されますが、安部も素直に紙を引かず、箱を頭にかぶって「なるほど!ザ・ワールド!」。そんな安部にしびれを切らした西本がつかみかかったと思いきや、「やめろ、やめろ」と全員に取り囲まれる2人。

次の瞬間、客席から見えたのは、パンツ姿で仰向けに寝そべった安部と、その上で同じくパンツ1枚で横たわる西本。しかもお互いの股間が顔の位置にあり、さらに……これには客席もドン引きしながら大爆笑です。

最後は安部が「今日はこれくらいにしといたらぁ!」と新喜劇っぽく決め、会場は大盛り上がりとなりますが、村上が再び「まだスタートって言ってないからポイントは入らない」とシビアにジャッジ。ゲーム開始前から大騒ぎです。

出典: FANY マガジン
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出禁寸前! 危険すぎる新喜劇!

そして、やっとまともに紙を引いた根建チームから「銀行強盗」の設定でゲームスタート。

新喜劇っぽく順調に始まりましたが、いつの間にか根建と大波が服を脱がされ、あわやパンツまで脱げそうに! 村上から「本当に気をつけて! 出したら出禁! 二度と大阪来れませんよ!」と注意を促されます。根建とパンツ1枚で抱き合う大波が「今日は忘れられへん日になりそう」とボケますが、村上からはカウントされません。

結局、根建チームは「ズッコケ2回」で後攻に交代。野田チームは「ヒーロー戦隊」の設定となりましたが、全員で踊ってばかりで結果は根建チームと同じく「ズッコケ2回」と、ドローに終わりました。

ライブ終了と見せかけてまさかの演出!

続くゲームは、スクリーンに大きく映し出された師匠の写真を前に、失礼のないように挙手制でモノボケをする「失礼厳禁! 師匠の前でゲームチャレンジ」。ここでMCは、NGKをリスペクトする福井に交代です。

西本、安部がパンイチ。根建、文田は、Tシャツを着ているけどパンツ姿。さらに靴やズボンが散乱する舞台上を見て南條が「まず、服着ろよ」と言ってしまうほど、師匠にたいへん失礼な状態でスタートです。

出典: FANY マガジン
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そんななか、スクリーンに映し出されたのは、大木こだま・ひびきの「大木ひびき師匠」の写真。戸惑いながら、なかなか手が上がらないメンバーに対し、福井が「おいおい! 実際に師匠がおったとしたら、この時間なんやねん! 恥ずかしい!」とメンバーをあおります。

すると、大波がトップバッターとして挙手。写真に向かって「師匠ー! 生前はお世話になりましたー!」と叫ぶと、福井は手持ちのカンペとかけていた眼鏡を叩きつけて激怒し、「失格!」を言い渡します。

次々と「失格!」「退場!」を言い渡されていくなか、アタッシュケースを持った野田が「カウス師匠からの100億です!」とボケると、福井からは「退場……じゃなくて退社!」と、まさかの退社宣告! 客席は終始、大爆笑のゲームコーナーでした。

最後に村上からこの日の感想を五・七・五で締めるよう言われた南條が、「大阪で 強者どもが 出禁だよ」と見事な締め。公開間近の映画「くすぶりの狂騒曲」の主題歌、シンガーソングライター・河口恭吾さんの「悪い恋人」が流れ始めると、舞台上のスクリーンに、大阪入りした大宮セブンメンバーの楽屋やリハーサルでの様子がスライドショーで映し出されます。

オープニングアクトの“安田たかじん”と“天童あべみ”がしっかりとリハーサルをしている様子に客席から笑いが漏れながら、メンバーの楽しそうな笑顔が「家族旅行」そのもので、感動して涙を流すお客さまも。

そして、スライドショーが終わると客席からこの日いちばんの大きな拍手が送られ、ついに終演……と思いきや!?

出典: FANY マガジン
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観客が立ち上がろうとした瞬間、「まだまだ終わらねえよ!」 の声と同時に再び会場が暗転。激しい音楽とともにスクリーンに「WARNING」の文字が。トランプが降ってくる映像に会場が沸き上がります。

そして客席後方から大波扮するトランプマンが登場! 「私のイリュージョンなしで帰れますか~!?」とステージに上がると、黒い板の裏で何やら準備している模様。再び姿を現したかと思うと、スモークとともに宙を舞うトランプマン!

タネも仕掛けもある宙吊りでしたが、客席は拍手喝采の大盛り上がり! トランプマンは「大宮でお会いしましょう」とメッセージを残して宙吊りのまま舞台の袖に消え、今度こそ幕をおろしました。

「大宮セブンライブ 10thooo~10周年の家族旅行」は、残すところ2025年1月8日(水)の大宮公演のみ。どんな公演になるのか必見です!

公演概要

『大宮セブンライブ 10thooo~10周年の家族旅行in大宮~』
日程:2025年1月8日(水) 開場17:30 開演18:30
場所:RaiBoC Hall 大ホール(埼玉県)
チケット:前売4500円

FANYチケットはこちらから。

映画概要

『くすぶりの狂騒曲』
公開日:2024年12月13日(金)より新宿バルト9、イオンシネマほか全国ロードショー
出演:和田正人 駒木根隆介 辻凪子 土屋佑壱 永瀬未留 / 徳井義実(チュートリアル) 岡田義徳ほか
監督:立川晋輔
脚本:中村元樹
主題歌:河口恭吾「悪い恋人」(よしもとミュージック/ミラクル・バス)
配給:イオンエンターテイメント 吉本興業

公式サイトはこちらから。

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