埼玉・本庄の高校生が吉本芸人と一緒に文化祭開催! 市内6校の合同文化祭「七高祭」で“最高の思い出”に

どうも芸人ライターのてんぐの横山ミルです。
皆さんは高校時代の文化祭を覚えていますか? クラスで出し物をしたり、部活ごとに屋台を出したりと、とても思い出深い行事だと思います。埼玉県本庄市内の6高校が参加して行われた合同文化祭「七高祭(ななこうさい)」が、1月26日(日)にカミケンシルクドーム(本庄総合公園体育館)で行われました。運営には、なんと吉本芸人も協力。首都圏住みます芸人の僕も参加させてもらいました! 今回はその様子をレポートします。

出典: FANY マガジン
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市内6校の学生による「Colorful」なお祭り

七高祭は、本庄市内にある6つの高校に通う生徒から参加希望者を募って行われる本庄市主催の合同文化祭。学校や学年の垣根を越えて高校生が集い、さまざまな交流を持つこと、市への愛着を持つこと、次世代を担う高校生が地域について考えることなどを目的として開始されたイベントです。

2008年に始まった当時は7校で行われていましたが、そのうちの2校が合併して6校体制となったいまも、これまでの経緯を尊重して「七高祭」という名前にしているそうです。

2025年の今年、高校生が考えた七高祭のスローガンは「Colorful City with You」。市内6校それぞれの個性(=Colorful)を大切にしながら、高校生と市民が一緒に(=with You)協力し、楽しい合同文化祭にしていきたいという熱い思いが込められています。

七高祭をイチから作る参加希望の高校生からは、子どもからお年寄りまで幅広い来場者に楽しく学んでほしいという思いや、若いからこそ生まれるおもしろい発想を感じました。

出典: FANY マガジン
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「日本一」の書道パフォーマンスは圧巻!

当日は、約6時間のステージに加え、13のブースが開かれました。ブースは参加生徒が企画したもの、地域の方々とコラボしたもの、長野県住みます芸人ゆでたかのが考えた謎解きゲームなど、バラエティ豊か。そのなかで気になったものをいくつか紹介します。

出典: FANY マガジン
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まずは、高校生ならではの発想で考えた新しいスポーツを体験できるブース。その新スポーツとは「BB(バンプボール)」と「ビパルフ」です。

「BB(バンプボール)」とは、参加者が転がり落ちてくるボールをめがけてボールを投げ、ゲートの通過を防ぐスポーツ。「ビパルフ」はビリヤードとパターゴルフの要素を組み合わせたスポーツで、コーナーにボールを押し出すことで得点となり、最終得点で競います。

初心者でも十分楽しむことができるようになっていて、子どもから大人まで、みんな笑顔が絶えないブースでした。

出典: FANY マガジン
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続いては、地域コラボ企画で作られた、ブロッコリー入りのカレーパンを販売しているブース。

本庄市内外から愛される市内のパン屋さん「Bakerys Kitchen ohana(ベーカリーズキッチンオハナ)」と本庄野菜の魅力を発信する活動を行っている「本庄農業女子」に全面協力してもらい、高校生が考える新しいパンを作り出しました。

このパンの売れ行きがすごかった! スパイシーなカレーとブロッコリーの相性が抜群で、大人気になっていました。

出典: FANY マガジン
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ステージで会場を沸かせたのは、本庄東高校書道部によるステージ「書道パフォーマンス」。

書道部の数名がJ-POPの曲に乗って踊りながら、大きな紙に書道をするパフォーマンスです。実は、この本庄東高校書道部は今年1月に行われた「第4回全国高等学校書道パフォーマンスグランプリ」に関東大会代表として出場し、初優勝した超強豪校です。

今回は来年度の優勝を狙う1、2年生によるパフォーマンスでしたが、見ているだけで元気をもらえて、感動しました。

出典: FANY マガジン
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持ち時間が30分あったのですが、時間が余ったということで、急遽、先生のはからいで手伝いに来ていた3年生がパフォーマンスすることに。

日本一になるだけあって、そのパフォーマンスは圧巻でした。全身を思いっきり使い、一文字ずつ命を吹き込んでいるかのような筆遣い。完成した文字は「喜怒哀楽」。会場に大きな拍手が巻き起こりました。

「担当チーム」の高校生たちと重ねた準備

実はこの学園祭、この日の本番を迎える前の準備段階から、吉本芸人が協力させてもらっていました。参加した芸人はオオカミ少年・片岡正徳、かがくと森田くん、ネイチャーバーガー、そして僕のコンビ、てんぐです。

2024年の5月から月1、2回程度、七高祭参加生徒が「スポーツ推進」や「福祉」などの5つのチームに分かれて、それぞれの芸人が担当チームを持ち、ワークショップ、フィールドワークを重ねてきました。

勉強や部活などの忙しいスケジュールの間に参加してくれた高校生たちは、全力で文化祭をつくりあげ、最高の思い出になったのではないでしょうか。

これからも七高祭が発展していくこと、本庄市が盛り上がること、間違いなしです!

出典: FANY マガジン
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