チャンネル登録者数41.9万人(12月9日現在)のYouTubeチャンネル「シネマンガテレビ」のイベント『シネマンガフェスタvol.4大乱闘!シネマンガブラザーズ〜ヴァサラ総督復活編〜』が、12月14日(土)に東京・紀伊國屋ホールで開催されます。ついつい笑ってしまう映画やマンガ、ゲームのあるあるシーンを再現したこのチャンネルを運営する6人組ユニットは、NSC(吉本総合芸能学院)東京23期生の同期。「過去最大のピンチ」だという今回のイベントはどんなものなのか、6人のうち3人(たろちゃん組、おざき映画館、ストーム丸山)に聞いてきました!
「あるある動画」人気キャラクターが過去最多登場!
──『シネマンガフェスタvol.4』が、吉本芸人の人気YouTubeチャンネルが集まった「よしもとBuZZウィーク~人気チャンネル大集合~」の一環として開催されます。どんな内容になりそうですか?
たろちゃん組(以下、たろちゃん) イベントは過去3回やってきましたが、今回は集大成ということで、これまでやってきたことをすべてぶつけたいと思っていまして。演劇もあり、殺陣もあり、お笑いのコーナーもありと、めちゃくちゃ盛りだくさんにしています。YouTubeの「あるある動画」で生まれたキャラクターたちも、これまででいちばんたくさん出ます。
ストーム丸山(以下、丸山) いままでも誰かが出ている間に早着替えしたり、ヒゲ描いたりしてなんとかやってきましたけど、これまで以上に着替えがめっちゃ大変になりそうです(笑)。
おざき映画館(以下、おざき) 1人で3、4役やるので常に汗だくですし、着替え忘れたらすべて終わりです(笑)。
芸人の予測不可能な部分も楽しんでほしい
──ふだんは皆さんをYouTubeで観ている人が多いと思いますが、ライブならではの魅力、面白さはどこにありますか?
おざき 僕ら芸人なので、やっぱりお客さんの前でやるのはすごく楽しいんですよ。もちろん準備した部分も楽しんでほしいんですけど、アドリブとか、コーナーの予測不可能な部分も面白くなると思います。
丸山 ふだん動画を観てくれている方って、キャラクターを好きになってくれる人は多いんですけど、僕らの人となり、いわゆる「ニン」の部分はまだちょっと伝わりきっていないのかなと思うんですよ。だから、ライブで僕らの素の部分も知ってもらえて、好きになってもらえたらと思いますね。
おざき お客さんたちは僕らそのものじゃなくてキャラクターを観に来てるから、着替えるたびに「別の人が来た」みたいなリアクションをもらうんですよ(笑)。
丸山 キャラクターのファンはいても、僕ら個人のファンは、いまのところほとんどいないんです(笑)。
たろちゃん 確かにそうかもね。だから今回、僕ら自身に注目する人も増えてくれたら!
初心者でもライブが楽しめる! おすすめ動画
──人気キャラクターがたくさん登場するとのことですが、「シネマンガテレビ」をあまり観たことのない人でもライブを楽しめるような、おすすめの動画があれば教えてください。
おざき 僕らのチャンネルでいちばん再生回数が多い動画が、少年漫画あるあるの「ヴァサラ戦記」の「ヴァサラ十二神将」というキャラクターなんですけど、とりあえずそれだけポチッと観ておいてもらえたら、きっともう楽しんでもらえると思うんです。
【動画はこちらから】
丸山 「人気の動画」の上位5つくらいを観てもらえたら、もうそこに登場するキャラは今回、ほぼほぼ出ると思います。
たろちゃん 少年漫画あるあるだったら「ヴァサラ戦記」と「敵四天王シリーズ」、映画だったら「元特殊工作員シリーズ」と「殺人鬼シリーズ」。マンガや映画が好きな方なら、どれかはハマってもらえると思いますので、1種類だけでいいので観てほしいです。
体重160キロのBIG・J・諸岡が躍動する姿を見よ!
──6人それぞれの見どころを教えてもらえますか?
たろちゃん いちばんわかりやすいのは体重160キロのBIG・J・諸岡。彼は何をしてても面白いので、注目してほしいです。今回、コーナーで大縄跳びをやるつもりなんですけど、果たして160キロが跳べるのか。
丸山 BIG・Jは動画でよく、洋画に出てくるスクールカーストの上のほうのデブキャラをやることがあるんです。いじめっ子みたいな。でも本人はむっちゃ大人しいので、無理して演じている頑張りも楽しんでほしいです。
おざき そんなん言うな(笑)。ピンク髪のカツラをかぶっている永江節カツオは格闘漫画大好きなんで、殺陣とかアクションが見どころです。
丸山 僕は「殺人鬼シリーズ」という、海外サスペンス映画のあるあるをやっているんですけど、シリアルキラーのキャラなんですよ。今回、演劇ではかなり戦うらしいんですけど、僕のキャラはふだん戦わないキャラなので、どうなるのかを見守ってほしいです。
おざき 僕は「元特殊工作員シリーズ」をやってるんですけど、ふだんの動画ではカット割りでアクションをなんとかカッコよく見せて、ごまかしてるんですよ。お客さんの目の前でやったとき、運動神経がついてこれるのかどうか……。
たろちゃん 永江は運動神経いいけど、丸山とおざきは全然ダメで。逆にそこが盛り上がるくらい運動音痴なので、それを楽しんでもらえたら。
丸山 おざきのアクション、編集で1.5倍速くらいにしてるから実際に観たら「遅!」となるかもしれないです(笑)。
おざき 幻滅しないでほしいです(笑)。
危機! イチヂクフジタは本番に間に合うか!?
丸山 イチヂクフジタは実は直前まで体調を崩しているんです。だから本番に間に合うかどうか……。
おざき 今回、「ヴァサラ総督復活編」じゃなくて「イチヂクフジタ復活編」だよね。チラシビジュアルでは上半身裸でこんなに動きそうなのに、登場しても身体動かすコーナーとかは端っこで見学してるかもしれない(笑)。
たろちゃん 演劇でもフジタはかなりキーマンなんですよ。
おざき 正直、もしフジタにドクターストップがかかったらどうする?
たろちゃん そしたら5人でやるしかない……。毎回、僕が企画・構成をやってるんですけど、これまででいちばんハラハラしてます。なのにこの前、おざきが「試写会行かない?」とか誘ってきて、「幕間VTRの編集あるから行けないわ」と答えたら「フジタでも誘おうかな」とか言ってて。
おざき 1人で行くよりいいかなって……。
たろちゃん ふざけんな(笑)。
2.5次元好きの人にも刺さるはず!?
丸山 マジでこれまででいちばんピンチかもね。一度、永江がイボ痔で入院したことはあったけど、イベント関係ない時期だったし(笑)。
たろちゃん 「フジタ頼む、元気になってくれ!」とみんな思ってるんですけど、本人はかなりヘラヘラしてるんですよ(笑)。とにかく、過去最大級にドキュメンタリー感あるライブになると思いますので、正直、僕らをまったく知らない人でもきっと楽しんでもらえるんじゃないかと! 実は、僕らのお客さんって男性が圧倒的に多いんですよ。
丸山 視聴者でいうと9割男性です。
おざき 映画あるあるの中でいちばん再生回数が伸びてるのが、『パルプフィクション』のパロディで、40代くらいの男性から声をかけてもらうこともあります。
たろちゃん だから街でカップルの男性に「写真撮ってください」と声かけられたとき、彼女さん側はいつも「私はいいです」って撮影係になるんですよ(笑)。でも、ぜひ彼女さん側にも観てほしいです。
おざき あの、めっちゃおこがましいですけど、僕ら映画とかマンガとかの架空のキャラをやっているわけですよ。ということは、広い意味でいうと「マンガの再現」なので、2.5次元好きな人にも刺さるかもしれない。こんなこと言って、フタを開けたら「ふざけんな!」と言われる可能性もありますけど(笑)。
公演概要
シネマンガフェスタvol.4大乱闘!シネマンガブラザーズ〜ヴァサラ総督復活編〜
日時:12月14日(土)開場16:30/開演17:00
出演:シネマンガテレビ(シネマンガ/BIG・J・諸岡/ストーム丸山/イチヂクフジタ/永江節カツオ)
料金:前売3,000円/当日3,500円/配信1,500円
内容:少年漫画あるあるを詰め込んだオリジナル作品『ヴァサラ戦記』
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