ガクテンソク・奥田修二が「四十路独身上京漫才師」としての日々を綴った初エッセイ集『何者かになりたくて』がヨシモトブックスより2月14日（金）に発売されます。また1月15日（水）より全国書店・ネット書店にて予約受付スタートします。
漫才師の生き様をありありと描いた文章
【15年間のM-1グランプリ挑戦】【四十代独身ライフ】【芸歴18年目の上京】【THE SECOND優勝】……
2005年、よじょうと「学天即」を結成し、同年の『M-1グランプリ』にてアマチュアながら準決勝進出を果たして以来、大阪を拠点に劇場、テレビで活躍し、数々の漫才賞を受賞。しかし、M-1はラストイヤーまで挑戦するも決勝の舞台に立つことは叶わず……。その後、「ガクテンソク」に改名し、2023年、41歳で上京。同年にスタートした結成16年以上の漫才師のための賞レース『THE SECOND～漫才トーナメント～』はベスト32で敗退。そして翌2024年の第2回大会で優勝を果たしました。
その喜びを綴った『note』のエッセイが注目され、「笑って泣ける」「映画を観ているような臨場感」「周りの人の考察や自身の心情が細かく書かれていて漫才師になった感覚に」など、漫才師の生き様をありありと描いた文章は多くの方に読まれることになりました。本書はnoteの連載を加筆・修正し、書き下ろし＆語り下ろしを収録した読み応えたっぷりのエッセイとなっています。
■ガクテンソクはなぜM-1で負け続け、なぜTHE SECONDで勝ち上がったのか
エッセイにはM-１への挑戦からTHE SECONDのチャンピオンになるまでの数々のエピソードが収録されています。敗退した年の決勝戦を観る様子、自分たちとは正反対のタイプのコンビとの対決、本番直前の舞台袖の作戦会議など……。賞レースに挑む芸人の心の動きが奥田によってどこまでも言語化されていて、胸が熱くなります。
■40歳を過ぎても「気にしいの緊張しいのカッコつけ」
他には、生活者としての奥田のエピソードも。大好きなラーメンやクレーンゲーム、アイドルオタクであることの喜び、また家族や結婚観についてなど、あまり知られていないプライベートも綴っています。祖母に褒められたい一心で毎食吐くまで食べたり、緊張しすぎて何年も後輩を飲みに誘えなかったり……漫才している奥田からは想像できない「気にしいの緊張しいのカッコつけ」な性格に苦戦してきた過去もあったようです。
■「何者かになりたくて」頑張っている人へ。芸歴19年かけてチャンピオンになった奥田の話
そんな奥田が自分自身と戦い、漫才でも戦い続けた19年間。THE SECOND優勝の瞬間、「何者かにな、なれっ、たんですけど！」と噛みながらコメントした奥田ですが、今は「まだ何者かになれてない」と言います。その真意とは？ 何者かになりたくて頑張っている人、何者かになりたかった人に届けたい「四十路独身上京漫才師」の等身大エッセイをどうぞお楽しみください。
マシンガンズ・滝沢秀一による熱い推薦コメント！
こんなに冷静に客を見ている漫才師は他にいない。
この本をNSCの教科書に推薦します。
同世代なら共感＆背中を押される奥田語録（本書より）
◎晩ごはんに関しては、できれば一回もミスしたくない
◎二郎を食べた日の夜は、何も食べないときもあります
◎「酒」という文字を想像しただけで心が求めてしまうなんて、もはや恋です
◎40歳からは若いときにちょっとかじったことを改めて始めるのがちょうどいい
◎アイドルを見ると、「あかん！ サボってる場合じゃない！ 俺も努力せなあかん！」と勇気づけられます
◎得意ジャンルはミスのないように一生懸命やって、苦手ジャンルはミスしてもいいから一生懸命やる感じです
◎もしも自分がお笑いを辞める日が来るとしたら、舞台はもちろんですが、芸人同士の飲み会での、こういう光景を見られなくなることが心残りだろうなと思いました。この光景を見続けるために必要なのは結果のみ。明日を一層がんばろう
◎チャンピオンになるまでに19年かかってるということは、普通に考えて「遅咲き」ですよね。考えようによっては「燻っていた」とも言えます。でも咲くことをあきらめていなかったし、腐ってもいなかったんだと思います
ガクテンソク コメント
奥田修二
「奥田さんのnoteを本にしませんか？」そんな打診があったのが昨年の夏ごろ。ついに出版できる運びとなりました。感謝です。ずっとnoteを読んでくださってた方も、たくさん書き下ろしがあるので、初めて読む文章だらけになっていると思います。四十路独身上京漫才師のリアルな日常をぜひ感じてください。
よじょう
本の内容は知りませんがあとがきを書いてます。
あとがきだけでも見てください！
トークショー＆サイン＆撮影会、開催決定！
奥田修二著『何者かになりたくて』の出版を記念して、トークショー＆サイン＆撮影会が東京・大阪で開催されることが決定しました。スペシャルゲストとのトークもあるのでお見逃しなく！
東京は2月15日（土）芳林堂書店高田馬場店にて、大阪は3月1日（土）TSUTAYA EBISUBASHIにて開催予定です。詳細は各店のホームページでご確認ください。
芳林堂書店高田馬場店ホームページはこちら
TSUTAYA EBISUBASHIホームページはこちら
書籍概要
『何者かになりたくて』
著者：奥田修二
発売日：2025年2月14日（金）
造本：四六判ソフトカバー／224ページ
定価：1650円（税込）
発行：ヨシモトブックス
発売：ワニブックス
【書籍構成】
１章 四十路独身・奥田修二
２章 上京漫才師・奥田修二
３章 何者かになりたくて
・THE SECOND2023日記
・上京日記
・THE SECOND2024日記
４章 何者かになれなくても
Amazonはこちら
■著者紹介
奥田修二（おくだ・しゅうじ）
1982年3月3日、兵庫県生まれ。
2005年、よじょうと「学天即」を結成。同年の『M-1グランプリ』にてアマチュアながら準決勝進出を果たす。2007年より吉本興業に所属。2013年のNHK新人演芸大賞演芸部門大賞、2014年の第49回上方漫才大賞新人賞、2015年の第4回ytv漫才新人賞優勝、第50回上方漫才大賞奨励賞など、受賞歴多数。
2021年、コンビ名を「ガクテンソク」に改名。2024年には、『THE SECOND～漫才トーナメント～』にて優勝を果たした。
趣味はゴルフ、雑学、アイドル、クレーンゲームなど。
ガクテンソク プロフィール
奥田修二 X
奥田修二 Instagram
