ガリットチュウ・福島善成が、日本時間の1月24日(金)、ポルトガル・リスボンにて開催された『IBJJFヨーロッパ柔術選手権 2025』で見事優勝しました。
様々な困難を乗り越え、つかんだ優勝!
同大会はヨーロッパ最大規模の柔術イベントで、9日間で総勢6,000人以上の競技者が参加。世界チャンピオンや国内チャンピオンが集結し、さらに有望な学生、そしてマスター世代も世界中から集まり熱戦を繰り広げました。
福島が参加したカテゴリーは、20人のトーナメント方式で、国際大会に1年以上参加しておらず、ポイントがない状態であった福島はトーメントで最大連続5回を勝ち抜かなければならないというハードな道のりでした。
また、搭乗予定であった飛行機がエンジントラブルで空港へ引き返し、1日遅れでドバイを経由したフライトに変更を余儀なくされるというピンチにも見舞われましたが、これら全てをチャンスに変え、圧倒的な強さを見せつけ見事優勝を果たしました。
ガリットチュウ・福島善成 コメント
ヨーロッパ最大規模の柔術大会「European柔術選手権」にて、紫帯ライト級マスター4カテゴリーで優勝を果たしました!
9日間にわたり6,000人以上の選手が集まるこの大会には、世界チャンピオンや国内トップ選手、有望な若手、そして我々マスター世代(おじさん)も参戦。5試合を勝ち抜き、優勝する事ができました!
柔術を始めたきっかけは、「自分より面白い人を超えるには、努力よりも首の骨を折るほうが早いかもしれない」という考えからでした。(大西ライオン君は面白くないですが、いつか首の骨を折ります。)
今では体力がつき営業で30分は当たり前、最大60分のワンステージやこなせるようになったのも柔術のおかげです。
2025年の最大の目標だった「European柔術選手権優勝」を達成した今、次なる挑戦として以下の2つを掲げています:
・ガリットチュウ単独ライブ開催(200人キャパ)
・2026年ブラジル柔術選手権制覇
どちらも非常に高いハードルではありますが、果敢に挑戦していく所存です。引き続き応援宜しくお願い致します。
ガリットチュウ福島と柔術、これまでの経緯
福島は、2020年12月に柔術の魅力にハマり、劇場や営業の出番前や仕事前にもジムでトレーニングに励むなど努力を重ね、減量のための食事制限などにも努めてきました。
2023年8月にアメリカ合衆国・ネバダ州ラスベガスで開催された、『ワールドマスター柔術選手権2023』でマスター4青帯ライト級で見事優勝を果たし世界チャンピオンとなった後も、トレーニングを続け、紫帯に昇格して始めて挑戦する公式戦が、今回のポルトガル・リスボンで現在開催中の『IBJJFヨーロッパ柔術選手権2025』です。
次の目標は、2026年に柔術の強豪国であるブラジルで開催される、ブラジル柔術選手権で優勝し、ラスベガス・ヨーロッパ・ブラジルの柔術3大大会優勝のグランドスラムを果たすこと。
【これまでに出場した国内、アジア大会】
・全日本マスター柔術選手権 優勝
・東日本柔術選手権 優勝
・全日本マスターオープン 優勝
・IBJJFアジア柔術選手権 優勝
・ワールドマスター柔術選手権2022 3位
・ワールドマスター柔術選手権2023 優勝
・IBJJFヨーロッパ柔術選手権2025 優勝
福島は、「柔術というまだまだマイナーな競技で、競技人口、認知度もそれほど高くはないが、今後も競技と向き合い、更なる柔術への関心や興味を持ってもらえるよう、40歳過ぎてもまだまだやれることを示していきたい」と意気込みを語っていました。