総務省消防庁が主催する「消防団入団促進広報2025『この街でみんなと強くなろう!』」のスペシャルイベントが、9月15日(月・祝)に京都・イオンモール京都桂川で開催されました。ステージには“消防団入団促進サポーター”の森三中・黒沢かずこのほか、吉本新喜劇のアキ、すっちーが登場。実際の消防団の人たちの話を聞いて、その大切さをPRしました。(撮影は芸人カメラマンの吉本新喜劇・おやどまりが担当しました)

来場者と一緒に消防団について学ぶ
ステージに現れたMCのタケトが、アキ、すっちー、森三中・黒沢を呼び込むと、集まった来場者は大喜びです。3人は客席に向かってアメを投げます。
「2025年度消防団入団促進サポーター」に就任した黒沢は、「茨城県の地元にはたくさんの消防団員がいて、消防団のおじちゃんたちに育てられたようなものです」と話します。アキは、水玉れっぷう隊の相方であるケンが東京の消防団に入っているとのことで、活動中の映像などを見たことがあるそうです。

大災害が起きたとき、1人でも多くの命を守るために大切なのが「自助」と「共助」です。「自助」は自分の命は自分で守ること。「共助」は地域のみんなで助け合うこと。消防団はその「共助」の担い手のひとつです。
この日は京都市消防団のメンバーが登場し、消防団と消防士の違いや、消防団とはどんな組織かを説明しました。また、写真を見ながら「放水訓練」や「山林火災訓練」についても解説。ほかにもさまざまな訓練があり、女性や力が弱い人でも活動ができることを説明しました。
続いて、消防団にまつわるクイズがスタート。問題は〇×形式で、クイズに勝ち残った人の中から、出演者のサイン色紙がプレゼントされました。


黒沢「街のヒーローになれる機会」
「消防団まるわかりトーク」のコーナーでは、MCのタケトが、京都市消防局消防団の高橋秀彰さんをステージに招きます。高橋さんは「消防団の報酬」や「退職報償金」、「公務災害補償制度」について説明。また、入団できるのは18歳以上ですが、小学4年生から高校3年生まで在籍できる「ジュニア消防団」もあるということと、その活動内容についても紹介しました。
さらに、「身を守る、人を助けるための能力を身に着けたい」「やりたいことが見つからない」「ヒーロー願望がある」といった人に消防団はおすすめだと呼びかける高橋さん。客席の小学生から「人を守りたい気持ちがある」という声が上がると、「家族や身近な人を守るために入団している人も多い」と説明しました。

トークのあとは、高橋さんが「ブースを運営している消防団員の姿をぜひ見てください」とアピール。“京都府住みます芸人”の木下弱が、6つあるブースの内容を紹介しながら、買い物中のお客さんに参加を呼びかけます。
「消防士に変身コーナー」では、消防団の防火衣を着て記念撮影。「VRゴーグルを使った消火体験コーナー」は、大人も子どもも真剣な表情です。このほか、「救急処置コーナー」「住宅用火災報知器的当てゲーム」「消防団説明コーナー」などが、多くの参加者でにぎわいました。
この日、アキ、すっちー、黒沢の3人は、2回目のステージイベントにも登場。森三中・黒沢は、消防団について「堅いイメージがあったが、街のヒーローになれる機会。進学や就職に有利。証明書がもらえるのでメリットがある」と説明します。

すっちーが「入りたい気持ちになった。人を助けたい人はぜひ入るべき! 制服がカッコいい!」とコメントすると、アキも「火事になってもみんなで助け合える。とてもいい勉強になった。メリットが多いので、入りたい気持ちになった」と話しました。
11月23日(日・祝)には、京都・梅小路公園七条入口広場で「京都市消防団フェスタ」が開催されます。そして、今回のイベント「消防団入団促進広報2025『この街でみんなと強くなろう!』」は、京都だけでなく日本全国各地のイオンモールで順次開催予定です。