ジャルジャル・福徳秀介の恋愛小説を、主演に萩原利久、ヒロインに河合優実を迎えた最新作『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』が4月25日(金)に公開されます。公開開始の一週間前となる4月18日(金)には、テアトル新宿にて先行公開記念舞台挨拶が行われ、喫茶店のマスター役・安齋肇と大九明子監督が登壇しました。
映画史に残る新たな最高傑作が誕生!

熱狂的ファンも多いコント師ジャルジャル・福徳秀介が2020年に小説家デビューを果たした珠玉の恋愛小説『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』。
監督を務めるのは映画『勝手にふるえてろ』(17)、『私をくいとめて』(20)、「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」(NHK/23)など、数々の話題作を手がける大九明子。個性的かつリアリティあふれる女性主人公を描くことが多かった監督が、恋愛作品としては初の男性主人公の物語に挑戦。主人公の冴えない大学生・小西徹を萩原利久、小西が恋に落ちるヒロイン・桜田花を河合優実が演じています。
今最も話題の俳優を迎え、観客や視聴者から絶大なる共感を呼ぶ大九監督の新境地にして最高傑作が完成しました。
安齋描き下ろしイラストのTシャツを着用して登場!

ジャルジャルの福徳秀介が2020年に小説家デビューを果たした恋愛小説を実写映画化した『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(4月25日公開)。その先行公開記念舞台挨拶が4月18日(金)に都内映画館で実施され、喫茶店のマスター役を演じた安齋肇と、本作のメガホンをとった大九明子監督が登壇しました。
「利久くんや優実さんじゃなくて僕ですみません(笑)」と照れながら客席から登場した安齋。登壇前、観客と一緒に本編を観ていた安齋は「60年代くらいからずっと色んな映画を観ていて、僕なんかでも響くようなあの時代を感じさせるものをこの映画で大九さんが見せてくれるんです。大胆なカット割りとか色の使い方で見せてくれる。本当に映画はいいなって思いました。大九さんの映画にはその熱量があるんです」と改めて映画を観た感想を語りました。
大九監督も安齋が醸し出す独特な雰囲気を絶賛!
小西と山根がデモ行進に参加するシーンや、喫茶店でラジオから流れる紛争地域のニュースを聴いてマスターが「いけないねぇ」と一言こぼすシーンについて大九監督は「今この時期に映画を作るということは、下手でもいいから、そういうものに対して私はNOと思っているし映画の作り手としてそういったことをしっかりと映画の中で焼き付けていきたいなという思いで入れました。安齋さんに、喫茶店のマスターに、はっきりとそれはいけないよねって言ってもらうことで、いけないんだっていうことを言いたかったんです」と映画に込めた思いを明かします。
自身のそのシーンを観た安齋も「僕、すごい上手い役者さんみたいだったなぁ」と感想を溢す安齋に「上手い役者でしたよ! 他のシーンでもセリフを言った後に『へへっ』と笑う感じや、セリフを言った後の絶妙な動作が本当に素晴らしかったです。人間力の凄さを感じました」と大九監督も安齋が醸し出す独特な雰囲気を絶賛した。
また、そんな安齋に本作への出演をオファーした経緯について「原作小説ではもう少し若いマスターをイメージして描かれてる感じだったんですけど、今この時代に撮るからには、撮るからこそ、いろんな世代の眼差しを映画に入れたいなと思っていたんです。それで喫茶店のマスターは、多分この映画の中では一番年上の立場から全体を俯瞰で見ているような人物だと思ったので、そんな人にお願いしたいなと思っていて安齋さんにお願いしました」と語る大九監督。
撮影時のまさかのエピソードも披露!
さらに安齋もオファーを受けた際の思いについて「やばい! どうやって断ったらいいだろうと思いました。自分のことなんてわかっているから自分で映画を撮る時も自分は出ないし。でも現場が大好き。現場が好きだし、そのままの安齋さんで来てくださいって大九さんにも言っていただいて、本当にセリフも覚えないで行ったんですよ。それでやらせてもらったら、このマスターってもう俺じゃんって思いましたね」と当時を振り返ります。
そんな安齋は、実は現場でセリフはカンペを準備してもらっていたことを明かし「私がずっと一緒にやっているカメラマンが、カンペを読んでいる安齋さんがあまりにも面白くて思わず笑っちゃってNGになっちゃって。カメラマンが笑ってNGなんて初めてでした」と大九監督からも撮影中のエピソードが明かされ、「でも本当にカンペを読んでる人のお芝居には見えないです。カンペはあるけど、本当に自由に演じてくれるんです」と安齋の出演シーンの見どころをアピール。
大九監督「いい映画と言ってもらえて感無量」
最後に観客の皆さんへ「本当にいい映画なので、みなさん自分が宣伝部だと思って周りの人にとにかく見てほしいと伝えてください。本当にいい映画だった」と熱を込めて呼び掛けます。
そして大九監督は「撮影が終わってから初めて申し上げたんですけど、私はずっと安齋さんを追いかけていました。タモリ倶楽部は全部録画して観ていたし『勝手にふるえてろ』でも主人公のヨシカちゃんが空耳アワーを聴いて爆笑してるシーンも作ったし、本業でいらっしゃるイラストも大ファンですから、今回ご一緒させていただくということで大変ドキドキしたんですが、私の想像を超えるマスター像にさらに色を添えてくださいました。いい映画と言ってもらえて感無量です。私の尊敬する安齋さんがこう言ってるので、みなさんもぜひこの映画を可愛がっていただけると嬉しいです」と安齋への熱い気持ちも込めて、観客へメッセージを送りました。
STORY
思いがけない出会いから始まった、最高純度のラブストーリー
思い描いていた大学生活とはほど遠い、冴えない毎日を送る小西。学内唯一の友人・山根や銭湯のバイト仲間・さっちゃんとは、他愛もないことでふざけあう日々。ある日の授業終わり、お団子頭の桜田の凛々しい姿に目を奪われた。思い切って声をかけると、拍子抜けするほど偶然が重なり急速に意気投合する。会話が尽きない中、「毎日楽しいって思いたい。今日の空が一番好き、って思いたい」と桜田が何気なく口にした言葉が胸に刺さる。その言葉は、奇しくも、半年前に亡くなった大好きな祖母の言葉と同じで、桜田と出会えた喜びにひとり震える。ようやく自分を取り巻く世界を少しだけ愛せそうになった矢先、運命を変える衝撃の出来事が二人を襲うー。
イベント概要
『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』先行公開記念舞台挨拶
日時:2025年4月18日(金)20:07〜20:37 ※上映後
場所:テアトル新宿
(新宿区新宿3丁⽬ 14-20 B1)
登壇者(敬称略):安齋肇、大九明子監督
作品概要
『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』
4月25日(金)全国公開
原作:福徳秀介『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(小学館刊)
監督・脚本:大九明子
出演:萩原利久
河合優実 伊東蒼 黒崎煌代
安齋肇 浅香航大 松本穂香 / 古田 新太
製作:吉本興業 NTTドコモ・スタジオ&ライブ 日活 ザフール プロジェクトドーン
製作幹事:吉本興業
制作プロダクション:ザフール
配給:日活
©2025「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」製作委員会
2025年4月25日(金)テアトル新宿ほか全国ロードショー
公式ホームページはこちら