11月1日(土)に38周年を迎えた“笑いの殿堂”大阪・なんばグランド花月では、「なんばグランド花月 豪華スペシャル月間!」と題して11月のまるごと1カ月、週替りでキャンペーンを実施しています。11月18日(火)からの1週間は、早くも第4弾キャンペーンに突入。なんばグランド花月1階のオープンスペースで行われた記者会見には、矢野・兵動(矢野勝也、兵動大樹)、吉本新喜劇座長・すっちー、千葉公平が登壇し、くわしい内容や見どころをPRするとともに、なんばグランド花月にまつわる思い出トークに花を咲かせました。

「出演者はチャンピオンばっかり!」
朝から冷え込んだ11月19日(水)の会見当日。会場となったなんばグランド花月の1階エントランス前には、多くのギャラリーが集まっています。MCを務めるスマイル(瀬戸洋祐、ウーイェイよしたか)が矢野・兵動、すっちー、千葉を呼び込むと、にぎやかに会見がスタートしました。
4週目の11月18日(火)〜24日(月・祝)のキャンペーンタイトルは『絶品漫才!&すっちー新喜劇の感謝感激飴あられウィーク!〜おもいっきり笑って、飴ちゃんもろて!〜』。
期間中は、中田カウスが注目芸人を“深掘り”する「漫才のDENDO」が1週間ぶっ通しで展開されるほか、矢野・兵動を筆頭に、フットボールアワー、チュートリアルなど豪華な顔ぶれが絶品の漫才を披露。吉本新喜劇にはすっちー、千葉公平、清水けんじ、島田珠代、山田花子といったメンバーが勢ぞろいする、華やかなラインナップとなっています。

出演者の名前が並んだボードを見て、矢野と兵動は「すごいですねぇ」と声を揃えました。兵動が「『漫才のDENDO』にも勢いあるコンビが出てくる。しいて言うなら水曜日の矢野・兵動が弱いだけ」とボケると、そこから「君は強いやないか」(矢野)、「じゃあ、矢野のところに線を引いて消してもらっていいですか」(兵動)と軽妙なやり取りで盛り上げます。
また、千葉は「(出演者は)チャンピオンばっかり。吉本興業のすごさを感じる」と感心していました。

楽屋で突然ハーモニカを吹き始めた西川きよし
第4弾キャンペーン期間中は、すっちーが舞台から撒くことで知られ、またお土産としても人気の『すち子のねぶり飴』を来場者にプレゼント! すっちーは前日のキャンペーン初日の本公演を振り返り、「飴を撒いても、あまり盛り上がらなかった。(プレゼントを)渡すのは終演後の帰り際にしてほしかった」とぼやきます。
ほかにも38周年スペシャル月間中は、芸人による劇場アナウンスや限定セットチケット販売など楽しい企画が盛りだくさん。18日(火)からの1週間は、すっちーと珠代が場内アナウンスを担当します。すっちーによると、収録は息ぴったりで一発OKだったものの、最後の最後で珠代が噛んでしまったそうで、「すごく悔しそうでした。『やだー!』って“女性”が出てました」とウラ話を明かしました。

また、なんばグランド花月にまつわる思い出話も大放出。矢野は初舞台で緊張しすぎて逆方向にはけてしまい、行き止まりの壁の前で立ち尽くしたというエピソードを紹介。兵動は、楽屋に突然現れた西川きよしが、「買うてん」と言いながら小さなハーモニカを取り出して目の前で『夕焼小焼』を吹いた話を披露し、すっちーの「昭和の取り調べみたいな距離」というツッコミと相まって大ウケとなりました。
すっちー、知らない人の自転車でギリギリ到着!
そんなすっちーは、コンビ(ビッキーズ)時代、タクシーが大渋滞にハマって出番に遅れそうになった際、前から来た自転車の中年男性に「なんばグランド花月まで!」とお願いすると、「乗れ!」とだけ言って裏口まで送り届けてくれたという仰天エピソードを告白。「あの人をほんまに探したい」と、名前も告げずに走り去った“救世主”に感謝しました。
千葉は東京と大阪の楽屋の違いに触れ、「なんばグランド花月は、特にお師匠の皆さんがいらっしゃる」。Mr.オクレとの初共演時には、喫煙所でモニターを見ながらタイミングを計り、火を消してそのまま舞台へノンストップで出て行く姿を目撃したそうで、「時間ぴったりだった」とプロフェッショナルぶりに感服していました。

MCのよしたかは、六代 桂文枝が襲名後、初めてなんばグランド花月で高座を務めた際、西川きよしが我慢できずに舞台に乱入した“事件”をピックアップ。きよしが突然、「しょくぱんまんは何枚切りでしょう」と出題し、文枝が「4枚切りですかね」と答えると、「そうなんですか!」と返して、そのまま袖にはけたという天然エピソードで沸かせます。
瀬戸は「あの瞬間の盛り上がりはすごかった。生の舞台のハプニングはおもしろい」としみじみ語りました。
「売れてるヤツは声が小さい」説に矢野が激怒!?
質疑応答では、矢野の“パイセン”というニックネームにちなみ、先輩・後輩にまつわる話題が。
矢野は自身の“パイセン”にあたる西川のりおから、「自分が何をせなあかんか、ちゃんとわかってないと。誰が見てるかわからへんから、常に元気にやっとかなあかん」と言われたことが胸に響いたと話します。
ところが、この真面目なコメントが大不評!? 兵動は、コロナ禍になんばグランド花月での無観客配信で漫才を終えた際、「次の出番だったきよし師匠が、相方に『どう? お客さん』と聞いてきた」ことを明かし、「こういうエピソードもあったのに」とイジりました。

すっちーは後輩との付き合い方に触れ、「最近は『昼めし行くヤツ!』って声をかけてもシーンとなる。『(ごちそうしてもらったのが)また海鮮丼やった』という後輩の会話を陰で聞いてしまった」と切ない出来事を告白。
千葉が「すっちーさんは後輩とお寿司に行ったとき、ネタが10貫あったとしたら、みんな同じ順番で食べたがるんです。だから(行きたくない)後輩の気持ちもわかる」と暴露すると、すっちーは「後輩に気をつかわないといけない時代になった」としょんぼり。
また矢野は、楽屋で後輩の「売れてるヤツって声が小さい」という言葉を小耳に挟んだそうで、「すごく腹が立った。オレは売れてないから声デカいんか!」と吠えて笑わせました。

最後は兵動が「なんばグランド花月は日ごろから豪華だが、今月は特に豪華。芸人は盛り上がる準備ができているので、劇場にぜひ来てください」と呼びかけ、会見を締めくくりました。
週替わりキャンペーンは11月最終週の第5弾まで、バラエティ豊かなキャンペーン企画がたっぷりと用意されています。
キャンペーンサイト:https://ngk.yoshimoto.co.jp/2025/09/38-1.html
